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6/20【NOAH】リッジウェイがダガとの“知られざる絆"告白、王者コンビも“絆パワー"強調 GHCジュニアタッグ戦調印式

 6・22後楽園大会のGHCジュニアヘビー級タッグ選手権試合「(王者)YO-HEY&タダスケvsクリス・リッジウェイ&ダガ(挑戦者)」に向けた調印式が20日、都内ホテルで開かれた。

 “STINGER"のリッジウェイとダガは前哨戦で王者コンビを圧倒。リッジウェイはタダスケ、ダガはYO-HEYにそれぞれシングルマッチで圧勝して“個の差"を見せつけたが、この日の調印式ではチームとしての知られざる“絆"を明かした。

 リッジウェイとダガは2017年にイギリスで初対面。日本マットに興味のあったリッジウェイが、すでにDRAGONGATEで活躍していたダガに日本マット参戦への道筋を相談していたという。この事実を明かしたリッジウェイは、「ダガがNOAHに来ることになった。真っ先に自分は小川(良成)さんと話して『ダガは絶対にSTINGERに入れた方がいいよ』と話した」と明かした。

 NOAH参戦を果たしたダガは、DRAGONGATE時代から親交の深かったEitaをあっさり裏切ってSTINGER入り。ダガも「イギリスで話した時から、俺たちには絆が芽生えていた」と明かしたうえで「今、俺が闘っているのはDRAGOGNATEではなくNOAHだ。ここで生き残っていくためにベルトを絶対手に入れる。自分たちが最強の、最高のタッグチームであることを絶対に証明してみせるし、STINGERこそがジュニアだとかヘビーだとか関係なく、ノアで最強のチームなんだ」と強調した。

 迎え撃つ王者コンビも“絆パワー"を強調してきた。米国FUNAKI道場の同門であり、NOAHマットでもRATEL'S、GLGを通じてタッグを組んできた。

 タダスケは「強いのは分かってるんで、なんとしてもメチャクチャ強いタッグチームからこのベルト守りたいと思います。まだまだYO-HEYと思い出作りたいんで」と相棒への思い入れを口に。YO-HEYも「レスラーの中で一番付き合いの長いレスラーの一人でもありますし。プロレス以外にもいろんな思い出がある。もっともっと思い出を作っていきたい。そんな思いがメチャクチャ強いんで、必ず守りたいです」と誓った。

 前哨戦ではダガがYO-HEYの左腕を徹底的に痛めつけ、“病院送り"すら予告。それでもYO-HEYは「お互いが信じ合えば、この強敵相手にも必ずどこかに勝機っていうのが見えると信じてます」と言葉に力を込め、タダスケも「ボスのジェイクさんが言っているように、我々GLGは勝ち続けなければいけない。この崖っぷちの状況でグッドルッキングな戦いはできないかもしれないけど、ここで落とすと俺たちの未来はないから、どんなことをしても守り抜きます」と話した。挑戦者圧倒で迎える王座戦だが、果たして“絆"で上回るのはGLGか、それともSTINGERか――。


【会見の模様】
▼ダガ「なぜこの場にいるかというと、自分たちこそがベストタッグチームであることを証明するため。今日ここにベルトがあって良かった。このベルトは木曜日には俺たちの物になるからね」

▼リッジウェイ「まず、ちょっとストーリーを、二人の話をさせてもらいたい。自分が初めて日本に、NOAHに来る前、2017年のことだったが、そこでダガに会った。週末の試合の時だった。当時、彼がDRAGONGATEで試合をしていることを知っていたから、日本がどんな感じかダガに聞いたんだ。ナンドスという有名なレストランだった。日本ではどうしたらいいのか、彼の経験値からいろいろと教えてもらった。それから4年以上の歳月が経ちましたけど、ダガがNOAHに来ることになった。真っ先に自分は小川さんと話して『ダガは絶対にSTINGERに入れた方がいいよ』という話をしたんだ。そして今、こうして二人でチームを組んでいる。大きな動きがあったのが両国大会。そこから自分たちのマスタープランというものが動き出した。今ベルトを持ってるのはGLGの二人だが、あと3日。せいぜいこの3日間、ベルトを持っている気分を十分に楽しんでおけ」

▼タダスケ「正直、前哨戦はいいところなく完璧にやられました。挑戦者組の実力を知ったと。YO-HEYも大阪でダガに腕をやられて分が悪いのは分かってます。ただ、ボスのジェイクさんが言っているように、我々GLGは勝ち続けなければいけない。この崖っぷちの状況でグッドルッキングな戦いはできないかもしれないけど、ここで落とすと俺たちの未来はないから、どんなことをしても守り抜きます。試合後、手を挙げるのはグッドルッキングな俺たちです」

