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8/27【NOAH】N-1決勝は「潮崎vs拳王」に “一日2試合"潮崎が決定戦で征矢撃沈!

『ABEMA presents N-1 VICTORY 2023』神奈川・カルッツかわさき(2023年8月27日)
Bブロック代表決定戦 ○潮崎豪vs征矢学×

 N-1初制覇を目指す潮崎がBブロック代表決定戦で征矢を撃破。“一日2試合"を戦い抜いてBブロック突破を決め、今年のN-1優勝決定戦は「拳王vs潮崎豪」に決まった。

 混戦のまま公式戦最終日を迎えたBブロックは、潮崎が中嶋勝彦、征矢がイホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.を破って同率首位に。前夜(26日)の仙台大会での公式戦でも引き分けており、急きょメイン終了後にBブロック代表決定戦が行われることになった。

 燃える征矢がいきなりスピアーで突っ込むなどして殺到したが、潮崎も真っ向から受け止めて崩れず。その後は正面衝突で一進一退な展開となった。

 終盤には猛烈な逆水平合戦を繰り広げたが、競り勝ったのは躍進際立つ征矢。崩れ落ちた潮崎をブレーンバスターでぶっこ抜くと、弾道(ラリアット)で突っ込む。豪腕ラリアットで迎え撃った潮崎をねじ伏せてカバーに入るや、場内はカウントの大合唱となった。

 だが、潮崎もかろうじて肩を上げる。ならばと征矢はジャンピングDDTを狙ったものの、これをなりふり構わず首固めで切り返した征矢は、その後もスクールボーイや逆さ押さえ込み…と珍しく丸め込みを連発。征矢が肩を上げ続けたところで、死力を尽くした豪腕ラリアットを叩き込み、覆いかぶさりながら3カウントをもぎ取った。

 かくして一日2試合の激闘を戦い抜いた潮崎がBブロック代表の座を獲得。9・3大阪大会での優勝決定戦は「潮崎vs拳王」に決まった。

 征矢コールのなかで退場する征矢と入れ替わるように拳王が登場。あえてマイクは握らず、潮崎とにらみ合いを繰り広げて、無言のうちに“意志"を確認し合った。

 マイクを握った潮崎は「勝さん!(中嶋) ありがとう。征矢!…ありがとう。そして川崎! 本当にありがとう!!」と感謝。「N-1 VICTORY…大阪で優勝、俺がいただきます! 今日は本当にありがとう!!」。そう締めくくって、力尽きるように仰向けにリングに倒れ込んだ。

 前身のグローバル・リーグ戦では2017年に「潮崎vs拳王」の決勝対決が実現しており、6年前は拳王に軍配が上がっている。潮崎の初制覇か、拳王の4年ぶり制覇か。過酷な川崎を経て、NOAH夏の頂を決めるカードが決まった。

【潮崎の話】「俺から言うことなんてないよ。リング上で言ったことが全てだよ。大阪、俺がいただきます」

【拳王の話】「N-1優勝決定戦、征矢学……ではなく、潮崎豪か。また上がってきたのか。おい、潮崎。何年NOAHのトップでやってんだ? 俺がテメーがNOAHでトップでいること、今度のN-1 VICTORYで覆してやるからな。NOAHの先頭を走るのはこの俺だ。おい、潮崎。8ヶ月休んでて、何もしないで復帰して。ちょこっと弱くて、2、3ヶ月したら、またいつもの実力を取り戻す。強いヤツは仕方ないよ。これだけ身長があって、体力があって、顔もイケメンで、それは強くて、それはNOAHのトップ張るよな。だがな、俺はまだまだ反骨精神持ってんだ。おい、潮崎豪。お前がずっとNOAHのトップでいても、NOAHはこれ以上、上にいかねーぞ。俺が変えてやる。俺がNOAHを変えてやる。『N-1 VICTORY 2023』で俺が優勝して、NOAHをプロレス界の頂点まで持っていってやるからな」

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