10/9【GLEAT】ストハー同門対決は本家に軍配 T-Hawk&リンダマンがG-INFINITY王座に挑戦表明
『GLEAT Ver.EX〜GLEAT vs 強敵〜』後楽園ホール(2024年10月9日)
元祖#STRONGHEARTS vs 本家#STRONGHEARTS ○T-Hawk&エル・リンダマン&吉岡世起vsザッカリー・ウェンツ&トレイ・ミゲル&CIMA×
#STRONGHEARTS同門対決を制した“本家"T-Hawk&リンダマンがラスカルズの持つG-INFINITY王座に挑戦表明をぶち上げた。
GLEAT所属選手が他団体や外国人など外部の強敵と対戦する恒例の『GLEAT Ver.EX』。「GLEATvs強敵 シングル5番勝負」などが行われたが、メインイベントでは元祖vs本家の#STRONGHEARTS対決が実現した。
“ラスカルズ"ウェンツ&ミゲルはWWE・NXTやTNAで活躍した名タッグチーム。10・6大阪大会ではいきなりG-INFINITY王座を獲得した。2人は#STRONGHEARTSの初期メンバーで、入場テーマ曲冒頭の「STRONGHEARTS!」の声もウェンツが担当している。CIMを加えた3人が“元祖"として登場。迎え撃ったのは“本家"のプライドを持つT-Hawk&リンダマン&吉岡の日本人メンバーだ。
CIMAは10・6大阪大会からリコシェに合わせてスキンヘッドに変貌。後楽園でも歓声を巻き起こしたが、先に見せ場を作ったのは本家だった。T-HawkがCIMAとミゲルを連続して場外に排除すると、そこにウェンツをショルダースルーで投げつけて、プランチャの同士討ちに成功。吉岡がケブラーダで続いた。
ならばとラスカルズも躍動。本家の3人相手に次々と流れるような連係攻撃を繰り出すやいなや、CIMAも加わり、同時トペスイシーダを敢行した。一転してリンダマンをローンバトルに追い込み、何度も連係攻撃がさく裂。CIMAとウェンツがミゲルを抱え上げると、そのまま回転させて、3人同時に低空ドロップキックを見舞う離れ技も決める。
互いに見せ場を連発し、シーソーゲームが展開されると、試合はさらにヒートアップする。ウェンツがジャーマンでリンダマンを攻め立てて好機を掴むと、代わったCIMAがヴィーナスからアイコノクラズムを繰り出した。負けじとT-Hawkの雪崩式ブレーンバスター、吉岡のスワントーンボム、リンダマンの熊殺しがCIMAにさく裂。だが、ラスカルズがリンダマンを手玉に取り、シーソーホイップ式トラースキックからダイビングフットスタンプにつなげるG-INFINITY王座奪取を決めた豪快連係で反攻。リンダマンはギリギリで肩を上げたものの、すぐさまCIMAがメテオラを投下する。
T-HawkがCIMAに掴みかかってフォールを妨害したため、試合は続行。割って入ったT-Hawkがニーアッパー、ウラジゴク、吉岡がシザースキックをCIMAに決めて援護射撃すると、息を吹き返したリンダマンはジャーマンで勝負に。今度はラスカルズが急行し、またまた流れるような連係からバーニングハンマー&ダイビングフットスタンプを敢行。だが、吉岡がスイング式DDTでラスカルズの動きを止めると、ここでリンダマンからタッチをもらってT-Hawkが登場する。吉岡とリンダマンが連続ダイブでラスカルズを場外に足止めすると、T-HawkはBTボムからナイトライドにつなげてCIMAを沈めた。
大熱戦を制したのは本家の#STRONGHEARTS。マイクを持ったT-Hawkは「勝ったのは赤コーナーの#STRONGHEARTSだ! おい、俺は英語はあんまり喋れないから、日本語でそのままこいつらに伝えるぞ。今日のこの熱い試合でお前らもだいたいわかってんだろ。単刀直入に言わせてもらう。俺とリンダマンでお前らの持っているそのベルトに挑戦させろ、コノヤロー!」と言い放った。
王者・ラスカルズは日本語がわからず困惑するばかり。それでもリンダマンが「おい、後楽園。この2人の目を見たらわかるだろ。このT-Hawk&リンダマンの挑戦、明らかに快諾だよ。俺たち#STRONGHEARTSはハートでつながっているから言葉はいらねえ」と言い張ると、納得したのかラスカルズも握手に応じ、両チームの対戦が決定的となった。
