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12/20【NOAH】飯伏戦へ丸藤が“神・虎王"で小峠粉砕 観戦・原田大輔さんにも“健在っぷり"まざまざ

『STAR NAVIGATION 2023』後楽園ホール(2023年12月20日)
○丸藤正道vs小峠篤司×

 12・2有明アリーナ大会で飯伏幸太との“約束の一騎打ち"に臨む丸藤が、カミゴェ式の虎王“神・虎王"で小峠に快勝。観戦に来ていた原田大輔さんにも健在っぷりを見せつけた。

 年初ビッグマッチの“メインイベント"で、過去2度に渡って流れた飯伏との15年越し一騎打ちが決定。GHCヘビー級王座戦をセミファイナルに追いやる試合順が物議を醸したが、丸藤は授かった大舞台のメインで「NOAHに立ち続ける意味」を見せることに意義を見い出していた。

 ちょうど2週間後となったこの日は、長らく同じNOAHで闘い続けてきた小峠と一騎打ち。この日は3月に引退した原田さんも客席で観戦に訪れていた。

 序盤から非情の逆水平地獄に引きずり込んだ丸藤は、中盤にはエプロンサイドへの垂直落下式ブレーンバスターも繰り出すなどトップギアで攻め立てた。

 意地の小峠も胸板を真っ赤に腫らしながら奮戦。捨て身のプランチャなどで食い下がると、不知火狙いもコウモリ吊り落としで切り返してキルスイッチを狙う。踏ん張られてもカウンターのニーアッパーからジャーマンにつなげる“原田殺法"で追い打ちをかけ、一気のムーンサルト投下で3カウントを迫った。

 だが、丸藤も肩を上げる。逆に時間差ロープワークで小峠を翻ろうするや、両腕クラッチから巧みに前方へと投げ飛ばし、流れるように神・虎王をズバリ。完璧な3カウントを奪ってみせた。

 試合後にはマイクを握って「原田! 俺のX(旧ツイッター)をフォローしろよ!」とメッセージ。原田さんからは“バツ印"ジェスチャー拒否?されたものの、NOAHでともに歩んだ“桃の青春タッグ"にも健在っぷりを見せつけた形となった。

 バックステージで丸藤は「あいつ(小峠)はやればできるんだよ。やればできるんだからさ、やろうぜ」とメッセージを送ったうえで、「別に今日、俺は1・2有明アリーナの対飯伏に対しての調整とか、1ミリも思ってないから」と自然体を強調。「(神・虎王は)まだまだいろんな入り方を考えてるから。なんせ俺のオリジナルだから」と飯伏戦へさらなる“奥行き"を予告した。


【試合後の丸藤】

▼丸藤「全然疲れてないぞ。(コメントスペースに座り込んで)ああ、疲れなかった。(ヒザをついた記者たちに対し)どうした? みんな座って。疲れたか? 大丈夫? 俺は疲れてないから」

――小峠選手とは久々の一騎打ちだったが?

▼丸藤「いや、あいつはできるんだよ、やれば。やればできるんだよ。やればできるんだからさ、やろうぜ。別に今日、俺は1・2有明アリーナの対飯伏に対しての調整とか、1ミリも思ってないから。俺は今日、小峠篤司っていうヤツとガッチリやり合おうと。なかなかこういうシングル組まれないけど、やればできるんだよ、あいつは。まあ、俺が今日弱かったのかわからねえけど、見てたらわかるだろ? できるんだよ、あいつは。やろうぜ」

――最後は神・虎王で決めた

▼丸藤「そうだ。俺のオリジナル技だ。まだまだいろんな入り方を考えてるから。なんせ俺のオリジナルだから」

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