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12/30【GLEAT】ハヤトが稔返り討ちでLIDET UWF王座V1 ガンで再療養も「またGLEATなリングに上がりたい」

『GLEAT Ver.7』TOKYO DOME CITY HALL(2023年12月30日)
LIDET UWF世界選手権試合 ○フジタ“Jr"ハヤトvs田中稔×

 ハヤトが稔を返り討ちにしてLIDET UWF王座初防衛に成功。ガン再発により、来年から再び療養生活に入るが、「また二冠王として熱いGLEATなリングに上がりたいと思っています」と復活を誓った。

 ハヤトは7・1TDCホール大会で初代王者・伊藤貴則を破り、LIDET UWF王座を奪取。至宝奪回を果たすべく挑戦者決定トーナメントが開催されると、飯塚優の負傷欠場を受けて、急きょ代打出場した稔が挑戦権を獲得した。

 今月、ハヤトはホームのみちのくプロレスのリングで、ガンの再発とそれに伴う再手術&欠場を発表。来年から再び病気との戦いに臨むことが決定した状態でタイトル防衛を誓い、LIDET UWFテクニカルルールオフィサーでもある稔との決戦に臨んだ。

 先手を取ったのは稔。グラウンドに引きずり込むと、チキンウイングアームロックでロープエスケープを先取する。足関節合戦でも圧倒。掌底連打でスタンドでもダウンを奪取し、稔ペースで進んだ。

 劣勢が続いたハヤトはハイキックでダウンを奪い返したものの、稔はミノルスペシャルで飛びついて再び攻勢。ならばとハヤトは投げ捨てジャーマンからハイキックを連発してダウンに追い込んだ。客席からは「稔」コールが巻き起こる。

 止まらないハヤトはK.I.Dに捕らえて仕留めにかかる。稔は必死に抵抗したものの、危険と判断してレフェリーが試合をストップ。ハヤトが初防衛に成功した。

 試合後、ハヤトは稔と握手。リングを去っていく稔の背中に深々と頭を下げる。マイクを持ったハヤトは「GLEATのファンの皆様、こんにちは。みちのくプロレスから来ましたハヤトって言います。俺が自分の団体で『ガンの再発があって、来年から欠場します』っていう話をあのタイミングでして、今日が決まっていたんで、何が何でも今日は出ようと思っていました」と試合に臨んだ心境を告白。「俺にわざわざ負け試合をするつもりかよとか、ガンの再発とか理由をつけてリングに上がってんじゃねえよとか、いろいろ言われた数日間でしたけど、俺はリングに上がってよかったと思っています」と続けた。

 さらに、ファンの前で「こんな俺が皆様に何ができるかわかりませんが、ガンというものと戦って、そしてまた二冠王として熱いGLEATなリングに上がりたいと思っていますんで、応援よろしくお願いします」と約束。場内は熱い声援に包まれた。

 バックステージでは「田中選手、強いのはわかってるよ。昔から見てるし、何回かやってるし、強さはわかってる。そして、自分が背負った病気の重さも十分わかってるよ。全部と戦って、勝ったり、頑張るから、皆様に勇気や元気を与えられるんだろ。それがプロレスだ」と断言したハヤト。「こんなに不完全な俺を呼んでいただいて、使っていただいて、申し訳ねえなって思う気持ちもあるし、使ってくれて本当に感謝してますという感謝の気持ちもあるし、凄い複雑だけど、一応2023年、2本のベルトを持ったまんま新しい年を迎えられそうなんで、久々に嬉しい年越しですね」と複雑な心境を口にした。

 「来月1月、手術が待ってて。またこうやって歩いて、コスチュームを着て、皆さんの前に登場できるかどうかはマジでわからないんで」とシビアな現状を明かしつつも、「でも、今日もらったパワーと、そしてこのベルトを守れた自信で、必ずリングの上にチャンピオンとして戻りたいと思いますんで。ありがとうございました。本当に2023年、たくさんの応援ありがとうございました。また元気にお会いしましょう」と改めて誓っていた。

【ハヤトの話】「いやあ、きつい。田中選手、強いのはわかってるよ。昔から見てるし、何回かやってるし、強さはわかってる。そして、自分が背負った病気の重さも十分わかってるよ。全部と戦って、勝ったり、頑張るから、皆様に勇気や元気を与えられるんだろ。それがプロレスだ。どこまで伝わったかわからないけど、こんなに不完全な俺を呼んでいただいて、使っていただいて、申し訳ねえなって思う気持ちもあるし、使ってくれて本当に感謝してますという感謝の気持ちもあるし、凄い複雑だけど、一応2023年、2本のベルトを持ったまんま新しい年を迎えられそうなんで、久々に嬉しい年越しですね。来月1月、手術が待ってて。またこうやって歩いて、コスチュームを着て、皆さんの前に登場できるかどうかはマジでわからないんで。でも、今日もらったパワーと、そしてこのベルトを守れた自信で、必ずリングの上にチャンピオンとして戻りたいと思いますんで。ありがとうございました。本当に2023年、たくさんの応援ありがとうございました。また元気にお会いしましょう」

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