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『ジャイアント馬場没25年追善〜太陽ケア引退試合〜木原文人リングアナデビュー35周年記念大会』後楽園ホール(2024年1月31日)
木原文人リングアナデビュー35周年記念試合 ○永田裕志&野村卓矢vs阿部史典&岩本煌史×

　永田が木原リングアナの記念試合で大奮闘。最後は岩本をバックドロップホールドで仕留めた。バチバチファイトに刺激を受けた永田は「20歳若返った。今、36歳だよ、俺の心は」と充実感をあらわにした。

　「木原文人リングアナデビュー35周年記念試合」に新日本の永田が登場。野村と組んで、岩本&阿部のスポルティーバ先輩・後輩タッグと激突した。野村と阿部はアストロノーツとして共闘しており、パートナー対決になった。

　試合前、木原リングアナに小橋建太、タレントの山田邦子さんから花束が贈呈された。木原リングアナの記念試合に発奮した阿部は序盤から永田にビンタを見舞ってどよめきを誘う。さらに、岩本も控えに回った永田を奇襲した。永田も報復に動くが、岩本はエルボー合戦で真っ向勝負を続ければ、阿部も回転浄土宗など切れ味鋭い蹴り技で譲らず。永田が守勢を強いられた。

　それでも永田がフロントスープレックスで阿部をぶん投げると、あとを受けた野村がランニングローキックで追い討ち。これを合図にアストロノーツ対決は激しい打撃戦になだれ込む。ナックルパンチやビンタも交錯。荒ぶる阿部は控えの永田を襲撃すると、ブーイングが飛んでも中指を突き立てた。野村のジャーマン、阿部の伊良部パンチがそれぞれ決まると、頭突きで正面衝突して、両者大の字に。

　両軍代わって永田と岩本が対峙。ランニングエルボーを皮切りに猛攻に出た岩本だったが、永田はスキを突いてナガタロックIIに捕獲。阿部は強烈なサッカーボールキックでカットに入ると、永田に場外に投げ捨てられてもアイルビーバックで舞い戻り、伊良部パンチを叩き込んだ。ここがチャンスと岩本は一本背負い、ジャーマンと永田を投げまくる。しかし、孤高の芸術は永田が決めさせず。丸め込まれてもキックアウトした永田は、起死回生のエクスプロイダーをズバリ。岩本はフォールを返したものの、永田はエルボー合戦でしのぎを削ると、延髄斬りからバックドロップホールドにつなげて3カウントを奪った。

　勝利した永田は敬礼ポーズで歓声に応える。野村と握手すると、最後はなぜか阿部まで加わり、「1、2、3,ゼァ!」と雄叫びを上げた。バックステージでも永田は「20歳若返った。今、36歳だよ、俺の心は」と満足げ。「本当に若い相手の阿部と岩本もすごくガンガン来てくれて。なかなか今の試合って、みんな大人になりすぎている中で、こういう破天荒なものを感じると、俺的にはすごく刺激になったよ」と笑顔を見せていた。


【試合後の永田&野村】

▼永田「どうもありがとう。君らいつもこういう試合してるんだろ? 懐かしいよね」

▼野村「いや、ありがとうございます」

▼永田「久しぶりにこういうのをやると、20歳若返りますよ」

▼野村「ああ、よかった」

▼永田「今、36歳だよ、俺の心は。いや、素晴らしい。あれが本当の戦いですよ」

▼野村「僕も刺激もらえたんで、永田さんから」

▼永田「いやいや、とんでもない。本当に若い相手の阿部と岩本もすごくガンガン来てくれて。なかなか今の試合って、みんな大人になりすぎている中で、こういう破天荒なものを感じると、俺的にはすごく刺激になったよ。最低20歳は若返りました。素晴らしい」

▼野村「楽しかったです。僕も永田さんのファイトを目の前で見て、僕も刺激をもらったんで。まだまだ頑張りますよ、僕も」

▼永田「俺も頑張りますよ。俺も頑張るんで、君たちはもっと素晴らしい試合をして、それで刺激をもらって。よし、いくぞ。1、2、3、ゼァ!」

▼野村「(一緒に敬礼ポーズを決めると)ありがとうございました」

▼永田「ありがとう」


【試合後の岩本&阿部】

▼岩本「すまん」

▼阿部「ごめんなさい」

▼岩本「このカード見たら、永田裕志の首狙いたくなるだろ。相手とも戦ってたけど、隣にいる阿部とも戦ってる気がして。かなり刺激の強い試合でした。でも負けちゃったんでね、自分が。ぜひとももう一回、永田裕志とやりたいな。俺、フリーランスだから、どこにだって行くし、誰とだってやるし、何だってやる。俺はフリーだ。永田さん、もう一回。俺、フリーだから」

▼阿部「殴り込みにいくんだ」

▼岩本「俺、フリーだから、どこでもいくよ。永田さん、待ってろよ」

▼阿部「やり返しましょうね、またね」

▼岩本「ありがとう、阿部」

▼阿部「野村と阿部が格闘探偵団なんで、まだまだ今年頑張ります。ありがとうございました」