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5/14【新日本】「やるじゃないか」 ワトに苦戦もデスペが2勝目

『BEST OF THE SUPER Jr.30』名古屋国際会議場(2023年5月14日)
Bブロック公式戦 ○エル・デスペラードvsマスター・ワト×

 デスペラードが苦戦の末にワトを破って2勝目をもぎ取った。

 スーパージュニア初優勝が悲願のデスペラードだが、初戦で金丸の足攻めに屈した。前夜の長野大会ではBUSHIを破ったものの足への集中砲火に大苦戦を強いられた。

 3戦目となったこの日は同じく1勝1敗のワトと対決。この日も低空ドロップキックで足を狙い撃ちされて動きが止まり、ワトの各種打撃技を食らってしまう。首攻めの前に防戦一方に追い込まれ、バックドロップで反撃に移り、マフラーホールドで絞め上げても、ノータッチトペコンヒーロ、スワンダイブ式エルボースマッシュの猛反撃で止められた。

 その後もワトは猛攻。ヨシタニックで叩きつけ、ベンダバールで絞め上げた。TTDで突き刺さってピンチを迎えたデスペラードだったが、RPPを自爆させると、スピアーで反撃ののろし。ギターラ・デ・アンヘルで叩きつけ、顔面蹴りを食らってもロコ・モノで徹底抗戦。すかさずピンチェ・ロコを爆発させて3カウントを奪った。

 デスペラードが連夜の苦闘の末に2勝目をつかんだ。「やるじゃないか。いい雰囲気になったな、お前。主人公感あるじゃないか」とワトを称えたデスペラードは「今日のところは俺様の勝ちだ。ざまみろ」と勝ち誇った。次戦は5・16秋田大会。IWGPジュニアタッグ王者・ナイトと対決する。


【デスペラードの話】「(クソ、クソとつぶやきながら座り込み、首を押さえる)痛ぇ……。あぁ、やるじゃないか。いい雰囲気になったな、お前。主人公感あるじゃないか。でも、まだまだ。俺は主人公にはなれなかった。でも今、新日本ジュニアのリング上には、そういう主人公という雰囲気を持った選手がいっぱいいるぞ。どう闘う? お前は。(再び首を押さえ)あぁ……今日は、今日のところは俺様の勝ちだ。ざまみろ」

【ワトの話】「クソ……。俺が必ず頑張れば、努力すれば、『夢は叶うんだ』ってことを証明してみせる。だからこそ、今日のこの負けはすごく自分の中では痛い。ただ俺も『デスペラード、あんたを黙らす』、そう言ったかもしれない。けど、俺はもう違うんだ。あんたを黙らせるんじゃない。あんたを認めさせて、何も言わせなくする。そういう試合をしていくつもりだ。負けたからって怯まない。俺はもっと上を目指していきます」

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