8/12【新日本】ザックがSANADAを熱戦撃破でA1位通過を決定 「誰も俺を止められない」
『ヤマダインフラテクノス Presents G1 CLIMAX 34』アオーレ長岡(2024年8月12日)
Aブロック公式戦 ○ザック・セイバーJr.vsSANADA×
ザックがSANADAを熱戦の末に破ってAブロック1位通過を決め、「誰も俺を止められない」とG1初優勝を見据えた。
8度目のG1出場となったザックは6勝2敗で勝ち点12。最終公式戦を待たずしてAブロック突破を決めた。対するSANADAは4勝4敗で勝ち点8.これに勝利しても上位陣との直接対決で負け越しのため脱落となってしまった。
地元・新潟出身のSANADAに声援が集まる中、両者は一進一退の技巧戦を展開。序盤から丸め込み合戦でせめぎ合い、エルボースマッシュ合戦で火花を散らす。ザックがコブラツイストで絡みつけば、逃れたSANADAはドロップキックからのプランチャを放った。
ザックのねちっこい反撃をしのいだSANADAはドライブスクリューで流れを引き寄せた。シャイニングウィザードが空を切っても、ドラゴンスクリューからのラウンディングボディプレスを放った。が、ヒザで迎撃したザックが三角絞め→腕固め→羽根折り固めで捕獲。ローリングを繰り返してから一気に絞め上げた。
SANADAも何とかロープに逃れ、意地のエルボースマッシュ合戦、延髄斬り合戦に持ち込む。オコーナーブリッジをスリーパーで切り返されそうになっても、ヨーロピアンクラッチで丸め込む。シャイニングウィザードをガードしたザックが回転足折り固めに持ち込もうとしても阻止。オコーナーブリッジでニアフォールに追い込んだ。
低空ドロップキックでザックの動きを止めたSANADAはシャイニングウィザードを発射。ザックがデッドフォールを阻止しても、ムーンサルトで飛びついてドラゴンスリーパーで絡みつく。ザックがザックドライバーで切り返そうとしても食い止めたが、ザックもオコーナーブリッジを阻止。次の瞬間、ザックドライバーを爆発させて3カウントを奪った。
ザックが熱戦の末にSANADAを撃破。勝ち点14で公式戦全日程を終え、首位によるAブロック通過を決めた。2位の鷹木、3位のオーカーンとは4点の大差をつけたとあって、「誰も俺を止められない」とザックの自信は深まるばかり。8・17両国大会で「鷹木vsオーカーン」の勝者と激突する優勝決定トーナメント「セミファイナル」、そして決勝戦と初優勝まであと二つと迫り、ザックは「俺はトーキョーに住んでる。だから優勝してトロフィーを持ち帰ることになったら、まずトーキョーへ。それに8月の(イギリスでの)REVPRO(RPW)もあるからな。俺が『G1 CLIMAX』で優勝したら、トロフィーはイギリスへも持っていける。そうしたらお祝いだ。」とG1覇者としての故郷凱旋を見据えた。
【ザックの話】「SANADAサン、ゴメン、ゴメン。ナガオカでシングルマッチを5回やってきた。G1、『NEW JAPAN CUP』、そして『NEW JAPAN CUP』の決勝戦……。ナガオカ、約束するぞ。次に俺に会う時は、『G1 CLIMAX 34』の優勝者というだけでなく、IWGP世界ヘビー級王者になっていると! SANADAサン、SANADAサン、リスペクトするよ。俺はSANADAのスキル、テクニック、パーソナリティーへの敬意を隠したことはないと思う。つまりSANADAのあらゆる面に対して尊敬と称賛を抱いているということだ。SANADAのファンってことだな。なのにSANADA、何してるんだ? モッタイナイ。俺はすでにブロックのトップにいる。すべてを正しくやっているように闘い、そして勝った。すでにブロックのトップに立っているんだ。それがほかのヤツらと俺が違う理由さ。このトーナメントだけでなく、この会社や、この業界全体でも、どの試合も大切だと思って闘っている。SANADA、ダレガユメハ、ナンデスカ? もう1度、トップに立ちたくはないのか? 俺たちは同じ世代だ。同じ世代なんだ。あのマスケット銃の若造ども。7人の小人と五銃士。あいつらの時代はいつか来る。あいつらのポテンシャルは高いからな。だがSANADA、それは俺たち次第だ。ヤツらは次の世代で、俺たちは今の世代だ。俺の世代のライバルはドコ? ドコ? イナイ! ゼッタイ、オレダケ。SANADA、俺はもうすぐIGWP世界ヘビー級チャンピオンになるつもりだ。その試合をしたくないか? かつてないほどの報奨金を懸けた試合だ。お前ほどのスキルならば、俺とSANADAのような試合ができるヤツは日本にはいないだろう。SANADA、ふざけるのはやめて目を覚ませ。誰も俺を止められない。『G1 CLIMAX』……“Coming home, Coming home……"、イギリスのサッカーの歌なんだが、宝物がホームに戻ってくるっていう曲だ。だから両方に当てはまるだろ? 俺はトーキョーに住んでる。だから優勝してトロフィーを持ち帰ることになったら、まずトーキョーへ。それに8月の(イギリスでの)REVPROもあるからな。俺が『G1 CLIMAX』で優勝したら、トロフィーはイギリスへも持っていける。そうしたらお祝いだ。だが、まずトーナメントで勝ち抜かなきゃいけない。準決勝では誰と対戦するんだ? チャンスを逃すのは誰だ? あのブロックは大混戦だ。誰に勝てばいい? ン〜……タケチャーン、タケシタクンはまだBブロックで残ってるんだろ? (彼が相手になれば)タブン、イチバン、オモシロイネ。ジャ、オツカレ!」
※SANADAはノーコメント