3/9【全日本】諏訪魔&鈴木が世界タッグ初防衛 斉藤ブラザーズが奪還名乗り、レイはCC出場宣言
『ドリームパワー・シリーズ2024』後楽園ホール(2024年3月9日)
世界タッグ選手権試合 ○諏訪魔&鈴木秀樹vs黒潮TOKYOジャパン&芦野祥太郎×
“バカバカコンビ"諏訪魔&鈴木が芦野&黒潮を破って世界タッグ王座初防衛。ジュン&レイの斉藤ブラザーズが奪還の名乗りを上げ、早期復帰を果たすことになったレイはチャンピオン・カーニバル出場も宣言した。
斉藤レイが「右肩関節脱臼」による欠場で斉藤ブラザーズが返上した世界タッグ王座は2・25京都大会で宮原&青柳との王座決定戦を制したバカバカコンビが手にした。この日、同大会で共闘に合意した芦野&黒潮が挑戦。諏訪魔&鈴木が初防衛戦を迎えた。
鈴木からテーマ曲なし入場を強要されていた諏訪魔だったが、鈴木のテーマ曲で二人でもめながらも入場。リングに上がると、若手のように頭を下げて一礼した。
だが、試合になると、やはり二人の連係は機能しない。同時ジャーマンを狙っても押し問答となって不発に。そのスキを突かれて反撃を許し、対照的に挑戦者組のジャーマン&ミサイルキックの合体技、ダブルフロントハイキックと息の合った連係が次々に飛び出した。
終盤にも諏訪魔の串刺しラリアットが鈴木に誤爆。芦野のアンクルロックに捕まった諏訪魔はジャーマンで投げられるなどピンチを迎えたが、ムーンサルトを自爆させると、ジャーマン、ローリングラリアットの猛反撃を開始。再びアンクルロックに捕まっても、鈴木がドロップキックでカット。すかさずバカバカコンビはダブルドロップキックを放つと、諏訪魔がバックドロップで追い討ち。最後は諏訪魔のバックドロップホールド、鈴木のダブルアームスープレックスホールドを同時に爆発させて勝負を決めた。
諏訪魔&鈴木が芦野&黒潮を退け、世界タッグ王座初防衛に成功。防衛ロードの第一歩を踏み出した。試合後、ブードゥー・マーダーズがやってきて、TARUが「諏訪魔、ブードゥーマーダーズのよしみで1つお願い聞いてくれへんか。わしも還暦や。わしもな、もう1回その世界タッグのベルト巻きたいなあと思ってな。でも、やるにはやっぱり大きいところでやりたい。3月30日に大田区でどないや?」と世界タッグ挑戦に名乗りを挙げた。
諏訪魔が「おお、やってやるよ、バカ」と受諾すると、鈴木も同意。するとレイが三角巾を投げ捨てるや、TARUが「3月30日にレイを復帰させて、お前らのベルトに挑戦させてもらうからよ。もともとこの2人が持っていたベルトだからよ、返してもらうからな。まあ、そういうこっちゃ」と宣言した。
レイの復帰、前王者・斉藤ブラザーズの世界タッグ挑戦が浮上した。レイは「30日の大田区大会で復帰するぜ! フォー! ジュンと2人で世界タッグのベルトを必ず奪い返してやる」と豪語。「そして、なんだ全日本プロレス。さっきのチャンピオン・カーニバル、この俺がエントリーされてなかったな。おい、全日本プロレス、この俺、斉藤レイをエントリーさせろ! 今年のチャンピオン・カーニバル、大暴れしてやるぜ。楽しみにしてろ。DOOM!」と春の本場所出場の名乗りも上げた。
レイの復帰によって、斉藤ブラザーズは世界タッグ奪還、そして春の栄冠獲りへと動き出す。
【試合後の諏訪魔&鈴木】
▼諏訪魔「快勝だよ」
▼鈴木「はい?」
▼諏訪魔「違う?」
▼鈴木「まあ、映像を見てほしいんで、俺は。検証しよう、検証」
▼諏訪魔「よかった」
▼鈴木「ショートじゃなくて、全日本プロレスTVに入って、みんなに見てほしい。これ、証拠ですから。やりたい。犯罪行為ですから」
▼諏訪魔「ペースを持っていったというね。全てを支配したんだよ」
▼鈴木「俺まで支配することないじゃん」
▼諏訪魔「よかった、よかった」
