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10/10【新日本】IWGPジュニア4WAY戦「石森vsデスペvsヒロムvsワト」決定的に ワトが王者・石森から歓喜の勝利も…

『超実力派宣言』両国国技館(2022年10月10日)
○マスター・ワトvs石森太二×

 急きょIWGPジュニア王者・石森にノンタイトルで挑んだワトが歓喜の勝利。タイトル挑戦をアピールしたが、試合後にエル・デスペラードと高橋ヒロムも姿を現して名乗りを上げると、石森が3人まとめての迎撃を宣言し、4WAYタイトル戦が決定的となった。

 王者・石森は当初、タイトル挑戦をアピールするKUSHIDAを査定すべくノンタイトルでの一騎打ちを予定していたが、KUSHIDAが手足口病のため欠場に。そこでワトが「新しいお相手の査定してみてはいかがですか? 必ずやお気にめすと確信しております」と名乗り。KUSHIDAに代わって石森と対戦することになった。

 ゴング直後こそワトが躍動したものの、その後は一方的な石森ペースに。ラフファイトを織り交ぜつつ、首と左腕に集中砲火。長時間捕まったワトは悲鳴を上げるしかない。ワトは左腕を押さえながらも決死のトペコンヒーロを敢行したものの、スワンダイブ式エルボースマッシュは石森が読んでYes Lockに捕獲。ワトが逃れても再び左腕攻めを再開する。

 再び悲鳴を上げたワトだったが、ゼロ戦キックを浴びせると、ベンダバル(変型ネックロック)に捕獲してようやく逆転。スワンダイブ式エルボースマッシュ、高角度ジャーマン、レシエントメンテと怒とうの大技ラッシュでたたみかけた。しかし、RPPは避けられて痛恨の自爆に。

 石森は左肩を鉄柱に激突させると、ショルダーバスターで非情の追撃。ミスティカ式Yes LockからBone Lockに持ち込んで絞めに絞めた。ワトがギブアップしないとみるや、ブラディークロスに切り換えるも、粘るワトはギリギリで回避。サイファーウタキも不時着して逃れると、一度抱え上げてから決める新技・レシエントメンテIIで石森から逆転の3カウントを奪取した。

 IWGPジュニア王者から逆転のピンフォール勝ちを奪ったワトは、ベルトを高々と掲げて石森の前に置き、タイトル挑戦をアピール。「次、俺が…」とマイクで話し始めるが、ヒロムが飛び込んでマイクを強奪する。さらにはデスペラードまでリングに現れて、マイクを奪い取ると、「まさかお前が勝つとはな。お前が勝つと誰も思わなかったよ」とワトに言い放った。倒れる石森にも「まさか負けると思わなかったよ、チャンピオン。ビックリしたよ」と舌鋒を向けると、「そもそもだ、ポンコツのKUSHIDAが来なかったら、俺がここでタイトルマッチをやっていたはずなの」とワトに対抗心を燃やした。

 石森はさっさとリングをあとにするが、デスペラードに「負けっぱなしのチャンピオン、何か言ってくださいよ」と挑発されると、きびすを返してリングイン。「なんだ、お前らやりたいのか? わかったよ! デスペ、ワト、ヒロム、このベルト懸けて4WAYでまとめてぶっ殺す」と宣言し、4選手による4WAYタイトルマッチ実現が決定的となった。

【ワトの話】「(※右ヒジを押さえながら)石森様、いかがでしたでしょうか、査定のほどは。結果はこの通りでございます。ツイッターで私のグランドマスターの内容をすごく気にされたと思うんですけども、今、自分自身もグランドマスターへの道を歩いているところです。紙にまとめることなんてできるわけがない。そんなこと、俺はしたくない。俺は一足踏み出して、その一足一足が道となり、俺は迷わず前へ進んでいきます。踏み出せば道になるのです。今、自分がグランドマスターの道を進む中で、強さの象徴、それが道の先にある場所です。俺が目指す場所です。その強さの象徴のIWGPジュニアヘビー級王座、それが俺の腰になければ、ファンの皆さんも認めてくれませんから、しっかりと4WAYの中で俺がベルトを獲ります」

【石森の話】「(※コメントスペースに現れるなり座り込んで)ああ、いったいどうなってんだよ、オイ! この両国に向けて独り相撲して、終わってみれば散々な結果で。で、何? ヒロム? ワト? デスペ? 独り相撲から一気に人数増えすぎだろう、オイ! まあいいよ。俺が3人順番に査定…っていうかよ、もう査定は懲り懲りだよ! まあいいよ。リング上で言った通り、デスペ、ワト、ヒロムと、このIWGPジュニアのベルトを懸けて、4WAYでまとめてぶっ壊す!」

【ヒロム、デスペラードの話】

▼ヒロム「まだ誰も来てねえな! 俺が一番乗りだ! ああラッキーだ、ラッキーだ! リング上で挑戦表明も何もさせてもらえない…いや言いたかった! 言いたかった! あのリングに上がった思い、今日の思いを全て言いたかった! でも、言わせてもらえなかった。でも、言わせてもらえなかったのに、俺は何も言ってないのに4WAY…ラッキーだなあ」

▼デスペラード「(※遠くのほうからヒロムのいるコメントスペースに近づきながら)うるせえぞ、オラ! リングに上がって何も喋んなかったヤツがいちいち文句言ってんじゃねえぞ!」

▼ヒロム「文句なんか言ってねえよ! ラッキーだって話をしてんの! 俺だってさ、挑戦表明も何もしてないのにさ、4WAYに出れんだもん。ラッキーとしか言いようがねえだろう! ああ、目突っついてくれてありがとうよ!」

▼デスペラード「シングルのタイトルマッチなのになんで4WAYなんだ! なんで4人もいんだよ! 1vs1だろ!」

▼ヒロム「知らねえよ! チャンピオンが言ってるんだよ! お前が大好きなチャンピオン様が4WAYって言ってんだよ! それが全てだろ?」

▼デスペラード「バカ野郎! あんなポンコツに負けるとは思ってなかったしな。挑戦表明したヤツがまさか出れないとは思わなかった! なあ?」

▼ヒロム「ああ、俺もビックリ、俺もビックリ! ワトが勝ったのは正直ビックリした!」

▼デスペラード「ビックリした!」

▼ヒロム「でもな!」

▼デスペラード「オオ!」

▼ヒロム「この新しい何かが生まれるかもしれないこの感じ、最高に楽しいじゃない」

▼デスペラード「そうかい。俺はワトはそんなに好きじゃねえからよ」

▼ヒロム「ああ? 嫌なのか、オイ! 4WAYだぞ? 俺は楽しみで仕方がねえな!」

▼デスペラード「(※呆れたような表情で)ああああ…お前は本当にうるせえな」

▼ヒロム「オオ、ごめんね、ごめんね!」

▼デスペラード「いつまでも言ってろ! (※引き上げかける)」

▼ヒロム「俺は先に帰りますから、どうぞコメントしてくださ〜い! (※と言って、デスペラードを置いて、先に控室へ引き上げる)」

▼デスペラード「(※ヒロムを見送ると)…最悪だ!」

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