【全日本】弟テリー・ファンクさんの訃報に接し ドリーPWF会長「もう一度ファンクスとして来日したかった」 2023/8/25

 テリー・ファンクさんの訃報に接し、兄ドリー・ファンク・ジュニアPWF会長が全日本を通じてコメントを発表。「もう一度、ファンクスとして来日したかった」と胸の内を明かした。

 テリーさんが現地時間8月23日、79歳で亡くなった。代理人の大隅良雄氏によると、ドリーは弟・テリーさんの逝去を受けて憔悴しきっているという。

 ドリーとテリーさんのザ・ファンクスは日本で絶大な人気を博した。1971年12月に“BI砲"ジャイアント馬場&アントニオ猪木を破ってインターナショナル・タッグ王座を奪取し、全日本が77年に開催した世界オープンタッグ選手権に優勝。その最終戦となったザ・シーク&アブドーラ・ザ・ブッチャー戦でテリーさんがブッチャーのフォーク攻撃を耐えて反撃した場面は日本プロレス史に残る名シーンとして語り草となっている。

 ドリーは現在、フロリダ州在住。アリゾナ州の介護福祉施設に入っていたテリーさんとは2、3週間に一度電話で会話していたというものの、6、7年も対面する機会に恵まれないまま永遠の別れとなってしまった。

 テリーさんは2019年2月19日、両国国技館で開催された『ジャイアント馬場没20年追善興行』に来日予定だったが、体調不良により叶わず。ファンクスとしての来日は2013年10月27日の全日本・両国大会(渕正信&西村修と時間切れ引き分け)が最後となった。ドリーは「もう一度、ファンクスとして来日したかったです」と無念そうに胸の内を明かし、「forever、ザ・ファンクスは永遠です。テリーは皆様の心の中で生き続けます。テリーは永遠です」とテリーさんの名セリフとともに哀悼の意を表した。


【ドリー・ファンク・ジュニアPWF会長のコメント】「弟、テリーがこの世を去りました。言葉になりません。長年、テリーと私のザ・ファンクスを応援してくださった、たくさんの日本のプロレスファンの皆様、ありがとうございました。心より感謝申し上げます。テリーに代わり深く御礼を申し上げます。もう一度、ファンクスとして来日したかったです。forever、ザ・ファンクスは永遠です。テリーは皆様の心の中で生き続けます。テリーは永遠です」