▼鈴木「まあ、それはいいや。ブードゥーマーダーズ来ましたね」
▼諏訪魔「来たな。やるしかねえな、これ」
▼鈴木「バカにしてやろう」
▼諏訪魔「バカにしてやろう。ホントにバカだな、ブードゥーマーダーズ。歓声もらう時代になってんだよ。おかしいだろ」
▼鈴木「絶対俺たち人気負けてるよ」
▼諏訪魔「負けてる?」
▼鈴木「負けてるよ」
▼諏訪魔「それはヤバい」
▼鈴木「だから、ラーメン食べていこう」
▼諏訪魔「そうだね。今日はいいラーメン食おう。行こう。今日いいところ」
▼鈴木「行こう。でもさ、さっきなんでラリアットをやったの。おかしいじゃん」
※言い争いながら去っていく
【試合後の芦野&黒潮、立花】
▼黒潮「(セコンドの立花に肩を借りてコメントスペースに向かうも、階段の途中で座り込み)もう歩きたくないし、喋りたくない。お前が歩いて喋れ」
▼立花「ふざけんなよ。お前らの試合だろ。お前らが喋れよ。ピーチクパーチクいつも喋ってくるくせによ。自分が負けた時だけ、そうやって喋りたくないとか甘えやがって。このクソロン毛が。自分の言いたいことぐらい言えよ。俺はチャンピオンだけどな」
▼黒潮「ああ、クソ!」
▼芦野「バカになりきれてねえか。ああ、クソ」
▼黒潮「なりきれてるわ! 正直よ、相手のバカはどうだっていいんだよ。どうだっていいんだよ。バカだろうと、頭がいいキャラクターだろうと、なんだっていいんだよ。人気のヤツが正義だよ。強えヤツの正義だよ。俺はこれから強いを獲りにいこうかな。チャンカンも発表されたし。俺たちのこれからはそっからじゃない?」
▼芦野「チャンピオン・カーニバル2連覇だ」
▼黒潮「そうか。芦野はそうか」
▼芦野「7ヵ月休んで、ちょっとみんな忘れてるんじゃないかな。獲りにいくぞ。もう準備万端だよ。俺たちはチャンピオン・カーニバルやろうぜ」
▼黒潮「まずは戦おうね」
▼芦野「そうだ。もう1回」
▼黒潮「ただよ、俺も、芦野とベルト獲るつもりだったからよ。今月タッグなんだよ、全部全日本の試合。バカみてえによ、負けたヤツらがタッグ組んでよ、なにやれっていうんだよ。バカバカタッグ? 俺たちはチ○ポコタッグやってやるよ。そういう目で見ろよ、バカヤロー。ふざけんな!」
▼芦野「お前、止めないと」
▼立花「チ○ポコタッグって…」
▼黒潮「ただよ!」
▼立花「お前、そんな大きな声出せるんだったら、そもそもそっち(コメントスペース)で喋れよ」
▼黒潮「俺はよ、やりたいこと、やりたくないこと、全部大きい声で言う! だから、もう1回世界タッグ獲りにいく! どうだ! どうだ!」
【ジュン&レイ&TARU&KONOの話】
▼TARU「リングで話した通りや。俺が世界タッグのベルトに挑戦するより、やっぱり全日本のお客さんはこのレイとジュンを見たいやろ。おい、ジュン、レイ。しっかりとベルトを戻してもらいな。お前らのベルトやからな、あれは。しばらくあいつらに預けとっただけやから。大田区でキッチリと獲ってくれ。KONO! KONOには悪いけどさ、サポートを頼むわ」
▼KONO「OKです」
▼レイ「KONO兄やん。よし。3月30日、大田区大会で復帰するぜ! フォー! 俺たちの世界タッグベルト、必ず奪い返してやる。そして、さっきリング上で言った通り、今年のチャンピオン・カーニバル、この俺、斉藤レイ、まだエントリーされてねえな。おい、全日本プロレス。この俺をエントリーさせろ。必ずこの俺が優勝してやるぜ。楽しみにしてろ!」
▼ジュン「まあ、プロレスラーは超人だからな。怪我の治りも早い。そして、諏訪魔、鈴木秀樹。俺はずっと思っていたが、あいつらあの世界タッグのベルト、全然似合わないな」
▼レイ「ああ」
▼ジュン「ここいらでもう限界だ。俺たち斉藤ブラザーズにベルトを返してもらう。きっちりと叩き潰してやるよ。楽しみにしとけ。DOOM!」