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12/11【日テレプロレス】『プロレス中継70年史 THE日テレプロレス』2・9後楽園で開催 武藤&小橋が立会人、全日本&NOAHが参加

 『プロレス中継70年史 THE日テレプロレス』が2月9日、後楽園ホールで開催決定。11日、東京・汐留の同局で発表会見が行われた。

 日本テレビがプロレス中継をスタートしたのが力道山時代の1954年2月19日。2024年に70周年を迎える。これを記念したイベントを日テレが2月9日、聖地・後楽園ホールで開催することになった。

 当日は日テレが所蔵する映像で過去の名勝負の数々が上映され、全日本、NOAHが参加しての試合が行われる。過去と現在が同時に体感できるイベントとなる。

 この日、行われた発表会見にはイベント立会人を務める武藤敬司、小橋建太のほか、NOAH・丸藤正道、全日本・宮原健斗が出席。日テレを通じて幾多の名勝負を全国に届けてきた小橋は「今のプロレスのファンの皆さんにも昔の映像を見て、昔のプロレスを見てほしいというか、昔のプロレスこうだったんだってものも、温故知新というか、古きを勉強してほしい」と希望。武藤は「何をしていいのかイマイチ把握できてなくて。今から勉強します」と言いつつ、「引退して今もなおプロレスの恩恵を受けて日々幸せに過ごしております。そんなプロレスにこのたび恩返しができれば」と意気込んだ。

 全日本のエース・宮原は「盛り上げ隊長」に立候補。タスキをかけてアピールすると、「僕が出るからには最高のイベント、そして最高の興行になるのは間違いない」と断言。かつて自身も日テレのプロレス中継を楽しみにしていたとあって、地上波放送も決まった今回「これからの子供たちにも今のプロレスはこうなんだよっていうものを僕が画面を通して見せられたら」と話した。

 丸藤も全日本、NOAHと日テレの中継で多くの激闘を届けてきた。「プロレスファンの時、本当に全日本プロレスの中継を毎週楽しみにして、それを見続けてきたからこそ、今の自分があるとも思ってます」と言い切った丸藤は「自分がデビューした時まだご存命でした馬場さん、鶴田さん、三沢さん、そしてここにいる小橋さん、武藤さん。そういう先輩たちがプロレスというものをしっかり盛り上げて、ここにつないでくれたと思っています。私たち現代のプロレスというものをこのイベントを通して今のプロレスファンの人たちにしっかり伝えることができれば」と先人たちが果たしてきた役目を強く意識した。

 かつて日テレで中継された全日本、NOAHの2団体が参加することで、対抗戦、交流戦が期待されるところ。宮原は「NOAHと全日本だけというのも逆に新しいというか。全日系のファンの人もいるだろうし、NOAHと全日本でしか見せられない空間ってのもあるんじゃないですかね」と見据えた。一方、丸藤は「僕はいつも通りの僕を見ていただきたい」と前置きし、「今の選手たちというのをより多くの人に見ていただけたらうれしい」と希望。「おそらく提供試合もあるでしょうし、そういう団体同士の戦いもあると思う」と視野に入れた。武藤から「(丸藤と宮原の)二人でやっちゃえよ」と投げかけられると、丸藤は「僕と健斗がやるんで、じゃあ武藤さんと小橋さんも試合してください」と冗談で返した。

 当日はゲストとして渕正信、大仁田厚、川田利明の来場も決定。かつて全日本プロレス中継の実況アナウンサーだった福沢朗も姿を見せる。


☆2/9(金)東京・後楽園ホール『プロレス中継70年史 THE日テレプロレス』18:30開始


【会見の模様】

▼小橋「よろしくお願いします。全日本プロレス、NOAH、そして現在も引退した今もG+の番組にレギュラー出演させていただいております。日本テレビとは本当に長いお付き合いをさせていただいています。日テレプロレス。僕は2回ほど汐留プロレスという夏の大会に出場させていただいたんですけども、非常に盛り上がり気合が入ったことを思い出します。今回、日テレプロレスの立会人をさせてもらうということで凄く光栄です。よろしくお願いします」

――日テレで放送された試合で印象に残っている試合は?

▼小橋「いつも毎週見てました。一番最初に見たのはジャンボ鶴田vsミル・マスカラス。田園コロシアムの試合です。確か小学校5年生ぐらいだったと思います。それを見てプロレスラーになりたいと思うようになりました」

――このイベントに期待することは?

