5/26【新日本】大阪城へ王者SANADA快勝 辻に「二度悔しい思いさせてやる」

『BEST OF THE SUPER Jr.30』東京・国立代々木競技場第二体育館(2023年5月26日)
○SANADA&タイチ&金丸義信&DOUKIvs内藤哲也&鷹木信悟&高橋ヒロム&BUSHI×

　IWGP世界ヘビー級王者・SANADAがBUSHIに快勝。6・4大阪城ホール大会で挑戦を受ける辻陽太を「二度悔しい思いをさせてやる」と挑発した。

　SANADAは5・3博多大会で高橋ヒロムを破り、IWGP世界ヘビー級王座初防衛に成功した。試合後、メキシコ遠征から電撃帰国した辻がSANADAを襲撃し、スピアーでKO。L・I・J入りを匂わせつつ、タイトル挑戦を表明し、大阪城ホール大会でのIWGP世界ヘビー級戦が決まった。

　この日、SANADAは博多大会以来、約1ヵ月ぶりに試合出場。あの日から鳴りを潜めている辻の状況が気になる中、8人タッグマッチでL・I・Jと対戦した。

　L・I・Jの奇襲で幕開け。DOUKIが捕まり、Just 5 Guysにとっては苦しい立ち上がりに。それでもKOPW王者のタイチが真っ向勝負で奮戦。スーパージュニアで実力を見せつけた金丸も内藤のヒザを攻めて存在感を発揮した。

　満を持してSANADAが登場すると、J5Gは連係攻撃でBUSHIに集中砲火。SANADAはドラゴンスリーパーに固めたままぶん回す。BUSHIも丸め込みで抵抗したものの、SANADAはオコーナーブリッジをフェイントしてドラゴンスリーパーに再捕獲。そこからSkull Endに移行してギブアップを奪った。

　IWGP世界ヘビー級王者・SANADAがBUSHIに貫禄勝ち。辻戦に向けて弾みをつけた。試合後、SANADAは「ロス・インゴに入るか入らないかって匂わせてたんで、今日準備してたんですよ。乱入されてもいいように。ただ、噂によるとCMLLでタイトルマッチやって負けたらしいですね」と自ら辻について言及した。

　SANADAが指摘した通り、辻は5月14日(現地時間)のCMLLアレナ・メヒコ大会でCMLL世界ヘビー級王者グラン・ゲレーロに挑戦したものの敗北を喫したばかり。SANADAは「そんなヤツがこのベルト、獲れるわけないと思うんですよね。二度悔しい思いさせてやろうかなと思ってます」と返り討ちを予告した。

【試合後のSANADA&タイチ】

▼タイチ「(他のメンバーがコメントスペースに来ないのを見て)一人だよ…。ついに1 Guyだ、ついに。もしかしたら2〜3年後、本当に1 Guyになってるかもしれない(笑) 誰も来なねえな? どうした? まぁ、いいけど。喋ることねえならいいけど。別に俺だって、これといって喋ることねえけど、スーパージュニア中、ゆっくり休ませてもらったよ。いろいろね、毎日毎日食っちゃ寝、食っちゃ寝、ストレス発散させてもらったよ。その代わり、(自分の腹の肉をつまんで)ちょっと太ったかな? まぁでもいつだって気持ちは万全だ。いつだっていいんだぞ。やるんだったら。(ここでようやくやって来たSANADAに向かって)誰も来ない。2 Guysになった。1 Guyだったのに」

▼SANADA「あっ、恐れ入ります」

▼タイチ「久しぶりだな、SANAやん」

▼SANADA「久しぶり」

▼タイチ「実はそうでもないか? 二人で公園でサシ飲みして、一気飲みして気絶してるかもしれない」

▼SANADA「俺は今日は辻が来るかなとは思ったんですけど」

▼タイチ「あっ、そうだ。それはもったいぶってんの、なんなの、辻くん? どうしたの?」

▼SANADA「ロスインゴに入るか入らないかって匂わせてたんで、今日準備はしてたんですよ。乱入されてもいいように。ただ、噂によるとCMLLでタイトルマッチやって負けたらしいですね」

