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2/28【ドラディション】宮原がドラディション初参戦へ予告「宮原健斗一色に染める」、LEONAに奮起要求「俺に遊ばれて終わるぞ」

 3・5後楽園大会でタッグ対決する藤波辰爾、宮原健斗が28日、東京・水道橋の後楽園飯店で会見。初参戦となる宮原は「宮原健斗一色で終わってしまう可能性は大いにある。僕色に染めようかなと思ってます」と予告。藤波のパートナーの一人であるLEONAに「このままじゃ俺に遊ばれて終わるぞ」と奮起を促した。

 ドラディションの2024年第1弾興行となる3・5後楽園大会のメインイベントで藤波と全日本のエース・宮原がそれぞれ船木誠勝&LEONA、関本大介&安齊勇馬と組んで6人タッグで対決する。両者は昨年のネットショッピングプロレス8・30新宿大会(藤波&長井満也&諏訪魔&MAZADAvs宮原&石川修司&安齊&井上凌)以来、約半年ぶりの対戦。藤波は「やっぱりトップを走ってる選手っていうのは一発一発の衝撃度が違う」と全日本のエースを評した。

 2022年暮れの50周年記念試合で棚橋弘至とシングル対決し、昨年12月にはNOAHマットで拳王とタッグで対戦。今現在のプロレス界のトップと肌を合わせてきた。そこには「ただ単にキャリア積んできて、まだ現役としてリング上に立ってますよという、ただ長くそこに居座ってる。そこの立ち位置にいたくない」との思いがある。宮原との戦いを通じて「刺激を常に背負ってリングに立ってるから。そういう部分をまた味わいたい」と新たな刺激を得る構えだ。

 対する宮原はこれがドラディション初参戦。「やはり体つきだったり、たたずまい。本当に紛れもなくスーパースターで、修羅場をくぐってきた方じゃないと醸し出せないオーラというのがある」と藤波に敬意を表し、「藤波辰爾さんとはもう向かい合うだけでいいんじゃないですかね。変な話、触れなくてもたぶん絵になる二人なんで。でもやっぱり藤波辰爾さんと触れて、そこから何が起こるのか、この3月5日次第でしょう」との考えを示した。

 宮原の他団体参戦自体、極めて珍しいこと。その中で最高男は「今のプロレスを見せなきゃいけないという使命があって僕はここのリングに呼ばれてると思ってる」と意義を受け止めている。「藤波辰爾さんの創り出すドラディションの雰囲気に、この僕スーパースター宮原健斗の色が交わった時にどんな化学反応が起こるのかを僕は楽しみにしてます」と話した宮原は「もしかしたら、この3月5日、ドラディション後楽園ホール大会は終わってみれば宮原健斗一色で終わってしまう可能性は大いにあると思います。僕色に染めようかなと思ってます」と藤波のリングで主役を強奪する構えをみせた。

 どうしても藤波と宮原の顔合わせに注目が集まるところだが、最高男は自らLEONAを名指し。「メインイベントでこの俺、今現在、プロレス界の最前線を走る男・宮原健斗と同じリングに上がるんだ。今のままでは俺に遊ばれて終わっちゃいますよ。どんな覚悟で来るのか、この3月5日、まさか藤波辰爾さんと宮原健斗が向かい合って拍手喝采で終わる興行で終わらせるつもりですか?」と投げかけた。

 これを受けてLEONAも「自分の中で去年、ドラゴンカップも船木さんと優勝して、少しずつ結果がついてきてる。だからといって藤波辰爾の陰に隠れて試合するつもりなんて一切ない」とキッパリ。「ドラディションのホームリングで好きにはさせない。この日は誰にもタッチしない。その覚悟で宮原健斗、全日本、そして関本大介。この3人に向かい合いたいと思います」と覚悟を示した。これには藤波も「彼自身、火がついたんじゃないかな。そうじゃなきゃいけないし。本当に当たって砕けろじゃなくて、思い切りいい自分のチャレンジをしてほしい」と期待を込めていた。

 この日、2024年第2弾興行となる5・24後楽園大会の開催も発表された。

☆5/24(金)東京・後楽園ホール『DRADITION 2024 DRAGON EMPIRE PHASE-2』17:30開場、18:30開始


【会見の模様】

▼藤波「本日はお忙しいところ、ありがとうございます。自分が古希を迎えたということで、新しいシリーズに突入します。宮原君と久々にお会いして、でかいね、こうやって間近で見るとね。うらやましいぐらい。今波に乗ってる選手ですけど、今回、自分の大会に来てくれて、またこうやってタッグながら当たるようになりました。自分自身、今年最初の試合にしてはハードルの高い試合になりましたけど、非常に楽しみにしていますので、ぜひご覧ください」

▼宮原「全日本プロレス宮原健斗です。まずはこのドラディションにスーパースター宮原健斗が初参戦します。藤波辰爾さんの創り出すドラディションの雰囲気に、この僕スーパースター宮原健斗の色が交わった時にどんな化学反応が起こるのかを僕は楽しみにしています。もしかしたら、この3月5日、ドラディション後楽園ホール大会は終わってみれば宮原健斗一色で終わってしまう可能性は大いにあると思います。そして、この日の対戦カード、メインイベント、僕と関本選手と安齊選手vs藤波さんと船木誠勝選手、LEONA? LEONA? はい、わかりました。そのLEONA選手、この僕、スーパースターと同じリングに立てるのにもかかわらず今日は来られてないんですか? いるじゃないですか。どうしたんですか? そんな遠慮して。どうぞ、どうぞ、こちら前に。(LEONAが壇上にやってくると)メインイベントでこの俺、今現在、プロレス界の最前線を走る男・宮原健斗と同じリングに上がるんだ。今のままでは俺に遊ばれて終わっちゃいますよ。どんな覚悟で来るのか、この3月5日、まさか藤波辰爾さんと宮原健斗が向かい合って拍手喝采で終わる興行で終わらせるつもりですか? 3月5日、健闘を祈りますよ。何か一言あれば」

