9/8【新日本】ジェイクがD4Cを久々披露 「次は石井だ!」

『Road to DESTRUCTION』東京・後楽園ホール(2024年9月8日)
○ジェイク・リー&ゲイブ・キッドvs石井智宏&本間朋晃×

　ジェイクが久々にD4Cを披露。石井眼前で本間を粉砕すると、バックステージでは「次は石井だ!」と次なる獲物に定めた。

　IWGPタッグ王座獲りを狙うBC WAR DOGSのゲイブ&ジェイクは、今シリーズ前半は4戦連続で石井&本間と対戦。2連勝で3戦目を迎えた。

　STRONG王座のベルトを腰に巻いたゲイブと石井は試合前から一触即発。ゲイブは場外から足を引っ張って石井を引きずり下ろすと、場外乱闘に突入する。ゲイブは額に噛みついて大暴走。南側スタンド席の中通路で逆水平合戦を展開した。ジェイクと本間も客席付近で乱闘を繰り広げる。ゲイブと石井が殴り合いながらリングに戻ると、ようやくゴングが鳴った。

　ゲイブは石井のTシャツを破り捨て、股間を拭いて挑発。ブーイングを浴びる。しつこく踏みつけていくが、これで石井の激情に着火。エルボーと逆水平を交互に乱れ打ち、串刺しラリアットを振り抜く。負けじとゲイブもエルボーと逆水平を交互に放ってお返し。容赦なく地獄突きをぶちこむが、石井もこん身のエルボーで報復し、ブレーンバスター合戦でも火花を散らして、痛み分けに。

　ジェイクと本間の顔合わせになると、本間がブレーンバスター、小こけしで攻勢。しかし、こけしロケットを空転させたジェイクがお返しとばかりにブレーンバスターでぶん投げる。右の拳を突き上げると、バックドロップもさく裂。ゲイブが加勢すると、粘る本間は頭突きで排除したものの、ジェイクはニーリフトからハイキックを一閃。ギリギリで肩を上げた本間だったが、ジェイクはFBSでダメ押しする。だが、フォールをあえて自ら解くと、ゲイブが分断した石井に見せつけるかのように、D4Cで突き刺して3カウントをもぎ取った。

　ジェイクがNOAH時代にもほとんど見せていなかったかつての必殺技D4Cを久々に披露。同型の垂直落下式ブレーンバスターを得意とする石井に見せつけたうえで勝利した。試合後、ジェイクは石井とにらみ合うが、そこにゲイブが加わると、2人がかりで石井を踏みつけて暴行。リングに戻って勝ち誇った。

　バックステージでゲイブに「ジェイクは何か言いたいことがあるか?」と向けられたジェイクは、英語ながら「次は、イシイだ」と断言。首をカッ切るポーズを取りながら「死ね」と言い放ち、次なる標的に定めた。

　ゲイブとの連日激闘を繰り広げてきた石井も「ジェイク・リー、最後のは俺へのメッセージってことでいいんだよな? アァ、オイ、オメーも熱くなりてぇのか? 熱さに飢えてんのか? いつまで大人しくしてんだよ。でも安心しな。俺が着火させてやるよ」と断言。抗争ぼっ発を予感させた。


【試合後のゲイブ&ジェイク】

▼ゲイブ「コミッションでも言ったが、もう一度言わせてくれ。バックステージでもガンガン言ってやる。俺は最強だ! リック・フレアーみたいに俺の世界を作ってやる! 俺たちがこのクソな業界を回している。あと何回言えばいい? ジェイクは何か言いたいことがあるか? 俺は最近ダラダラ話してばっかだ。何か言いたいことはないか、ブラザー?」

▼ジェイク「(※英語で)次は、イシイだ。(※首を刈るポーズをとり)死ね」

▼ゲイブ&ジェイク「ハハハハハ! (※と、顔を合わせて爆笑)」

▼ゲイブ「やってやろうぜ!」

【石井の話】「オイ、ゲイブ、毎度毎度な、グダグダしてるならな、早いとこ俺のこと片付けてみろ。オォ、それからジェイク・リー、最後のは俺へのメッセージってことでいいんだよな? アァ、オイ、オメーも熱くなりてぇのか? 熱さに飢えてんのか? いつまで大人しくしてんだよ、俺らは、オイ! でも安心しな。俺が着火させてやるよ」

※本間はノーコメント