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3/13【新日本】EVILがヒクレオ無法撃破で4年ぶりV2へ始動 王者・内藤に通告「おめえのカウントダウンは始まってんだよ」

『NEW JAPAN CUP 2024』ジップアリーナ岡山(2024年3月13日)
2回戦 ○EVILvsヒクレオ×

 EVILが悪の限りを尽くしてヒクレオを破り、4年ぶりV2へ向けて始動。優勝後のIWGP世界ヘビー挑戦を見据えて「おめえのカウントダウンは始まってんだよ」と王者・内藤哲也に通告した。

 現NEVER無差別級王者のEVILは2020年覇者とあって1回戦シード。この日、初戦となる2回戦を迎えた。対するは1回戦でボルチン・オレッグを破ったIWGPタッグ王者・ヒクレオ。EVILはやはり手段を選ばなかった。

 ディック東郷を帯同して登場すると、奇襲攻撃を仕掛けて足攻めに出る。ヒクレオが場外戦で押し返そうとしても東郷と二人がかりで足に集中砲火。東郷はイスで殴打する暴挙に出る。ヒクレオもラリアットやフロントハイキックで反撃するものの、EVILは蹴り足をキャッチしてレフェリーに激突させ、無法地帯を作った。

 すかさず拷問軍が総出で乱入し、ヒクレオを集団暴行。連続串刺し攻撃を浴びせると、東郷はパイプカットを叩き込む。金丸が低空ドロップキックでヒザを狙い撃ちすると、EVILはScorpion Deathlockでギブアップを迫った。耐えたヒクレオもトンガンツイストで逆襲すると、拷問軍の面々を撃退。ガンスタンを決めたが、東郷がゴングを叩いてヒクレオを幻惑。拷問軍が再び集団暴行を働いた。

 するとヒクレオのパートナーであるエル・ファンタズモがタンガ・ロアとともにやってきてリング上を一掃。応えたいヒクレオはフルネルソンバスターで怒りの反撃に出たが、ゴッドセンドには持ち込めず。ショートレンジラリアットを叩き込んだEVILが必殺EVILで叩きつけてまんまと3カウントを奪った。

 EVILがヒクレオを破って2回戦を突破。しかもフィニッシュ前のラリアットは右腕のサポーターに凶器を仕込んでの極悪非道な一撃だった。その凶器を誇示しながら勝ち誇ったEVILは「俺とヒクレオじゃあよ、実力の差がありすぎるだろ。俺がよ、このトーナメントに出てやってるから俺と当たれてるだけだよ。それだけでも、ありがたいと思え」と高笑いを上げた。

 これで4年ぶり2度目のNJC制覇へ向けて始動。EVILが見据えるのは当然、4・6両国大会でのIWGP世界ヘビー挑戦だ。王者・内藤がL・I・Jの盟友・鷹木信悟の優勝を予想していると知って「内藤! 俺がよ、このトーナメント普通に勝ち上がってくんの知ってるから、てめえは怖えんだろ? だからよ、ロスインゴの連中とやりてえとか“井の中の蛙"みてえなことばっか言ってんだろ? “0点チャンピオン"のくせに情けなさは“100点"だな」と見下したEVILは「おめえのカウントダウンは始まってんだよ。おい、わかったか、よく覚えておけ!」と通告した。

 続く準々決勝は3・17静岡大会。この日のメインでゲイブを破った鷹木と対決する。EVILは鷹木をベスト8敗退に追い込むことで内藤の予想を覆し、栄冠強奪に前進する。

プロ格 情報局