4/23【新日本】ジェイク・リーが新日本電撃乱入「内藤哲也をぶっ倒しにきた」 BC加勢で広島イリミネーション戦に参戦か

『Road to レスリングどんたく 2024』東京・後楽園ホール(2024年4月23日)
L・I・J vs BULLET CLUB WAR DOGSシングル5番勝負 ○ドリラ・モロニーvs内藤哲也×

　NOAHでGLGを率いるジェイク・リーが23日の新日本・後楽園大会に電撃乱入して内藤哲也を襲撃。BULLET CLUBに加勢し、FBSで内藤をKOすると、「内藤哲也をぶっ倒しに来た男だ。いつでもやってやるぞ」と宣言し、4・27広島大会のイリミネーションマッチ参戦が浮上した。

　前兆はあった。BULLET CLUBのリーダーであるデビッド・フィンレーは4・20町田大会において「俺にDMしてきてるヤツがいる。そしてナイトー、誰かがお前との一戦を望んでいるようだぞ」と意味深発言。これを受けて、前夜の後楽園大会で内藤は「どこでもいいけどさ、来るならさっさと来いよ。俺が遊んでやるぜ」と迎撃を示唆していた。

　この日の後楽園大会ではロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(L・I・J)とBULLET CLUB WAR DOGSによるシングル5番勝負が行われ、内藤はセミファイナルの第4戦に登場。シングル初対決となるIWGPジュニアタッグ王者のモロニーと激突した。ジュニアの枠を超えたモロニーのパワーに手を焼く場面も見られたが、首攻めでペースを奪取。モロニーがレフェリーに激突して無法地帯になったものの、動じずに猛攻を続けた。

　しかし、ここでフィンレーがシレイリ(こん棒)片手に乱入。内藤がそちらに目を奪われたその時だった。花道からGLGのTシャツを着たジェイクが登場。リングに飛び込み、内藤とエルボー合戦を繰り広げる。そして、ジャイアントキリングから必殺のFBSをねじ込み、内藤をKO。すかさずモロニーがドリラキラーで突き刺して内藤から3カウントを奪った。

　慌ててメインに登場する高橋ヒロムが救出に駆けつけたが、フィンレーたちが返り討ち。「帰れ」コールも巻き起こる中、ジェイクは内藤を場外に連行すると、鉄柵の前に固定し、またもFBSをぶち込む。「帰れ」コールを不敵な表情で受け止めたジェイクは、何も語らずモロニーたちとリングをあとにし、BULLET CLUBとの共闘を示唆した。

　全試合終了後、改めてWAR DOGSとジェイクは揃ってコメントを発表。フィンレーと握手を交わしたジェイクは「皆様、初めまして。ジェイク・リーだ。内藤哲也をぶっ倒しに来た男だ。いつでもやってやるぞ」と不敵に言い放つ。フィンレーは「ナイトー、誰かがお前の頭を狙っていると話していたが、それはジェイク・リーだ。外道、すまないがお前は広島のイリミネーションマッチから外す。ジェイク・リー、お前が入れ」と宣言。4・27広島大会で行われるWAR DOGSとL・I・Jの5対5イリミネーションマッチにジェイクの電撃参戦が浮上した。

　ジェイクはちょうど前夜のNOAH新宿大会で清宮海斗とのGHCヘビー次期挑戦者決定戦に敗れたばかり。停滞するどころか、すぐさま次なる展開へと行動を起こした形。思わぬタイミングで日本プロレス界を引っ張るL・I・Jと、NOAHで存在感を放ち続けるGLGの首領同士の激突が決定的となった。