▼小橋「昔の映像を見ながら今のプロレスのファンの皆さんにも昔の映像を見て、昔のプロレスを見てほしいというか、昔のプロレスこうだったんだってものも、温故知新というか、古きを勉強してほしいなと思います」

▼武藤「武藤です。皆さんご存じの通り今年2月に引退しまして、改めてプロレスやってて本当に幸せだったなって思いました。引退して今もなおプロレスの恩恵を受けて日々幸せに過ごしております。そんなプロレスにこのたび恩返しができればいいかなと思っております。一生懸命頑張りますので、よろしくお願いします」

――日テレのプロレス中継で印象に残っていることは?

▼武藤「実はですね、日本テレビ、日テレの全日本プロレスのガイジンレスラーってほとんどNWAの系列から馬場さんが呼んでまして。俺アメリカにいるときはWCW、NWA系列の団体に所属してましたので。子供の頃、それこそファンクスとブッチャー&シークの試合とかにエキサイトしたんですけど、その人たちと同じような空間で仕事してましたので。いろんなガイジン選手、全日本に上がってたガイジン選手と一緒に仕事したり旅したりしましたね。子供の頃は普通にプロレス見てて、日本テレビ、全日本見てましたよ。たまに浮気して8時だよ全員集合見ましたけど。たまに」

――オレンジのショートタイツ、ムーンサルトなど小橋との共通点があるが?

▼武藤「これがね、日本テレビ強くてね。俺テレビ朝日だったじゃないですか。四国は特に日本テレビ強いよね。テレビ朝日やってないんだ。俺がムーンサルトやってオレンジのパンツだから、『小橋の真似してるヤツ』ってバカにされたことがありますよ」

――それを聞いて?

▼小橋「武藤さんのネタです」

――ALL TOGETHER、小橋さん引退試合でタッグを組んだ小橋さんと一緒に立会人を務めるが?

▼武藤「何をしていいのかイマイチ把握できてなくて。今から勉強します」

▼宮原「全日本プロレス満場一致で最高の男・宮原健斗です。今現在のプロレス界の最前線を走るこの僕が『プロレス中継70年史 THE 日テレプロレス』に向けて何ができるのか必死に昨日考えました。今現在のプロレス界の最前線を走る男が何をできるのか考えました。(テーブル前に移動して)菅谷(大介アナウンサー)、ちょっとここまで来てもらっていいですか? マイク持ってもらっていいですか? 昨日、必死にこの『プロレス中継70年史 THE 日テレプロレス』何ができるのか、このスーパースターに何ができるのか必死に考えました。(タスキを取り出して)盛り上げ隊長としてこの俺、宮原健斗が買って出たいと思います。マスコミ、メディアの皆さん、この俺、最前線を走る宮原健斗が『プロレス中継70年史 THE 日テレプロレス』最高に盛り上げたいと思います。マスコミ、メディアの皆様、盛り上げ隊長・宮原健斗をどうかよろしくお願いします」

――自ら書いた?

▼宮原「はい、昨日書きました」

――このイベントにどんな形でかかわりたい?

▼宮原「もちろん僕が今現在の選手ですから、試合に出るのが一番手っ取り早いでしょう。ただ、僕が出るからには最高のイベント、そして最高の興行になるのは間違いない。昔のプロレスを見てた人たちも、今のプロレスを見てる人達も両方のプロレスファンの皆様が大満足いくイベントになること間違いないです。なんでかわかりますか? 俺が盛り上げ隊長だからです」

――戦いたい選手はいる?

▼宮原「あんまりないですね。ただ、この日しか見れない対戦カードをやっぱりプロレスファンは見たいし、僕もかつて、この日テレをビデオで予約して翌日月曜日に小学校から帰って家でプロレスを見るって生活をしてましたから、この日テレプロレス、プロレスファンだった僕もこのイベントに出るのは凄く夢のあることだと思いますね」

――日テレ中継で印象に残っている試合は?

▼宮原「それこそ小橋建太さん、丸藤正道さん、そしてプロレスリング・ノア。そういう時代を僕は見てきましたから。そして今の僕があるので。これからの子供たちにそういう部分では、久しぶりに日テレで放送が決まったということで、これからの子供たちにも今のプロレスはこうなんだよっていうものを僕が画面を通して見せられたらいいなと思ってますね」

――70年の歴史の最先端に立っていると?

