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7/29【NOAH】潮崎が「聖地」新潟締めでN-1初制覇へ弾み 拳王と猛火花再び

『SUNNY VOYAGE 2023』新潟・アオーレ長岡(2023年7月29日)
○潮崎豪&HAYATA&Eitavs拳王&AMAKUSA&宮脇純太×

 潮崎が自身も「聖地」と認める新潟の地でメイン締めに成功。『N-1 VICTORY』(8・6横浜武道館で開幕)初制覇へさらに加速した。

 開幕が迫ってきたN-1に向けて長岡大会メインに登場。HAYATA&Eitaとの異色トリオで、拳王&AMAKUSA&宮脇組と6人タッグマッチで対決し、やはり今宵も拳王と公式戦さながらに真っ向からの壮絶な打撃戦を繰り広げて場内を熱く染め上げた。

 試合ではEitaも存在感。潮崎を馴れ馴れしく「ゴウ!」と呼び、拳王にもたびたび突っかかって強烈な蹴りでことごとく返り討ちにされる姿に場内も沸いた。

 終盤にはGHCジュニアタッグ王座次期挑戦者決定トーナメント出場を控えるAMAKUSA&宮脇組も躍動。特にAMAKUSAから「もっと熱き思いをみせてくだされ」とゲキを飛ばされていた宮脇が、泥臭い丸め込み連発で潮崎からの3カウントを狙い、AMAKUSAのドロップキック→宮脇の回転十字固めの連係も飛び出した。

 だが、潮崎も3カウントは許さず。逆に強烈なカウンター逆水平でバチーン!と宮脇を止めると、滞空時間の長いフィッシャーマンバスターで垂直に突き刺す。宮脇も肩を上げて場内もどよめいたが、最後は潮崎がショートレンジの豪腕ラリアットを叩き込んで完璧な3カウントを奪ってみせた。

 7・15後楽園大会の“N-1スペシャルタッグマッチ"で破っている拳王と再びにらみ合ってからマイクを握った潮崎は、「8月からN-1 VICTORY 2023始まりますけど、ヘビーだけじゃなく、今ジュニアヘビー級もすごく面白い。プロレスリング・ノアをよろしくお願いします!」と呼びかけたうえで、「I AM NOAH! WE ARE NOAH!」を唱和して締めくくった。

 潮崎にとっての新潟は、かつて清宮海斗との“ゴーカイ"タッグでGHCタッグ王座戴冠を成し遂げるなどゲンの良い土地。「新潟、特別力を入れている、なんだろう。聖地? 俺にとっては良い場所ですし、今回、N-1 VICTORY 2023、公式戦が新潟では無いという部分があるんでね。その分も」と話した。

 前身のグローバル・リーグ戦も含めてN-1優勝経験がない。「Bブロック、楽しみな選手ばかり。N-1 VICTORY 2023、N-1という名前にふさわしい戦いを見せつけてやりますよ」と“聖地"でもらった追い風を背に、今年こその初制覇を改めて見据えた。

【試合後の潮崎】
▼潮崎「長岡、久しぶり。やっぱりこれだけ声援があるということは嬉しいですね。力になりました。ありがとうございます」

――新潟では無類の強さを発揮しているように思えるが?

▼潮崎「そうなの?」

――N-1の前に長岡があって追い風になった?

▼潮崎「そうですね。新潟、特別力を入れている、なんだろう。聖地? 俺にとってはいい場所ですし、今回、N-1 VICTORY 2023、公式戦が新潟ではないという部分があるんでね。その分も。新潟だけじゃなくて、各地でもN-1で行けないところもあるけども、近くに来たときは本当に少し足を延ばしてもらって、こうやってプロレスリング・ノアの会場の空気、試合の空気、戦いの空気を肌、視覚、聴覚、すべての感覚をフルに使ってもらって感じていただければと思います」

――今日も激しくやり合った拳王選手は「決勝に上がってこい」と言っていたが?

▼潮崎「あれ、誰にでも言ってない? こないだ拳王からタッグで獲ったのもあるけど、シングルマッチはまた別の、気持ちを盛り上げて、気持ちを入れ替えて臨まないと勝てない戦いが続くんで。Bブロック、楽しみな選手ばかり。N-1 VICTORY 2023、N-1という名前にふさわしい戦いを見せつけてやりますよ」


【Eitaの話】「(その場に座り込みながら)拳王、いい蹴りしてんじゃん。おい、でもな、俺には全然効いてねえぞ。なんでかわかるか? おい。俺がNOAHジュニアの顔だからだ(と這いながら控室へ)」

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