9/1【全日本】地元福岡で井上奮闘も土井が世界ジュニア盤石V2 光留迎撃へ
『熱闘!サマーアクションウォーズ2024』福岡・アイランドシティフォーラム(2024年9月1日)
世界ジュニアヘビー級選手権試合 ○“ミスター斉藤”土井成樹vs井上凌×
井上が地元・福岡で奮闘したものの土井が貫録勝ちで盤石の世界ジュニアV2。光留の挑戦表明を受諾した。
8・3仙台大会で土井がMUSASHIを下して初防衛に成功後、井上が挑戦を表明。この日、地元・福岡で昨年7月以来1年1ヵ月ぶり2度目の世界ジュニア挑戦を迎えた。
地元凱旋で燃える井上は得意の蹴りを連発して果敢に攻め入った。ミドルキック連打、顔面蹴りを浴びせ、ジャンピングハイキックをこれでもかと連発。新技のgo 2 sleepもさく裂させたが、3カウントは奪えず。最後は土井がバカタレスライディングキックを連発して完勝を決めた。
土井が井上の奮闘を振り切って貫録勝ち。世界ジュニア2度目の防衛に成功した。7月の戴冠以来、その座を盤石とする土井の前に次なる挑戦者として童貞を殺すニット姿の光留が出現。「次の世界ジュニア、挑戦者は佐藤光留。キャリア、実績すべて何一つ問題のない、全く違和感のない相手です。この挑戦受けてもらえますか?」と迫った。土井もこれまでにないいで立ちの挑戦表明に困惑しながらも「世界ジュニアに挑戦、タイトル戦やるのに、見た目も格好も関係ないやろ。タイトルマッチやりましょう」と受諾。両者による世界ジュニア戦が決定的となった。
【土井の話】「井上、井上の凌。まあ復帰してから欠場前とちょっとは変わったかも分からんけど、俺は今日は会社からの、オールジャパンからのご祝儀みたいなもんやろ? 復帰祝いの。次は地元とか凱旋大会じゃなくて、普通の大会、地方の大会でも後楽園でも、そこでタイトルマッチできるよう、そしてベルト獲れるよう這いがってこいや。話はそれからや。それから次期挑戦者・佐藤光留。リング上で言ったとおり、キャリア、実績、何の申し分もない。文句のつけようがないわ。パーフェクトや。あの格好以外は。あの格好も佐藤光留といえば、あの変態コスプレのあの格好やろ。リング上で言ったとおり、タイトルマッチは見た目も関係ないから。正々堂々やりましょう」
【井上の話】「ちょっとさ、いろいろ思うことがあるから話したいけど、あんまりうまく言葉整理するのは苦手だけど、自分が今思ってること全部話すよ。本来さ、この世界ジュニア戦さ、勝たないとおかしかったんだよ。勝っても全然おかしくなかった。それぐらい俺は勢いあると思ってる。だけどさ、こんな結果に終わってさ、もちろん悔しいのもあるし、キャリアは2年ちょっと、年もこないだ22歳になったばっか。だからこそ、他のヤツらはまだまだ、まだ大丈夫だよって言ってさ、言葉で甘えてこさせるヤツもいるけどさ。今の全日本プロレス、そしてプロレス界、この年でもこのキャリアでも獲らなきゃおかしいんだよ。俺は全日本プロレスの中でさ、勢いある若手って言われてるけどさ、まだまだ上いるよ。斉藤兄弟、安齊勇馬、ライジングHAYATO、青柳亮生。そいつらにさ、俺はさ、おんぶにだっこなんだよ、まだ。だから、この試合に勝って、ジュニアの強さとして一歩出たかったんだよ。だからさ、俺はあきらめないよ。まだまだ遅くはできないけどさ、なるべく一日でも早くタイトルマッチにもう一回戻ってきてさ、必ずベルト、アジアでもいい、世界ジュニアでもいい。必ず獲ってもう1個上のランクに上がってやる」
【光留の話】
▼光留「挑戦表明したわけですけど、誰でもいいってわけじゃないからね。やっぱ土井成樹だからね。実は同い年なのよ。1980年、セカンド土井だよね。俺、野球やったことないけど、松坂世代と言われた2人がさ、新時代で昭和のプロレスやるしかないよね。これが昭和のプロレスだっていうのをやるしかないね。でも、俺、ちょっとだけ土井成樹に憧れてたんだよ。まあ、佐藤光留でいくけどね」
――このタイミングで動いたのは土井選手だから?
▼光留「それだけですね。もし井上が勝ったらいかなかったです。何も生まれないでしょ」
――タイトルマッチはこの格好で?
▼光留「そんな答えを…。今はこれからホテルに行こうって言ってる時なんですよ。なんで、その時に『どんな下着はいてるの?』って言うんですか。変態ですか? おかしいでしょ。行った先で脱がしてみたら、『あら、こんな下着だった』というのが楽しいんじゃないですか。何でもかんでも今はスマホで調べたら出てくるじゃない? スマホで出てきたやつが答えだと思わないで。自分で見に行くんだよ。どこの大会でやるのかわからないけどさ、佐藤光留がどんな格好をしてくるのか。もしくは土井成樹がどんな格好をしてくるのか。自分の目で見に来いよ」