リング中央で大の字になったCIMAだったが、「CIMA」コールを浴びると必死に立ち上がる。リンダマンは「このCIMAさんを含めて、今日の6人タッグ最高だったんじゃないですか。今日のGLEAT最高だったんじゃないですか」とアピールして大きな拍手を巻き起こすと、「GLEATの10・9後楽園は対外敵とか、対強敵とか、銘打っているけどよ、今日が終わっても変わんねえぞ。俺たちGLEATは他のプロレス団体、プロレス界、世界に向けて、まだまだ毎日勝負を仕掛けていくからな」と改めて誓ってみせる。そして、「おい、後楽園、YouTube。GLEATする準備はできているか? これからもYouTubeも後楽園もみんな一緒にGLEATしようぜ!」と観客とともに雄叫び。最後は仲良く#STRONGHEARTSの6人で記念撮影に収まった。
同門対決で改めてチームの力と結束を見せつけた#STRONGHEARTS。今度は同門関係なしに、T-Hawk&リンダマンが流出したG-INFINITY王座奪回に動く。
【試合後のT-Hawk&リンダマン】
▼リンダマン「獲ったのも先輩だし、挑戦表明、聞かされてなかったけど、勝手にしたのも先輩だから」
▼T-Hawk「思い切り日本語で言ってやるぞ、このヤロー」
▼リンダマン「いや、もう日本語でいいですよ。T-Hawk、日本語が下手だから、日本語わかんない人に言っても暖簾に腕押しですから」
▼T-Hawk「とにかく俺はよ、伝わればいいんだよ。四の五の言わずによ。時間だよ、時間。俺たち頑張ったじゃん」
▼リンダマン「俺たち今回、本家#STRONGHEARTS。相手のザッカリー・ウェンツ、トレイ・ミゲル、CIMAは元祖と銘打って戦ったけど、何を隠そう俺たちはGLEATに合流する前、海外に行ってる時、あいつらと一緒に寝食を共にして、世界中#STRONGHEARTSとしてブンブン飛び回ってたからよ。言葉なんていらねえんだよ。ハートでつながってるんだよ。本当に言葉であいつらとつながってるとしたら、俺たちもっと外国語上達してるはずだから。見たらわかるだろ。ハートでつながってるんだよ。あいつらのG-INFINITYのベルト、大阪でサクっと石田&井土から獲ったからよ。世界のどこでもいいぞ。もちろん、このGLEATが一番望ましいけどよ。俺たちは海外、TNA取り返しに行ってもいいし、トータル・ノンストップ・アクションでもいいしよ。それとも、このGLEATにまたあいつらが帰ってくるまで、世界中でベルトの価値高めてきて、それで俺たちがガッチリ獲るっていうのもおいしいからよ。トレイ・ミゲル&ザカリー・ウェンツvsエル・リンダマン&T-HawkのG-INFINITYタイトルマッチはすげえ試合になること間違いなしだ。これからもGLEAT、#STRONGHEARTS楽しみにしとけ」
▼T-Hawk「よーし、本気出すぞ、おら!」
【試合後のCIMA&ウェンツ&ミゲル】
▼CIMA「(英語で)ラスカルズ、帰ってきてくれてありがとう。我々の団体GLEATによく来てくれた」
▼ミゲル「これは僕がこれまで経験したレスリングの中で最も素晴らしい経験の一つでした。僕たちは日本が大好きです。そしてGLEATが大好きです。今夜は本当に信じられないほど素晴らしかった」
▼ウェンツ「CIMAは僕が初めてここに来るのを助けてくれたし、彼はいつも僕たちにとって素晴らしい存在です。彼は僕たちを家族のように扱ってくれました。手を差し伸べてくれて本当にありがとう。そしてここからはビジネスの話だ。T-Hawk、リンダマン、ぜひチャレンジしてきてくれ。僕たちは負けないからチャンピオンとして、またここに戻ってくるつもりだ。なぜなら僕たちは世界中でベストタッグチームだからね」
▼CIMA「(英語で)アメリカに持って帰る?」
▼ウェンツ「ああ、アメリカに持って帰るよ」
▼CIMA「このベルトは有楽町じゃないぞ。アメリカにいくからな。TNAにも持って行って、全米を回ってもらうからな。(二人に向かって)シー・ユー・スーンね」