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8/28【NOAH】鈴木秀樹が初出場でN-1優勝戦進出 潮崎との“3年越し決着戦"制す

『N-1 VICTORY 2022』神奈川・カルッツかわさき(2022年8月28日)
Aブロック公式戦 ○鈴木秀樹vs潮崎豪×

 潮崎との3年越し“決着戦"を制した鈴木が、N-1初出場で優勝決定戦(9・3大阪)進出を決めた。

 初出場ながら4勝1敗1分(9点)のAブロック首位タイで公式戦最終日を迎えた鈴木。最終公式戦の相手は、約3年前に同じカルッツかわさきで30分ドローを展開し、決着がついていない潮崎だった。

 試合はのっけから濃密な真っ向勝負に。中盤すぎに一気に鈴木が突き抜け、ドラゴンスープレックスからの必殺ダブルアームスープレックスを完璧に決めてみせる。

 ところが潮崎も真っ向からキックアウト。ならばと鈴木は非情のエルボーを首筋にひたすらぶち込みまくったものの、屈さぬ潮崎もラリアットで真っ向から反撃。逆に豪腕を振り回しながらのハンマーパンチを乱打すると、豪腕ラリアットで仕留めにかかった。

 だが、鈴木は腕へのエルボーで迎撃すると、鋭いエルボーでアゴを射抜く。立て続けに強烈なヒザ蹴りでカチ上げ、ダブルアームスープレックスにつなげて鮮やかに3カウントを奪い去った。

 潮崎との3年越しの“決着戦"を制してN-1最終公式戦での加点に成功。試合後は来日が遅れてN-1出場を見送っていたGHCタッグ王者の相棒ティモシー・サッチャーと抱き合って再会と勝利の喜びを分かち合った。

 そして首位タイで並んでいた拳王が後の公式戦で藤田和之に敗れたため、初出場にして優勝決定戦進出が決まった。頂上決戦の相手はシングル初対決となる清宮海斗。メイン後に改めてコメントした鈴木は「最初も言ったんですけど、決勝で勝たなければ、そこまで何勝してようが、誰に勝ってようが意味がないので。リーグ戦と同じように、決勝だからそれ以上にとにかく勝ちにしがみついて戦いたいと思います」と険しい表情で一戦入魂を強調した。

 
【試合後の鈴木】
――拳王選手の結果待ちとなったが決勝進出へ向けて大きな1勝となったのでは?

▼鈴木「イングリッシュ・プリーズ」

――グレート・ウィン

▼鈴木「サンキュー。イングリッシュ・プリーズ」

――優勝決定戦に向けて拳王選手の結果待ちとなったが、価値ある1勝となったのでは?

▼鈴木「(英語による通訳を聞いてから日本語で)試合前からはみんな、お客さんも含めて決着戦だ、決着戦だって騒いでたけど、2年前? 3年前? わかんないけど、あの時に決着はついてるし、今日も決着はついてるし。そんな1回1回の試合を何回も前置きのように捉えることはないし、そういうことが通用する相手でもない。それはシングルでもタッグでも。ただ、そのうえでN-1 VICTORYという大きな、世界でもトップクラスの選手が集まってる唯一無二のリーグ戦で潮崎豪という選手に勝った。まずそれが大きい。どうなんだろう。まだ決定戦かな? どうなるかわからないけど、これ勝たないとしょうがなかったから良かったです。クエスチョン。ユー!」

――拳王選手の結果待ちだが?

▼鈴木「(英語による通訳を聞いてから日本語で)それさっき言っただろ。待ってんですよ。それからあと今日、ティモシー・サッチャー戻ってきてくれて。今N-1中だけど、まだ決勝もあるし、僕はあると思ってるし、わからないけど、僕らこのタッグベルト持ってるし。N-1のあとでしっかりタッグ選手権やって、僕らの力をもう一回見せつけてやりたいと思います。うれしいです。帰ってきてくれて。イングリッシュ・プリーズ!」

――サンキュー・ベリー・マッチ

▼鈴木「サンキュー」


【メイン後の鈴木】
――決勝進出が決まったが今の心境は?

▼鈴木「うれしい」

――相手は清宮選手となったが?

▼鈴木「彼とリングの上で戦うことはあっても特別何か因縁ってものはないですけど、やっぱりノアのトップ選手の一人であることは間違いないし。今まで一度もシングルマッチがないんですね。それがN-1 VICTORYの決勝の舞台でやれるというのは良かったですね」

――優勝まであと一つと迫ったが?

▼鈴木「最初も言ったんですけど、決勝で勝たなければ、そこまで何勝してようが、誰に勝ってようが意味がないので。リーグ戦と同じように、決勝だからそれ以上にとにかく勝ちにしがみついて戦いたいと思います」

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