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12/30【GLEAT】MICHIKOがウナギ撃破で抗争決着 GLEAT女子部が激勝も細川が電撃引退

『GLEAT Ver.7』TOKYO DOME CITY HALL(2023年12月30日)
○MICHIKO&細川ゆかりvsAoi&ウナギ・サヤカ×

 MICHIKOが因縁のウナギを撃破し、長く続いた抗争が決着。年の瀬のビッグマッチでGLEAT女子部が外敵軍を下した。完全決着を見届けた細川は今大会での引退を電撃発表した。

 事の発端は4月の後楽園大会だった。GLEAT女子部をけん引していたMICHIKO(当時は宮城倫子)がシングルでウナギに敗れると“闇堕ち"。ヒールユニット・DIAMOND EGOISTを結成し、若い細川に牙を剥いた。そんな細川にウナギが手を差し伸べ抗争がぼっ発。ウナギは旧知のAoiをDIAMOND EGOISTから離脱させることに成功するが、今度は孤立したMICHIKOに細川が共闘を呼びかけた。巡り巡って今大会では“所属選手vs外敵"という図式となる「MICHIKO&細川vsウナギ&Aoi」が実現した。

 ウナギは因縁を引きずるMICHIKOとのっけから喧嘩腰で火花。その後は細川に照準を合わせ、Aoiとの連係攻撃を連発する。だが、MICHIKOが「元気出せ!」とゲキを飛ばすと、細川は奮起。腕攻めやDIAMONDカッターでAoi相手に巻き返した。MICHIKOもフロントハイキックやドロップキックで相手2人をナデ斬りにして続く。

 再びMICHIKOとウナギが対峙すると、ウナギが逆襲。フェイスクラッシャーや雪崩式コードブレイカーなどでたたみかけると、Aoiとの合体ネックブリーカードロップもさく裂した。ウナギは一気に城門突破で勝負に出るも、細川のカットが間に合う。

 MICHIKO&細川は同時ドロップキックで反撃。細川がコーナーからプランチャを見舞うと、さらにウナギにダイビングフットスタンプを落とす。すかさず細川がAoiを分断すると、MICHIKOは変型キークラッシャーでウナギを突き刺した。ウナギはギリギリで肩を上げたものの、MICHIKOは人でなしドライバーでダメ押し。ウナギから3カウントを奪った。

 各選手の思惑が激しく交錯し、混迷が続いた抗争もついに決着。試合後、MICHIKOとウナギは抱擁を交わし、互いの健闘を称え合った。

 「本当に女子GLEAT、すげー大変だった。けど、結果、ひとつの形になりました。“形"を結局、みんなで作りました。ホント感謝しかないです。ありがとうございました!」と長きに渡る抗争を振り返ったMICHIKO。一方、ウナギも「結果、終わってみれば始まったころと同じ形に戻ったけど、この1年、うちらいろいろあったよね。でも最後にはこうやってAoiは自分の団体のベルト、私はチャンピオンになってもってくることができたから、ま、いっか」と抗争決着を明言したものの、Aoiとのタッグ継続要請は拒否していた。

 荒れに荒れた抗争も完全決着を迎えたが、ここで細川が単独でコメント。「本日をもって私、細川ゆかりはプロレスを引退します。鈴木社長、新しい旅立ちを笑顔で送ってくださり、本当にありがとうございます。これからは教諭、そしてもう一つの夢に向けて学業に専念いたします」と引退を表明した。「プロレスラーは引退ですが、前向きで明るい未来への旅立ちです。私は後悔は一つもありません。悔いは一つもありません。GLEATでGLEATしたからです」と気持ちは前向きで、「鈴木社長、スタッフの皆様、関係者の皆様、社員さん、そして選手の皆様、そして何より応援してくださったファンの皆様、本当にありがとうございました」と何度も感謝の言葉を口にすると、「はっけよい、GLEAT! 本当にありがとうございました」と笑顔でリングに別れを告げた。


【試合後のMICHIKO、細川】

▼MICHIKO「ヤーっ!!! 勝ちました!! 本当に…本当に女子GLEAT、すげー大変だった。けど、結果、ひとつの形になりました。“形"を結局、みんなで作りました。ホント感謝しかないです。ありがとうございました!」

▼細川「応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。皆様の“はっけよいGLEAT"が本当に…本当にうれしくて大好きです! はっけよいGLEAT…MICHIKO…はっけよいGLEAT!! ありがとうございました」

【細川の話】「(※のちに改めてコメント)本日をもって私、細川ゆかりはプロレスを引退します。鈴木社長、新しい旅立ちを笑顔で送ってくださり、本当にありがとうございます。これからは教諭、そしてもう一つの夢に向けて学業に専念いたします。もう一つの夢に関しましては鈴木社長のみにお話しをしました。この夢が実現したら皆さんにお話をしたいと思います。プロレスラーは引退ですが、前向きで明るい未来への旅立ちです。私は後悔は一つもありません。悔いは一つもありません。GLEATでGLEATしたからです。鈴木社長、スタッフの皆様、関係者の皆様、社員さん、そして選手の皆様、そして何より応援してくださったファンの皆様、本当にありがとうございました。GLEATはGLEAT。プロレスラーを私は引退しますが、選手最後、GLEATの選手で本当に良かったと思っています。本当にありがとうございました。それではいきます。はっけよい、GLEAT! 本当にありがとうございました」


【試合後のウナギ&Aoi】

▼ウナギ「GLEAT最終決着? 終わりました。結果、終わってみれば始まったころと同じ形に戻ったけど、この1年、うちらいろいろあったよね。でも最後にはこうやってAoiは自分の団体のベルト、私はチャンピオンになってもってくることができたから、ま、いっか」

▼Aoi「このGLEAT参戦して、ウナギをはじめ、いろんな人と戦ってきて、とにかく俺はいろんな人に迷惑かけて振り回して、本当にウナギさんとずっとやってきたわけだけど。対角にいてもなんだかんだずっと面倒を見てもらったというか。今日は負けてしまいましたけど、もしよければ今後もまたもっとウナギさんの隣で成長させてください」

▼ウナギ「嫌だね!」

▼Aoi「お願いします!」

▼ウナギ「嫌だね! というわけで皆様、よいお年をお迎えください。せーの!」

▼ウナギ&Aoi「はっけよい、GLEAT!」

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