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1/11【DDT】上野が3WAY戦突破後の青写真披露、土井は佐々木との決着視野に UNIVERSAL王座戦調印式

 1・13新宿大会でのDDT UNIVERSAL選手権試合3WAYマッチへ向けた調印式が11日、東京・渋谷のAbemaTowersで行われ、DDTのシングル王座初挑戦となる土井成樹が佐々木大輔との決着を見据えれば、王者・上野勇希は3・21後楽園大会に参戦するサムライ・デル・ソル迎撃と3・30&31アメリカ大会での防衛戦実現の青写真を描いた。

 1・3後楽園大会で土井と佐々木によるUNIVERSAL王座次期挑戦者決定戦が行われたが、結果は30分時間切れドロー。このため両者が挑戦する3WAYタイトル戦が1・13新宿大会で組まれた。試合形式は王者・上野の希望により、勝ち抜け戦ではなく最後の一人になるまで戦うサバイバル形式が採用された。

 土井は大鷲透&平田一喜とのトリオでKO-D6人タッグ王座を戴冠しているが、DDTにおけるシングル王座はこれが初挑戦となる。調印書にサインを済ませた土井は「DDTに参戦して2ヶ月、ようやくシングルで結果を出すときがきた」と気合十分。「おい、佐々木大輔! まずはお前や。この前の挑戦者決定戦、何30分もやってんねん。空気読まんかい。あそこ普通、俺やろ。まあ選手権試合は60分、この前の続きやろうぜ」と佐々木との決着を見据えた。

 王者・上野を土井は「DDTの現在、未来だと思ってるから」と評価した。「そこは俺が食ったるから。サバイバル3WAYって難しい名前ついてるけど、俺が二人ピンフォール、ギブアップ獲ったらええんやろ? 俺はずっとサバイバルしてきたから、勝ち残りっちゅう話や。難しくもなんともない」と自信満々で、「お前(佐々木)と決着つけて、俺がチャンピオンの上野から獲ったら一番おいしいと思うから」とベルト獲りを宣言してみせた。

 もう一人の挑戦者・佐々木はこの日も缶ビールをあおりながら登壇した。「この3WAY、明らかに一人いらない人間がいる。上野、てめぇだ」と王者に向かって言い放ち、「(昨年12・29TDCホールで)樋口(和貞)に負けたときに、このUNIVERSALのベルトは価値がなくなった。このベルトは地の底まで価値が落ちてんだ」と酷評。「そのベルトを俺と土井でKO-Dより上の価値にしてやる」と宣言したうえで、「今すぐ返上して、お前は3WAYから抜けろ。俺と土井のシングルマッチだ」と上野に理不尽要求を突きつけた。

 UNIVERSAL王座初挑戦となる土井は「正直まったく知らん。今、上野がチャンピオンということしか知らん」と発言。それでもベルト獲りに色気をみせるのは「上野が持ってるからほしいかな」というのが理由。「佐々木は価値がないと言ってるけど、佐々木が持ってても別に興味ないから」と対照的に上野を認めつつ佐々木を挑発した。

 二人の発言を聞いた上野は冷静そのもので「ものすごい選手で触れたことのない土井さん、どんな場所でも自分を押し付けてくる佐々木さんと、やったことがないサバイバル3WAYというルールでやれるのは一石三鳥。この2023年、楽しくなりそう」と武者震い。佐々木から「チャンピオンがベルトを持ってるときに誰かに負けるというのは、これはもう最低のことであり、恥ずべき行為である」としつこくこき下ろされても、「僕はD王GP優勝して、TDCのメインイベントで無差別級に挑戦したということで、もちろんUNIVERSALの王者として戦ったんですけど、あの日かけていたのは無差別級というところで。今回負けなければ、これからもずっとUNIVERSALチャンピオンでいれます」と反論した。

 上野には3WAY戦突破後のプランも出来上がっている。「3月21日(後楽園)、サムライ・デル・ソル(旧名カリスト)が参戦してくれて、僕のUNIVERSALに挑戦したいと言ってくれてますから、その防衛戦もしなきゃいけない」というのがその一つ。その先には3・30&31ロサンゼルス大会2連戦も控え、「そこで僕がUNIVERSALのタイトルマッチをすることが夢。夢のためにも頑張りたい」と意気込んでいた。

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