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4/21【全日本】宮原が掟破りの逆死んだふり 青柳とのビジネスタッグ対決制して白星先行

『チャンピオン・カーニバル2024』幕張メッセ 国際展示場 展示ホール(2024年4月21日)
Aブロック公式戦 ○宮原健斗vs青柳優馬×

 宮原が掟破りの逆死んだふりで青柳とのビジネスタッグ対決に快勝。2勝目を挙げて白星先行とした。

 宮原は初戦で綾部に金星を許したものの、前日の浜松大会で北斗を破って初白星を挙げた。3戦目となったこの日は前半戦のヤマ場といえる青柳とのビジネスタッグ対決。昨年10月の三冠戦以来、半年ぶりの再戦となった。

 宮原が「“これぞ全日本プロレス"を見せる」と宣言していたが、試合は意外な展開となった。10分過ぎまで青柳が主導権を握り、宮原が得意のドロップキック連射に出ても、スライディングキックを連発して流れを渡さない。

 消耗が激しい宮原だが、起死回生の串刺しブラックアウトで逆襲。この一撃で青柳はその場に倒れ込んでしまう。宮原が追撃に入ろうと起こそうとしても前のめりにダウン。これはやはり死んだふりで、青柳は首固め、回転足折り固めと丸め込みを連発し、ロックボトム、ロックスターバスターでたたみかけた。

 宮原もギリギリで肩を挙げたが、倒れ込んでしまう。青柳がロープに振ろうとしても前のめりにダウン。それでも青柳が無理やり起こすと、宮原は電光石火のジャーマンをさく裂。掟破りの逆死んだふりだった。すかさずブラックアウトを連射すると、シャットダウンを阻止した青柳がスピンキックを放っても回避。スタンドブラックアウトをぶち込むと、シャットダウン・スープレックス・ホールドを爆発させて3カウントを奪った。

 宮原が青柳のお株を奪ったうえで快勝。青柳の連勝を止めて2勝目を挙げ、白星先行とした。本人も「獲ったぜ勝ち点2。よしよしよしよしよし。ここ大事だったんだ、俺の中で。よし、青柳優馬に勝ち、勝ち点2をゲットし、4点だ」と申し分なしの手応えだったようだ。

 折り返しとなる4戦目は4・27大阪大会のサイラス戦。この日、Aブロックは青柳と芦野が初黒星を喫したことで無敗が消滅し、宮原が残り4戦を全勝できれば決勝進出の公算大となった。「大阪! モンスター・サイラス、カモーン!」と宣戦布告した最高男は怪物をも突破し、快進撃を続けるか。

【宮原の話】「OKおっしゃあ! 獲ったぜ勝ち点2。よしよしよしよしよし。ここ大事だったんだ、俺の中で。よし、青柳優馬に勝ち、勝ち点2をゲットし、4点だ。さあ、次は誰だ? 次は誰だ? 誰でもいい。誰でもよくはねえな。次、名古屋で、次俺は誰だ? どこだ? 大会は。大阪! モンスター・サイラス、カモーン!」

【青柳の話】「やられた…やられた…やられた…やられた…やられた…やられた…やられた…やられた…やられた。なんて姑息な野郎なんだ、あいつは。姑息すぎる。団体のエース様が姑息すぎだろ。姑息すぎる。おい、自称でも何でも最高とか言っている人間が、そんな姑息なやり方でいいのか!? クソ。俺の、俺のお茶にごし殺法を真似しやがったな。必ずこの報いは受けさせてやる。俺のお茶にごし殺法を…」

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