▼宮原「はい、当たり前でしょう。それをこの日にさらにいろんな方にお見せできれなと思ってますね」

▼丸藤「プロレスリング・ノアの丸藤正道です。盛り上げ隊長が非常にやりづらい空気を作ってくれたんで」

▼宮原「いいですよ、買って出ても。盛り上げ隊長に」

▼丸藤「俺も実は盛り上げ隊長のタスキを作ってきたんですけど、二番煎じになってしまうので、ここにしまっておきます。このたびはこのような機会をいただき、ありがとうございます。思い起こせば私デビューしたのが全日本プロレスで、それこそまだ地上波で放送している時。私がプロレスファンの時、本当に全日本プロレスの中継を毎週楽しみにして、それを見続けてきたからこそ、今の自分があるとも思ってます。いうなれば、自分がデビューした時まだご存命でした馬場さん、鶴田さん、三沢さん、そしてここにいる小橋さん、武藤さん。そういう先輩たちがプロレスというものをしっかり盛り上げて、ここにつないでくれたと思っています。私たち現代のプロレスというものをこのイベントを通して今のプロレスファンの人たちにしっかり伝えることができれば、僕たちも頑張れると思うので、この日を楽しみにしております」

――日テレのプロレス中継で印象に残っている試合は?

▼丸藤「僕ファンの時、やっぱり四天王という、小橋さんが隣にいて恐縮なんですけど、そこをみて非常に感化された部分があるんで。あとあれですね。私、埼玉に住んでるんですけど、民放のほうで再放送なり、昔の映像なりがありまして、自分がプロレスラーになる、プロレスを知るきっかけになったロード・ウォリアーズ。その試合をブラウン管越しに見れたのが非常に懐かしいですね」

――自身の試合で印象的なのは?

▼丸藤「地上波でやっていたのが2009年ぐらいまでですか。やはりKENTAとのタッグであったり、試合であったり。あとは自分がGHCのベルトを獲った時、秋山さんとやった時ですかね。そういう試合がそこで放送されてっていうのはプロレスファンだった自分にとって非常にうれしいことですね。それがまたこの機会があって今の人たちに見ていただけるのは光栄なことです」

――どんな丸藤正道を見せる?

▼丸藤「そうですね。僕はいつも通りの僕を見ていただきたいというのがあるんですけど、今回こういう形で全日本プロレスさん、NOAHという両団体でやるわけですけど、今回お互いのいいところを見せつつ、日テレのプロレス中継70年史、日テレプロレスですから、そこを盛り上げていけるように。自分は自分のプロレスをしっかり見せて、今の選手たちというのをより多くの人に見ていただけたらうれしいです」

――試合中に放送席のやり取りが聞こえたことはあった?

▼丸藤「聞こえたとしても腹が立つということは一切ございません」

▼宮原「実況席の声が聞こえるってことは、おそらくその試合あまり盛り上がってないですよ。普通、歓声で聞こえませんから。僕、盛り上がる試合しかしたことないんで実況席の声はすいません、聞いたことないですね」

▼小橋「聞こえたことはないですね」

▼武藤「もう引退したから忘れちゃったよ」

――全日本、NOAHの2団体が参加することで両団体が交わる試合が期待されるが?

▼丸藤「本当に僕はその部分に関しては認識してないんですけど、おそらく提供試合もあるでしょうし、そういう団体同士の戦いもあると思うんですけど、どうなんですかね? 盛り上げ隊長」

▼宮原「盛り上げ隊長としては…プロレスリング・ノアと全日本プロレスしか出ないってことになるんですか? ほぼ? 逆に最近、ALL TOGETHERとかあったりすると3団体とかになるから、NOAHと全日本だけというのも逆に新しいというか。全日系のファンの人もいるだろうし、NOAHと全日本でしか見せられない空間ってのもあるんじゃないですかね。あるじゃないですか。全日系っぽい…」

▼武藤「二人でやっちゃえよ」

▼丸藤「僕と健斗がやるんで、じゃあ武藤さんと小橋さんも試合してください」

▼武藤「俺、引退してるじゃない」

▼小橋「ダメだよ、それは」

――夢も広がる?

▼宮原「そうですね。それは僕ら選手が決めることじゃないから一概に言えないけど、プロレスファンの人は楽しみに来るわけだから、それだけの空間を、現役の選手は応えなきゃいけないですからね。楽しみですね」

――お二人とも今大会の前にビッグマッチを控えているが?

▼丸藤「もちろんですよ。そこは各団体というかNOAH、全日本、しっかり自分のところを盛り上げたうえでの、ここにたどり着けばいいということだと思うんで」

▼武藤「丸ちゃん、2月まで契約更改じゃない? NOAHじゃない可能性もあるんじゃないの?」

▼丸藤「その時はその時で、違うとしてもこちらには参戦させていただきます」

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