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10/28【NOAH】中嶋“NOAH卒業マッチ"で感謝の熱闘 ごう沈も「良い卒業式になった」

『ABEMA presents DEMOLITION STAGE 2023 in FUKUOKA』福岡国際センター(2023年10月28日)
中嶋勝彦NOAHラストマッチ ○杉浦貴&丸藤正道vs潮崎豪&中嶋勝彦×

 9月末で退団した中嶋勝彦が“NOAH卒業マッチ"で感謝の熱闘。“NOAHの中嶋勝彦"に区切りをつけ、気になる今後については口をつぐんだ。

 35歳、キャリア20周年の節目で「自分自身で勝負したい」と退団を決断。生まれ故郷・福岡を舞台に卒業マッチが組まれた。

 潮崎との“AXIZ"で、その背中を追い、そして近年のNOAHをともに支え続けてきた丸藤&杉浦組と対決。数奇にもAXIZ結成の原点となった2018年の三沢光晴メモリアル6・13後楽園大会メインと同カードだった。

 しばらく聞き納めとなるAXIZのテーマ曲に乗って現れると、相棒・潮崎とミドルキックと逆水平を交換。のっけから場内を勝彦コールが包んだが、試合では丸藤の逆水平、杉浦の猛烈なエルボーを存分に浴びて窮地が続いた。

 それでも潮崎が巻き返すと、中嶋も杉浦と“会話"するかのように、こん身の左ミドル-エルボーを一発、また一発と打ち合う。“Endless Love"(逆水平&左ミドルの交互乱打)、合体フィッシャーマンバスター…といったAXIZ連係も飛び出した。

 だが、続くバーティカルスパイクは杉浦がフロントネックロックで切り返す。中嶋もそのままブレーンバスターでぶっこ抜いてみせたが、カット・インした丸藤が杉浦を踏み台にした虎王をカウンターでドンピシャリ。すかさず杉浦が予選スラムでぶん投げ、3カウントが数えられた。

 思い出、愛情、感謝、そしてエールがこもった熱闘。負けてNOAHを“卒業"することになった中嶋だが、試合後は丸藤&杉浦と握手。温かい声援がこだまする場内に何度も深々と頭を下げながら、慣れ親しんだリングを後にすると、花道奥でしばし見納めとなるAXIZボーズを決めて姿を消した。

 バックステージでは「改めて今日をもってプロレスリング・ノアを卒業させていただきました! ありがとうございました」と第一声。「俺個人にとっても、AXIZにとっても丸藤&杉浦組、この二人はどうしても欠かせない。今日はそんな二人に感謝の気持ちを込めて、ボコボコにしたかったけど、ボコボコにやられた。改めて丸藤、杉浦という二人の存在感を体全身で味わった気がするよ。そしてあらためて、俺の隣にはやっぱり豪さんが一番心強い。そういうこともあらためて感じたし、とても良い卒業式になりました」と振り返った。

 AXIZに関しては“活動休止"と言い切った中嶋だが、これからは“フリー・中嶋勝彦"が本格スタートする。すでに全日本マットに出現し、三冠戦で敗れた宮原健斗を花束で殴りつけた中嶋だが「今後は?」との問いかけには応じずに控室へ。果たしてどんな“新たな第一歩"を踏み出すか。


【試合後の潮崎&中嶋】

▼中嶋「豪さん、ごめん。負けた(と潮崎と握手) ありがとうございました」

▼潮崎「ありがとうございました」

▼中嶋「あらためて、あらためて今日をもってプロレスリング・ノアを卒業させていただきました! ありがとうございました。俺個人にとっても、AXIZにとっても丸藤&杉浦組、この二人はどうしても欠かせない。今日はそんな二人に感謝の気持ちを込めて、ボコボコにしたかったけど、ボコボコにやられた。あらためて丸藤、杉浦という二人の存在感を体全身で味わった気がするよ。そしてあらためて、俺の隣にはやっぱり豪さんが一番心強い。そういうこともあらためて感じたし、とてもいい卒業式になりました。ありがとうございました。豪さん、ありがとう」

――勝彦コールも起こったが、NOAHファンへの感謝もあらためて胸に迫るものがあった?

▼中嶋「そうね。前回の後楽園、そして今回の博多、福岡か。国際センターでサイン会もしたからね。それであらためてファンの熱い気持ちとかね。熱く、そして愛のある気持ちをこの2大会で存分に感じたよ」

――あらためてどんな気持ち?

▼潮崎「そうね。中嶋勝彦のラストマッチ?」

▼中嶋「そうね。一応そうやっていわれてるからね。ただ、俺の中ではAXIZもそうだし、一区切り。でも次は何も約束されてないから本当にラストかもしれない。もちろんラストの気持ちでリングに上がったよ」

▼潮崎「でも今日は華々しく散ったと。中嶋勝彦、ここで一区切り。AXIZは勝さん、豪さん、フォト・ザ・ライブNOAHのみんながいるから、まだまだ俺は終わりじゃないと思ってる。活動休止ということでね、一区切りということで、勝さんの今日戦いぶりを俺は最後は横で見てましたよ、もう」

▼中嶋「俺たちレスラーが夢を持たなければ、ファンのみんなに夢を持たせられないでしょう。そういう意味でもラストという言葉は好きじゃないけど、本当にそうなるかもしれない。ただ、俺たちプロレスラーは夢を持ってファンのみんなにリング上からこれからも届けていくよ。ありがとう」

――今後は?

▼中嶋「ありがとう」

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