プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

1/27【DRAGONGATE】Z-BratsがトライアングルV2、NVとの全面対抗戦浮上 横浜ダービーはKAIに軍配

『THE GATE OF BAYSIDE 2024』神奈川・横浜武道館(2024年1月27日)
オープン・ザ・トライアングルゲート選手権試合 ○KAI&ISHIN&加藤良輝vsKzy&BIGBOSS清水&ストロング・マシーン・J×

 JACKY“FUNKY"KAMEIのコスチュームを着た正体不明のマスクマンに介入させたZ-Bratsがトライアングルゲート王座V2。怒りを爆発させたNATURAL VIBESはコメントスペースにも乱入し、両軍の全面対抗戦、そしてKAMEIを加えたトライアングルゲート再戦が浮上した。

 トライアングルゲート王者のZ-Brats・KAI&ISHIN&加藤にNATURAL VIBES・Kzy&清水&マシーン・Jが挑戦するタイトルマッチは、KAIとマシーン・Jが横浜出身だけに、図らずも横浜ダービーの構図となった。試合に向けて、KAIは「お前らがあっと驚くような面白いものを見せてやる」と意味深げに予告していたが、入場時からいきなり仕掛けた。

 Z-BratsはNATURAL VIBESのメンバーであるKAMEIのコスチュームを着た正体不明のマスクマンをセコンドに連れて入場。NATURAL VIBESが怒りをあらわにし、不穏な空気が漂う。試合が始まると、NATURAL VIBESが先制。清水がISHINと加藤をまとめてバックフリップで排除すると、孤立したKAIに集中攻撃を浴びせた。

 しかし、謎のマスクマンが場外からマシーン・Jの足を引っ張り追撃を妨害。場外戦に発展すると、一気にZ-Bratsが主導権を奪う。KAIはマシーン・Jの首を観客から奪ったタオルで絞め上げた。リングに戻ってもZ-Brats優勢は変わらない。NATURAL VIBESのリーダーであるKzyを入れ代わり立ち代わりでいたぶり、罵声を浴びせた。

 状況を変えたのは横浜生まれのマシーン・Jだ。たった1人でZ-Bratsをナデ斬りにする。清水もパワー全開で続き、徐々にNATURAL VIBESペースに傾いていく。ここがチャンスと、ISHIN相手に怒とうの大技ラッシュ。3人連続のダイブ攻撃を浴びせると、KzyがトペコンヒーロでKAI&加藤を場外に足止め。マシーン・Jはパワーボム式パワースラムから魔神風車固めで勝負に出た。

 しかし、謎のマスクマンがレフェリーの足を引っ張ってカウントを妨害。すかさずKAIがリングに飛び込み、サンダーファイヤーパワーボムやラリアットでマシーン・Jを追い詰める。マシーン・Jもニールキックなどで抵抗したものの、KAIは止まらず。最後はメテオインパクト、メテオインパクトKAIの2連発でマシーン・Jを沈めた。

 Z-Bratsがマスクマンを介入させてトライアングル王座V2に成功。KAIが横浜ダービーを制し、マシーン・Jを踏みつけて勝ち誇った。

 KAMEIのコスチュームを着たマスクマンにペースを乱されたNATURAL VIBESは怒り心頭で、Kzyは「どういうつもりだ。笑えねえんだよ。そんな姑息な手を使ってお前は横浜で勝ちたかったのか? うちのKAMEIのコスチュームじゃねえか。どこから取ってきたんだよ!」と詰め寄った。

 しかし、KAIは「KAMEIなの、あれ? お前、KAMEIなのか」と涼しい顔。「あいつはKAMEIじゃねえよ。あいつはZ-Bratsの新メンバー、マスクドZだ!」と紹介した。怒りが収まらないKzyたちは「KAMEIじゃねえことはわかるからよ。今、マスクを剥がしてやる」とマスクドZを追いかけて、バックステージへと消えていった。

 コメントスペースでもZ-Bratsの3人とKzy&清水は舌戦を展開。清水は困惑するKAMEIを連れてくると、両軍は乱闘寸前に。Z-Bratsは「KAMEIは疑われている」と連呼してNATURAL VIBESの仲違いを誘う。「バイブスの絆は負けねえからな」と一歩も引かないKzyは「納得いってねえ」とアピールすると全面対抗戦を要求。KAIは「俺ら5人でやってやるよ。あとシュンとギアニー・ヴァレッタだぞ、お前。大丈夫か?」と受諾し、5対5の総力戦が急浮上した。

 さらに、KAIは「ちょうどいいよ。俺らベルトを持ってるからさ。お前ら組んで挑戦してこいよ」とKzy&清水&KAMEIを次期挑戦者に指名。まさかの展開についていけない様子のKAMEIに「おい、KAMEI。わかってるな? バイバーイ。頼むぞ?」と意味深げに語りかけてから去っていった。「あの口だけ野郎どもを今度こそ黙らせてやる。ああいうしょうもねえことしかできねえお前らを黙らしてやるからな」と雪辱を誓ったKzyだった。

 両軍の抗争は今後も続きそうだが、その中でマスクドZの存在はとにかく不気味だ。マスクドZは2022年にもドラゲーマットにZ-Bratsのメンバーとして登場。正体はM3K入りしたばかりだったISHINで、Z-Brats電撃加入は波紋を呼んだ。KAMEIは第6試合のツインゲート戦で敗れたばかりだけに、今回のマスクドZの正体とは考えづらい。Kzyたちも確かな結束をアピールしていたが、とはいえマスクドZは両軍の抗争で新たな火種となりそうだ。

プロ格 情報局