11/28【DDT】「青木真也vs橋本千紘」が12・29TDCで実現 青木が巌流島ルール希望、橋本はオブライト葬予告
12・29TOKYO DOME CITY HALL大会のカード発表会見が28日、東京・千代田区の神田明神内で行われ、「青木真也vs橋本千紘」が決定。青木が巌流島ルールを希望し、橋本は「最後は必殺技のオブライトで仕留めたい」と予告した。
異色の男女対決がDDT2022年最後のビッグマッチで実現する。総合格闘技で一時代を築いた青木と、センダイガールズワールドシングル王者・橋本の一騎打ちだ。「元から魅力的な選手だと思っていたけど、プロレス、格闘技を通じて一番練習してるんじゃないかと思ってて。練習あってこその試合。その意味で一番強いんだろうなって。昨年末(12月30日)、GLEATでUWFルールで試合してて、強さを表現できる選手がいるんだなと思って。戦ってみたいな」という青木の希望が叶った形となる。
「待望の試合というか、試合が組まれて、今の格闘技、プロレス界で強さを見せられる試合になると思います」と言い切った青木。今月19日のONEシンガポール大会における試合でダメージを負ったものの、「3日間くらい頭痛で、年内は試合しないって思ってたんですけど。メディカルの検査も問題ないということで。あと1ヵ月しっかり練習して作り込んで、本当にいいものを見せられるように。試合時間フルに動き回りたい」と体調面の不安を一掃した。
橋本はかつてDDTに参戦。2019年3月に里村明衣子、DASH・チサコとのトリオでKO-D6人タッグ王座を戴冠し、同年の『D王 GRAND PRIX』では男子選手を相手に奮戦。2020年1月には飯野雄貴(現・飯野“セクシー"雄貴)とのコンビでKO-Dタッグ王座に挑み、王者組の上野勇希&吉村直巳をあと一歩のところまで追い込んだ。
約2年ぶりのDDT参戦で青木と対決することになった橋本は「青木選手が対戦したいという記事を夏頃に見かけて、私は断る理由はないと思っていて。女子、男子、関係なく強い人間と戦うことで私自身も強くなれると思ってます」と武者震い。「青木選手は世界で活躍されて、格闘技の印象が強いんですけど、プロレスの試合を見たときにすごいなって感じて。プロレスにのまれてないというか、ブレない青木真也がすごいなって思って。信念があってリスペクトしてます」と敬意を表しつつ、「DDTのリングが私の強さに拍車を掛けてくれているんで。この戦いも強さをしっかり見せたい」と力を込めた。
ルール問題が浮上すると、青木が思いがけない提案を口にした。「UWFルールでも、プロレスルールでも」との構えをみせた橋本に対し、青木は「ロープ外すと手間だと思うんですけど、できたらロープ外して巌流島ルールでやりたい。3回転落したら負け」と希望した。
巌流島ルールはノーロープの闘技場を使用し、立ち技、投げ技、寝技(時間制限あり)のほか、青木の言う3回の場外転落で負けという独自の決着法を採用している。橋本が「やったことないんで…」と言葉に詰まると、青木は「谷川貞治さんに貸しがあるんで。2012年6月に山本KID(徳郁)が復帰したときの解説をやったんですけど、あいつ、○払ってないんです。その後、“巌流島に出てくれ"と言ってきて、“今度は〇払います"って言って、また逃げた。10年越しですよ」と暴走気味に暴露した。
ルール問題の結論が出ない中、橋本は「もともとレスリングやってますし、思いっきりレスリングを見せて、最後は必殺技のオブライトで仕留めたいと思います」と予告。対する青木は「ギブアップ取りたい。レフェリーに止められるとかじゃなくて。橋本選手のオブライトに関しては、持ち上げられて投げられたらその時点で終わりなんで、もっていかせないというか、厳しい試合をしたいと思います」と自分の土俵に持ち込む構えをみせたが、「でも最後は押し出しですよ。3回で」となぜか巌流島ルールにこだわっていた。
☆12/29(木)東京・TOKYO DOME CITY HALL『NEVER MIND 2022』15:30開場、17:00開始
▼シングルマッチ
正田壮史
vs
高木三四郎
▼スペシャルシングルマッチ
橋本千紘
vs
青木真也
