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3/5【ドラディション】越中が45周年記念日に大暴れ 「俺にとってはまだ通過点」

『DRADITION 2024 DRAGON EMPIRE PHASE-1』後楽園ホール(2024年3月5日)
○長井満也&青柳優馬&斉藤ジュンvs越中詩郎&真霜拳號&AKIRA×

 越中がデビュー45周年記念日に大暴れ。勝利こそ奪えなかったものの、古巣・全日本のトップ勢と真っ向勝負を繰り広げ、「俺にとってはまだ通過点」と今後も変わらぬファイトを誓った。

 越中は1979年3月5日、全日本・館山大会でデビュー。この日デビュー45周年を迎えた。記念日に平成維震軍の盟友・AKIRA、2AWの真霜とトリオを結成し、長井&青柳&ジュン組と対戦。当初は斉藤ブラザーズが参戦を予定していたが、斉藤レイが右肩を負傷。代わって青柳が出場した。

 大歓声を受けた越中は序盤から元気いっぱいのファイトを展開。長井がラフファイトで鎮圧にかかると、場内はブーイングに包まれる。一歩も引かない越中は場外乱闘になだれ込んでも真っ向から応戦。エプロンからジャンピングヒップアタックを浴びせて「越中」コールを巻き起こす。越中は上手くAKIRAと真霜をリードして、長井に集中攻撃を浴びせた。

 対する青柳は越中をしつこく挑発。自ら尻を叩き、お株を奪うヒップアタックまで披露する。怒りをあらわにした越中は割って入ってジャンピングヒップアタック連発で倍返し。真霜も同じくヒップアタックを繰り出した。その後も越中は大暴れ。長井にダイビングヒップアタックを浴びせると、AKIRAがムササビプレスを投下してチャンスを掴む。

 しかし、横やりを入れたジュンがチョークスラムを決めると流れは一変。青柳が越中の足にしがみついて介入を防ぐと、長井がキャプチュードからのストレッチプラムでAKIRAを沈めた。

 デビュー記念日に勝利は掴めなかった越中だったが、試合が決したあとも若い青柳とにらみ合う。最後はAKIRAと真霜の手を掲げて歓声に応えた。

 45周年を迎えたものの、「区切りは区切りなんだけど、俺にとってはまだ通過点」と強調した越中。「あいつらにヒップアタックやられたんで、今度は倍返しでやり返したいなと思います」と衰えぬ闘志をあらわにした。

【試合後の越中】

――45周年を迎えた日の試合だったが?

▼越中「別にまあ…。まあ、区切りは区切りなんだけど、俺にとってはまだ通過点というか。区切りは区切りなんですけど。でもまあ、振り返るといい先輩たち、強豪とかいっぱいいて、その中で育ててもらったなっていう感じかな。まあでも、あっと言う間ですよ。デビュー戦をしたのを昨日のように覚えてますよ」

――記念の日に今の全日本プロレスのトップ選手と戦ったのは不思議な因縁を感じるが?

▼越中「うん、そうだね。長くなっていればいろんなことありますからね。まあ、あいつらにヒップアタックをやられたんで、今度は倍返しでやり返したいなと思います」

――これからの目標は?

▼越中「いやもう、オファーがあれば、呼んでくれれば。一生懸命練習して、頑張りたいなと思います。ありがとうございました」

【青柳の話】「ドラディションにお声がけいただき、ありがとうございました。いや、本当に楽しかったです。そして、越中詩郎、コノヤロー! 俺はいつかお前に引導を渡してやるからな。今日で45周年。凄い記念試合じゃねえか。この記念すべき日に青柳優馬と出会ってしまったことに一生後悔することでしょうね。次、越中詩郎とやる時は、越中詩郎のケツを蹴り上げて、口から靴紐を引っ張りだしてやるからな」

【ジュンの話】「熱いな、ドラディション。楽しかったな。だが、いつも戦っている青柳優馬がなぜか仲間にいた。次はお前もきっちりDOOMしてやる」

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