▼LEONA「ドラディションのホームリングで好きにはさせない。自分の中で去年、ドラゴンカップも船木さんと優勝して、少しずつ結果がついてきてる。だからといって藤波辰爾の陰に隠れて試合するつもりなんて一切ない。この日は誰にもタッチしない。その覚悟で宮原健斗、全日本、そして関本大介。この3人に向かい合いたいと思います」

▼宮原「楽しみにしてますよ。3月5日、このスーパースターの前に覚悟してリングに立ってくれ。健闘を祈ります」

――昨年、対戦しているがお互いの印象は?

▼藤波「そうだね。僕の場合はいろんな選手と本当に初対決みたいな感じなんでね。やっぱりトップを走ってる選手っていうのは一発一発の衝撃度が違うしね。それが今度はウチのリングで迎え撃つわけだから。今いろんな発言があったけど、勢いが違うでしょうから。LEONAが大きな刺激になったでしょうけど、同じように僕自身も今いい刺激をもらったような気がしますね」

▼宮原「今回、大事なのがドラディションに宮原健斗が出るってことが大事ですから。過去に藤波さんとリングで向かい合ったことより、このドラディションの場で向かい合う、宮原健斗が参戦するってことが大事なので過去は忘れましたね。藤波さんと出会ったときは。非常にこのドラディションのリングに上がるのを楽しみにしてますから」

――LEONA選手に対する宮原選手の言葉を聞いて?

▼藤波「今の宮原君のとても自分にコメントが降りかかってくると思ってなかったでしょう。これも彼自身、火がついたんじゃないかな。そうじゃなきゃいけないし、後ろでいろんな形で動いてるって部分だけでなくて、本来はこっち側にいなきゃいけないから。彼自身が本当にこの前のタッグリーグで船木と組んで優勝した。今度は宮原君を迎え撃つわけだから、本当に当たって砕けろじゃなくて、思い切りいい自分のチャレンジをしてほしいなと思いますね」

――LEONA選手への発言について?

▼宮原「やはり今日、会見場に僕と藤波辰爾さんしかいないということは、おそらくこの興行的にスーパースター宮原健斗とレジェンドの藤波辰爾さんが向かい合うということを見てる人はイメージして会場に来るんでしょうけど。ただ、イメージを崩すのがプロレスの面白さだから。それは彼にかかってるんじゃないですか。そんな俺と同じリングに立つのは簡単なことじゃないですからね。それはこのドラディションという舞台が彼を僕と同じリングに立たせたということ。それは藤波辰爾さんの力ですからね。あとそこから、どう僕の前に立つのかは彼の腕次第ですからね。ただ、今のままじゃ僕に遊ばれて終わると思いますね」

――キャリア50年を超えて70歳で現役の藤波選手の印象は?

▼宮原「やはり体つきだったり、たたずまい。本当に紛れもなくスーパースターで、修羅場をくぐってきた方じゃないと醸し出せないオーラというのがありますから。そこはやっぱり僕もこれからキャリアを重ねる中で目指すべき像だし。ただね、やはりそんなきれいごとはもちろんいいけど、一番大事なのはこの宮原健斗が全日本プロレス以外に出ることってそんなないので、その中でドラディションという色と僕の色が交わった時に、もしかしたら本当に俺一色で終わる可能性大だと思いますよ。それぐらい僕は楽しみにしてる参戦なので、LEONA選手は気合を入れないといけないですよね」

――藤波選手をどう攻める?

▼宮原「藤波辰爾さんとはもう向かい合うだけでいいんじゃないですかね。変な話、触れなくてもたぶん絵になる二人なんで。でもやっぱり藤波辰爾さんと触れて、そこから何が起こるのか、この3月5日次第でしょう。ただ、やっぱり最前線を走る男ですから、今のプロレスを見せなきゃいけないんで。記念試合+今のプロレスを見せなきゃいけないという使命があって僕はここのリングに呼ばれてると思ってるんで。僕色に染めようかなと思ってますね」

――50周年記念試合で棚橋選手と対戦し、NOAHで拳王選手と対戦してきたが、今のトップと戦う思いは?

▼藤波「50歳を迎えて棚橋君と戦って、ましてや今ここでまた宮原君とやる。僕自身がただ単にキャリア積んできて、まだ現役としてリング上に立ってますよという、ただ長くそこに居座ってる。そこの立ち位置にいたくないんですよね。やはり先ほど言ったようにトップの選手の衝撃であったり、そういったもので僕自身が焦る部分と冷や冷やする部分と、いろんな興奮する部分。そういうのを常に感じないと、今の自分が現役で立っていられないと思う。そのぐらい刺激を常に背負ってリングに立ってるから。そういう部分をまた味わいたいという感じですね」

――宮原色に染めるとの発言があったが?

▼藤波「もう本当に頼もしい言葉ですよね。それぐらいの彼自身が今オーラ、勢いを持ってますので。そういう発言が出ても当然だと思う。ただ、ドラディションの中でそれを食い止めるのが僕であったり、LEONAであったり、長井君であったりとか。その中でそれが交わって3月5日の後楽園ホールが最後終わった時に何色になるのかなっていう。どういう歓声が上がってくるのかなっていう。これはたぶん今までにない興味が沸くところじゃないかな」

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