▼タイチ「らしいね」

▼SANADA「そんなヤツが(抱えていたIWGP世界ヘビーのベルトを見せながら)このベルト、獲れるわけないと思うんですよね。二度悔しい思いさせてやろうかなと思ってます」

▼タイチ「どうもね、SANAやんに挑戦するヤツは2回タイトルマッチしたがるね。どっちもしようみたいな傾向があるかもしれないけど、まぁ2人ともどっちとも獲れずで終わるだろう。別にCMLLをバカにしてるわけじゃないんだよ。CMLLのベルトも獲れなかったんだったら、もっと無理だよ。やめたほうがいいんじゃないの? SANAやんは優しいからやるって言ってるけど、まぁ恥かくのは自分だから別にいいと思うけど。別に(手に持っているKOPWのベルトを見せながら)こっちに変えてもいいぞ。俺、暇だから。別にこのまま相手が出ないんだったら、それでもいいし。ずっと持ってるし。まぁビビってんだろう、みんな。相手がいないんだったら、今場所の大相撲の優勝者とやってもいいよ、次。それぐらいの気持ちだよ。(KOPWのベルトをパンパンと叩くと)もう相手がいねえんだよ。やっちまったな」

▼SANADA「(相変わらず他のメンバーが来ないので)誰も来ない」

▼タイチ「2 Guys」

▼SANADA「2 Guys」

▼タイチ「スーパージュニアで疲れたか? 俺らだけだから、体力あるの」

▼SANADA「(マスコミに向かって)もう喋りたいこと喋ったんで、帰ってもらっていいですか?」

▼タイチ「帰れ! (と言って、SANADAと一緒に引き上げる)」

※金丸、DOUKIはノーコメント


【BUSHIの話】「クソッ! アァ……今日、この準決勝に残りたかった。明後日の大田区、決勝にも残れなかった。スーパージュニア、俺の公式戦は終わったよ。でも、俺自身、諦めるつもりはまだまだないぞ」

【鷹木の話】「オイ! Just 5 Guys! いつまでも調子に乗ってんじゃねえぞ、この野郎! オイ、このままじゃ終われねえからな。とにかく今シリーズはBEST OF THE SUPER Jr.だ! ゲスト解説にも来たが、配信でも見て、もの凄くいい刺激もらってるよ。もの凄くいい刺激もらってるね。いよいよ今夜だな。今夜、ティタンがメインだ。オイ、SANADAが抜けてからのほうがよ、L・I・J、結束力が高まってんだよ。まずは今日のメインだ。ティタン、しっかりサポートしていくから」

【ヒロムの話】「アァァ……悔しいぜ、オイ。出たかった。悔しいよ。もちろんティタンに優勝してもらいたい。この決勝トーナメント勝ち残って、優勝してもらいたい。でも、本音を言うと悔しいんだよ! 悔しい! 悔しくてたまんない! このトーナメントに残れなかった。それだけでも悔しくてたまんない! アァつらい! つらいけど……耐えなきゃな。この間、切り替えたつもりだったんだけど、やっぱりどうしても悔しいよ。4連覇しようが、5連覇しようが、何連覇しようが、スーパージュニアは毎年毎年、優勝できなかったら悔しいに決まってる! でも、切り替える! 分かってる! ティタン、優勝してくれよ。全面バックアップするから。ティタン、頑張れ! 頑張れーッ!」

【内藤の話】「先シリーズ最終戦5月3日、福岡国際センター大会後、試合のなかった俺。この期間、広島東洋カープの試合を9試合観戦しましたよ。俺の職業って、カープの試合を観戦することだっけかなって思ってしまうぐらい、プロ野球漬けの日々でしたよ。でもこうして、久々に新日本プロレスのリングに立って、やっぱ俺のいるべき場所はこのリング上だなって思いましたよ。次戦は明後日の大田区総合体育館。まだ、対戦カードは決まってないけど、もちろんコスチュームを持って大田区総合体育館に向かいますよ。その日のメインイベント、BEST OF THE SUPER Jr.優勝決定戦、ティタンが立っていることを願ってますよ。いや、きっとこの後、彼は勝って優勝決定戦に進むでしょう。それぐらいの覚悟を持って、このロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンに入ってきたわけだからね。さあティタン、覚悟を見してくれよ!」