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3/21【新日本】NJC覇者・辻が一夜明け会見 内藤からのIWGP世界ヘビー獲りによる「ベルト分解」を予告

 「NEW JAPAN CUP 2024」覇者・辻陽太が21日、東京・中野坂上の新日本事務所で一夜明け会見。4・6両国大会でIWGP世界ヘビー級王者・内藤哲也への挑戦が決まり、「俺が内藤さんに勝った上でベルトを分解し、インターコンチネンタルを廃止し、新日本プロレスを新たな時代へ導く」とIWGPヘビー級王座の復活を描いた。

 辻は3・20長岡大会における決勝戦で3度の最多優勝を誇る後藤洋央紀を激闘の末に撃破。NJC初優勝を飾った。デビューから約6年でつかんだシングル初栄冠。「『誰がこれから新日本を引っ張って行くんだ?』それを明確にする大会だったと自分でも思っています。そこで優勝できた。運命のイタズラか相手は後藤洋央紀。NEW JAPAN CUP3回優勝、勝てば最年長、そこに俺が挑むという構図。その中で俺が勝った。これは大きな財産になる」と噛みしめた。

 そして安堵する間もなく、4・6両国大会ではIWGP世界ヘビー級王者・内藤に挑戦する。昨年6・4大阪城大会で第7代王者・SANADAに敗れて以来10ヵ月ぶり2度目の同王座挑戦で、内藤とは2021年8月の海外遠征壮行試合以来の一騎打ちとなる。そこで辻は「外から見られた時にやっぱり内藤、鷹木、辻っていうふうに見られてると思う。実際、自分も今そういうふうに感じているので、俺がリーダーになるというより、俺の存在を一番上にしたい。ロス・インゴ=辻のイメージにしたい」と内藤からのIWGP世界ヘビー獲りによってL・I・J内の序列を変える構えをみせた。

 辻はNJC優勝後に「新日本プロレスよ、覚悟はいいか!? 新時代の幕開けだ!」と高らかに宣言した。その新時代において「新日本プロレスの価値、ブランドを存分に発揮すること」が必要と考えている。そこで着眼したのがベルトの価値。「現状、IWGP世界ヘビー級というベルトがあって。そのヘビーはIWGPヘビー級、IWGPインターコンチネンタルが合体したものになってますよね? この前、IWGP USヘビーが廃止されて新しいIWGP GLOBALヘビー級ってものができた。となると新日本本来のベルトの価値はどこにいったのか?」と疑問を抱く辻は「新日本の価値を、ベルトの価値をもう一度明確にして、俺が内藤さんに勝った上でベルトを分解し、インターコンチネンタルを廃止し、新日本プロレスを新たな時代へ導く」とぶち上げた。

 その結果、辻が目指すのはIWGPヘビー級王座の復活だ。「やっぱり新日本のベルトはIWGPヘビーであると思いますし、俺自身が憧れた、獲りたいと思っていたのはIWGPヘビー級のベルトだった」という辻は実現へと導くためにも「これは当然、内藤さんに勝ったあとの話。まずは内藤哲也に勝つこと、それが第一優先。内藤哲也から獲ることに意味がある」と内藤超えによるIWGP世界ヘビー戴冠を誓った。

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