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2/23【全日本】光留が故郷・岡山メインで師・鈴木と熱闘 「次は君が岡山の中心で叫ぶ番だ!」

『エキサイト・シリーズ2024』岡山コンベンションセンター(2024年2月23日)
○鈴木みのるvs佐藤光留×

 光留が地元・岡山に凱旋。敗れはしたもののメインで師匠・鈴木と熱闘を繰り広げ、「次は君が岡山の中心で叫ぶ番だ!」と故郷の若者たちへメッセージを送った。

 光留が古郷・岡山に凱旋。パンクラス入門から今に至るまで師事してきた鈴木とメインイベントで対決した。

 愛弟子の地元でも鈴木は容赦なし。場外戦に持ち込んで徹底的にいたぶると、強烈なエルボーを何発もぶち込んでいく。光留が必死の反撃を見せてもナックルパンチをぶち込んで返り討ち。「クソ田舎のヒーローが」と罵倒し、フロントハイキックを挑発的に何発も撃ち込んだ。

 スリーパーで絞め上げられてグロッギー寸前に追い込まれながらも光留はゴッチ式パイルを水車落としで切り返した。腕ひしぎ逆十字固めで絞め上げ、ジャンピングハイキックを打ち込むなど腕攻めで食い下がる。終盤には腕十字合戦に持ち込んだものの、エルボーを食らって棒立ちになると、ゴッチ式パイルドライバーの前に3カウントを聞いた。

 光留が岡山凱旋マッチで激闘の末、鈴木に完敗。試合後、しばし大の字で天井を仰いだ光留だったが、「俺の父親と母親がこの世に一人ずつしかいないように、俺の…佐藤光留の生まれ故郷も、どんなにクソ田舎と言われようとこの岡山しかないんです」と切り出すと、「岡山にいる時、誰もプロレスラーになることを止めずに、そのままプロレスラーになって生きて、いろいろあって、今この瞬間、2024年2月23日、ここ全日本プロレスの真ん中でしゃべってるから。これが俺のすべて」と言い切った。

 「今日、レスリング部の高校生たくさん来てるでしょ? 佐藤光留を初めて見た子ども、たくさんいるでしょ? 俺のことなんて覚えなくていい、プロレス見なくてもいいから、自分のやりたいことを一生かけて追いかけて追いかけて、次は君が岡山の真ん中で叫ぶ番だから。それだけは約束してね」と地元・岡山の若者たちにメッセージ。いつの日か自分と同じような存在が故郷から現れることを望んでいた。


【試合後の光留】

▼光留「(インタビュースペースに倒れ込むと)何かありますか?」

――岡山で鈴木選手と戦って今どんな思い?

▼光留「悔しい。それ以外ないです」

――全日本での岡山凱旋は久しぶりだったが?

▼光留「悔しい。それ以外ないです」

――光留選手にとって鈴木選手を倒すことは大きなテーマでは?

▼光留「誰にだって負けたくないですよね。負けていいテーマのある試合なんかないですよ。いいですか? ありがとうございました(と足をふらつかせながら控室へ)」

【鈴木の話】「俺にしてみたら岡山県だろうがな、何県だろうがな、何州であろうとな、何市であろうとな、俺には関係ねえんだよ。世界中どこの都市であっても、そこはすべてが俺のホームタウンだ。まあ佐藤もちょっと頑張って、ちょっと人気出てきて、ちょっとその気になって、ちょっといろんな興行とかやってるけど、地元だ何だっていう同情票に頼ってるようじゃまだまだだよ。同情票なんか俺はいらねえんだよ。一つもいらねえんだよ。あるのは俺の強さにひれ伏した、てめえらの声だけだ!」

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