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8/26【NOAH】潮崎と征矢が“痛恨"フルタイム 最終公式戦直前で痛み分け

『ABEMA presents N-1 VICTORY 2023』宮城・仙台PIT(2023年8月26日)
Bブロック公式戦 △潮崎豪vs征矢学△

 N-1ブロック突破の可能性を残している潮崎と征矢が佳境で“痛恨の"フルタイムドロー。あす(27日)川崎大会の公式戦最終日目前で勝ち点1を分け合う、文字通りの“痛み分け"となった。

 初制覇を目指す潮崎と、今N-1での充実ぶりが際立つ征矢。ともに3勝2敗で迎えた6戦目は、敗れたほうの脱落が決定的となるサバイバルマッチだった。

 ともに真っ向勝負が身上。のっけから正面からの逆水平合戦などで肉体をぶつけ合ったが、潮崎が執ように征矢の右腕を攻め立てて主導権を握る。

 苦悶の声を上げ続けた征矢も、潮崎のカウンター豪腕ラリアットを浴びても沈まないタフっぷりを発揮。ならばと潮崎も攻め手を緩めずに力技の雪崩式旋回ブレーンバスターでねじ伏せるように投げつけると、リミットブレイクからショートレンジ豪腕ラリアットで仕留めにかかった。

 ところが征矢も逆にショートレンジ式の弾道(ラリアット)一閃。すかさず必殺ジャンピングDDTで叩きつけたが、ダメージがたたってカバーが遅れ、3カウントには至らない。ならばと征矢は延髄への弾道、リストクラッチ式デスバレーボムと大技を連発したものの、残り30秒を切ったところで潮崎がカウンターの豪腕ラリアットをズバリ。征矢がかろうじて肩を上げたところで時間切れ引き分けのゴングが打ち鳴らされた。

 負けたら終わりのサバイバルマッチはフルタイムドロー決着。ともにブロック突破の可能性こそ残したものの、あす(27日)川崎の公式戦最終日を前に勝ち点1を分け合う痛恨の“痛み分け"となった。

 「屈辱だよ。負けに等しいよ、これは。クソ。決勝、難しくなったよな。わからないよ、もう」と潮崎は失点1ととらえたのに対して、征矢は「引き分けでも俺にとってこの1点は大きい。まだ諦めてないぞ。必ず大阪につなげてやる。まだだ。俺の心はまだ折れてない」と得点1と解釈して前向き。あす潮崎は中嶋勝彦、征矢はイホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.と対戦。とにもかくにもブロック突破を果たすには、どちらも勝つしか道はない。

【潮崎の話】「クソ! チクショー! 征矢だぞ。征矢から3カウント取れなかった。何点だ、あいつ? 何点だよ? ここでは得点じゃないわ。失点だろ。チクショー。こんな悔しい試合はないよ。あいつの思いが強いのか。俺の力が弱いのか。わからない。屈辱だよ。負けに等しいよ、これは。クソ。決勝、難しくなったよな。わからないよ、もう」

【征矢の話】「クソ。勝てなかった。でも、負けてない。この先の結果、そして明日の結果でどうなるかわからないけど、引き分けでも俺にとってこの1点は大きい。まだ諦めてないぞ。必ず大阪につなげてやる。まだだ。俺の心はまだ折れてない」

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