▼YO-HEY「今、タダスケが言ったとおり、この前哨戦はこの二人に完璧なほどにやられました。特に自分は先日の大阪でダガに腕の破壊寸前に追い込まれました。かなりの強敵です。でも今までこのベルトをかけてたくさんの強敵を俺とタダスケで守ってきました。お互いが信じ合えば、この強敵相手にも必ずどこかに勝機っていうのが見えると信じてます。その勝機を信じて、今回も必ずこのベルトを守りきってみせます」

――リッジウェイ選手からストーリーが明かされたが、このチームに対する思い入れはどんなものがある?

▼ダガ「初めて会ったイギリス、これはだいぶ前。自分もイギリスに行ったのは初めてで、そこでクリスに初めて会って、凄く歓迎してくれた。その時から二人の間には何かつながり、絆っていうものが芽生えていた。だから俺らがEitaに何をしたかは皆さんご存じの通り。自分は今、DRAGONGATEでやっているわけではない。今、自分が戦う場所はNOAHだ。ここで生き残っていくためのとっかかりとして、このベルトを絶対に手に入れたい。これまでも自分の国、メキシコ、アメリカでベルトを獲ってきたし、今度はここ日本でベルトを獲りたいし、獲るつもりだ。そして自分たちが最強の、最高のタッグチームであることを絶対に証明してみせますし、STINGERこそがジュニアだとかヘビーだとか関係なく、とにかくノアで最強のチームである。それを今回の戦いで証明したいと思っています」

――ダガ選手からジュニアもヘビーも関係なく最強のチームという主張があったが、リッジウェイ選手はどう思っている?

▼リッジウェイ「ダガに関してはすごく過小評価されている選手。ただ、これまで近いところから見ている中で彼は本当に素晴らしい選手だと思いますし、僕自身は最高のテクニカルレスラーとして一番優れている選手だと自負してる。この二人がタッグを組むということは、チャンピオンが誰であっても絶対にベルトを獲れる自信があります。現在チャンピオンのYO-HEY、タダスケ。二人とも何度も試合をしてきた。試合には必ず勝ち負けがあるけど、たいがいの試合で自分が勝ってる。だからこの試合どうなるか、しかもダガとのチームでどうなるか、考えれば分かるよね?」

――前哨戦で腕を攻められて完敗となり、ダガ選手から病院送りを予告されているが?

▼YO-HEY「ちょっと話変わるというか、さっき二人が言ったみたいに、二人には二人の野望がある、目標があると。それは自分たちGLG二人にも全く同じことが言えるわけであって、そこは絶対に譲れないと。確かにダガ、クリスも大阪の試合で見てもらってわかるとおり、メチャクチャ強いです。個人的には自分たちよりかなり上の実力をもっていると思ってます。でも試合後であったりだとか、試合中もそうですね。レフェリーのスキを突いては悪いことをしたりとか、そういったチームがこのGHCジュニアタッグのベルトを巻くっていうのは良くないと思ってるんで。俺たちGLGが巻いた方がいいと思ってるんで。巻いていた方がいいとも思ってるんで。必ず、必ず俺とタダスケで守り抜きます」

――二人にも10年の歴史があると思うが、この二人でベルトを巻いた今の気持ちは?

▼タダスケ「YO-HEYと知り合ってホントに一番長いというか、自分がデビューして1年ぐらいして、彼がまだレスラーになる前からの付き合いで。紆余曲折あって、テキサスのフナキ道場というところでYO-HEYの紹介で自分もトレーニングしに行った。で、ずっと大阪で一緒に遊んで、一緒に飲みに行って、試合終わった後にも一緒に飲みに行って。ずっと長いこと。で、また紆余曲折あって、このプロレスリング・ノアに上がって二人してタッグのベルトを獲るというのは感傷深いですかね。だから手放したくないですね、これを。強いのは分かってるんで、なんとしてもメチャクチャ強いタッグチームからこのベルト守りたいと思います。まだまだ思い出作りたいんで。YO-HEYと」

▼YO-HEY「ホントに今、タダスケが言ってくれたとおり、レスラーの中で一番付き合いの長いレスラーの一人でもありますし。たくさんの、プロレス以外にもいろんな思い出があります。だから、先ほどタダスケが言ってくれたとおり、思い出深いこの二人でもっともっとベルトを守っていきたい、もっともっと思い出を作っていきたい。そんな思いがメチャクチャ強いんで、必ず守りたいです」

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