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6/22【NOAH】大熱戦もタダスケ&YO-HEY陥落…“STINGER"リッジウェイ&ダガがGHCジュニアタッグ王座戴冠

『STAR NAVIGATION 2023』後楽園ホール(2023年6月22日)
GHCジュニアヘビー級タッグ選手権試合 ○ダガ&クリス・リッジウェイvsタダスケ&YO-HEY×

 リッジウェイ&ダガの“STINGER"コンビが、大熱戦の末に“GLG"YO-HEY&タダスケ組を破ってGHCジュニアタッグ王座奪取に成功した。

 “新生STINGER"としてNOAHマットで合体を果たしたリッジウェイとダガは、確かな実力に手段を選ばぬ非情さも加えて躍進。前哨戦ではリッジウェイがタダスケに、ダガがYO-HEYにそれぞれシングルマッチで圧勝し、特にダガはYO-HEYの左腕を“破壊"して病院送りすら予告していた。

 タイトルマッチでも徹底してYO-HEYの左腕に集中砲火。それでも決定打を許さずにタダスケが巻き返し、王者コンビも防衛の原動力となってきた10年来の“絆パワー"で応戦した。

 中盤すぎにはリッジウェイがYO-HEYの腕のテーピングを剥がして非情の猛攻に出たものの、YO-HEYも必死のウラカンラナなどで切り返す。場内はことあるごとにYO-HEYコールが響いたが、頼みのカウンター・ドロップキックが当たっても痛みでカバーにいけない。

 ダガの反撃を許したYO-HEYだったが、ダガ必殺のディアブロウイングス(ダブルアーム式のコードブレーカー)をキックアウトして場内も沸騰。ならばとオモプラッタの要領でYO-HEYの腕を下から巻き込むと、変型羽根折り固めに持ち込んでエゲつなく絞め上げた。

 タダスケの必死のカットが間に合って再び場内は興奮状態。応えたいYO-HEYも顔面Gでのしかかり、続けざまにダイブ式顔面Gでの逆転勝利を狙ったが、無情にもダガ剣山式ストマックバスターでこれを空中迎撃だ。リッジウェイがアンクルホールドでタダスケのカットを阻んで“絆パワー"を寸断するなか、続けざまに再び変型羽根折り固めでYO-HEYを絞め上げたダガが、ギブアップの意思を絞り取った。

 大熱戦の末にリッジウェイ&ダガ組がGHCジュニアタッグ王座戴冠。かつてリッジウェイが英国で出会ったダガに「日本マット参戦」を相談してから5年。知られざる絆を持つ二人が、NOAHマットでともにベルトを巻いた。

 ダガはGHCタイトル初戴冠。試合後は感慨深げにベルトを巻き、ポーズを変えながら次々に一枚の写真におさまった二人。「今の試合を見たら、みんな恐れをなして、挑戦表明なんかできないだろう。今や俺たちこそ世界一のタッグチームだ」(リッジウェイ) すでに“ヘビー&ジュニアを超えた存在"となることを宣言しており、これから有言実行へと踏み出す。


【試合後のリッジウェイ&ダガ】

▼ダガ「俺たちが最高のベストタッグチームだと言っただろ? その言葉通り、今日はこうして証明してみせた。NOAHがライオンにエサを与えてしまったんだ。さあ次。誰なんだ、挑戦者は?」

▼リッジウェイ「誰も上がって来なかったよな? 俺たちの今の試合を見たら、みんな恐れをなして、挑戦表明なんかできないだろう。今や俺たちこそ世界一のタッグチームだ。最初はNOAHの中で最高のベストタッグチームだと言ったが、今は俺たちが世界最高のベストタッグチームだ」

▼ダガ「これから祝杯を挙げよう」

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