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11/24【NOAH】“ライオン”ダガが“キングコング”近藤狩りでGHCジュニア初防衛 怨敵Eitaを迎撃へ

『STAR NAVIGATION 2023』後楽園ホール(2023年11月24日)
GHCジュニアヘビー級選手権試合 ○ダガvs近藤修司×

 NOAH11月後楽園大会のメインを飾ったGHCジュニア王座戦で、王者・ダガが実力者・近藤の猛攻を退けて初防衛に成功。怨敵Eitaとの王座戦が決定的となった。

 ダガは今月4日の新潟大会で、ノアジュニアの主軸・HAYATAの盤石政権を切り崩して初挑戦・初戴冠に成功。世界を股にかけてのし上がってきた実力派が、一躍ノアジュニアの主役に躍り出た。

 そのダガにいきなり立ちふさがったのが近藤だった。ノアジュニア本格参入を宣言し、自身に師事してきた宮脇純太にも「背中をみせる」と挑戦を表明。10年前は全日本から来襲した外敵王者として君臨していた近藤だが、王者として若き力を底上げし、自身も外から体感した“ノアジュニア黄金期"の再来を目指しての挑戦だった。

 序盤からダガがインサイドワーク&テクニックで近藤を翻ろうしたものの、セコンド・宮脇の熱視線に応えたい近藤も中盤に入って猛威。ダガのフランケンシュタイナー狙いを休業中の元パートナー・吉岡世起の得意技クラッシュドライバーで切り返すや、ランサルセを完璧に決めてみせた。

 ダガが反撃に出ても必殺ディアブロウイングスを着地して後頭部ラリアットをズバリ。さらには掟破りの“逆"ディアブロウイングスを見舞うや、必殺キングコングラリアットを狙った。

 負けじとダガも“逆"キングコングラリアットで迎え撃って両者大の字に。立ち上がっても止まらない近藤は串刺し後頭部ラリアットからジャーマン、そしてキングコングラリアットと畳み掛けた。

 それでもダガは立ち上がる怪物っぷりを発揮。逆に垂直落下式ブレーンバスターで近藤をぶっこ抜いて巻き返す。なおも近藤はディアブロウイングスをリバースし、ダガのカンクーントルネードも自爆させてキングコングラリアットを叩き込んだ。

 しかし、ダガも2発目のキングコング弾を回避するや、高速の投げ捨てドラゴンスープレックスからのキークラッシャーへ。そして今度こそのディアブロウイングスを繰り出して、近藤に引導を渡す3カウントが数えられた。

 近藤の猛威をしのぎきったダガが初防衛に成功。名うての実力者を退け、王者としての存在感を厚くしたが、勝利の余韻に浸る間もなく次なる相手が現れた。

 Eitaだった。かつてDRAGONGATEではダガと共闘していたEitaだが、NOAHマットでは即座に裏切られて盟友一転、怨敵同士に。11・4新潟大会でもダガに挑戦表明していたものの、近藤に割り込まれて先を越されていた。

 Eitaコールのなかでマイクを握ると「次は…! 誰にも邪魔させねえぞ。近藤じゃねえ。Eitaだ!」と改めて挑戦表明。宣戦布告のImperial Unoを放ちにかかったものの、避けたダガは逆にディアブロウイングスでEitaを返り討ちにすると、金色のベルトを高々と掲げた。

 自らを百獣の王ライオンと自称するジュニア王者は「もうこれで明確だよな。ジャングルの王が誰なのかハッキリしただろ。ジュニアの中で最高の、一番の選手は俺なんだ」とキングコング狩り成功にご満悦。「ライオンはいつでも飢えている。だから、獲物は大歓迎だ。いつでも来い」とEita迎撃を改めて宣言した。

 一方で「背中をみせる」と言いながらも敗れた近藤は「結果は見ての通りだ。おい、お前、これでも俺についてくるのか?」と確認。宮脇が「ついていきます」と即答するや、「ついてくるって言うなら、とことんやるぞ。お前にGHCジュニアのベルトを巻かすまでやるからな」と雪辱を“愛弟子"に託した。

【ダガの話】「もうこれで明確だよな。ジャングルの王が誰なのかハッキリしただろ。ジュニアの中で最高の、一番の選手は俺なんだ。どうやらEitaが次の挑戦者なのか。ライオンはいつでも飢えている。だから、獲物は大歓迎だ。いつでも来い。だけど、俺こそが最高のジュニアチャンピオンなんだぞ」

【試合後の近藤、宮脇】

▼近藤「結果は見ての通りだ。おい、お前、これでも俺についてくるのか?」

▼宮脇「ついていきます」

▼近藤「本当か? お前」

▼宮脇「はい!」

▼近藤「わかった。じゃあ、ついてくるって言うなら、とことんやるぞ。お前にGHCジュニアのベルトを巻かすまでやるからな」

▼宮脇「はい!」

▼近藤「覚悟しとけよ」

▼宮脇「はい!」

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