【新日本】金網全面対決へ フィンレーとEVILが「敗者BULLET CLUB追放」に合意 2025/4/29

『レスリング肥前の国』佐賀・SAGAアリーナ(2025年4月29日)
デビッド・フィンレー&ゲイブ・キッド&ドリラ・モロニー&クラーク・コナーズ&石森太二vsEVIL&成田蓮&SANADA&SHO&金丸義信

 WAR DOGSvsHOUSE OF TORTURE金網全面対決へ向けてフィンレーとEVILが「敗者BULLET CLUB追放」に合意した。

 5・3福岡大会のドッグパウンドケージマッチへ向けて連日BULLET CLUB内部抗争に明け暮れるWAR DOGSとHOUSE OF TORTURE。4・26広島大会ではEVILがフィンレーから奪ったシレイリ攻撃からのEVILでピンフォール勝ち。試合後もWAR DOGS全員をKOして優位に立った。

 この日は金網戦出場メンバー同士の10人タッグによる前哨戦が組まれた。拷問軍は新テーマ曲で登場。EVILはフィンレーから奪ったシレイリを持参してきた。マイクを持つと「おい、WAR DOGSよ。お前らはな、BULLET CLUB追放っつったら追放なんだ。いいか、おい。博多でお前らが負けたら二度とBULLET CLUBって口に出すな。分かったか? よく覚えとけ」と通告した。対するWAR DOGSはフィンレーが大量の凶器が入った鉄製ゴミ箱を持参。各々が竹刀など凶器を手にすると、拷問軍もイスを持って迎撃態勢を取った。

 場外乱闘で幕開け。ディック東郷が捕まえたフィンレーをEVILが鉄製ゴミ箱のフタで殴打する。拷問軍は石森に照準。SHOがコーナー金具に投げつけ、セコンドの高橋裕二郎はイス攻撃をお見舞い。金丸もコーナー金具ホイップ攻撃で続く。SHOがバックエルボーからカバーに入り、石森が2カウントで返しても、EVILは本部席のゴングを鳴らして勝ち誇った。

 石森がハンドスプリング攻撃を狙っても、金丸がレフェリーに誤爆させ、ウィスキーを噴射した。ここでコナーズ、成田、ゲイブ、SANADAが凶器を手に次々に乱入。SANADAがギターでモロニーに殴りかかろうとしたが、フィンレーが鉄板で殴打して阻止。ノーコンテスト裁定が下された中、フィンレーはテーブルへのパワーボムを狙ったが、EVILがシレイリ攻撃で妨害した。

 フィンレーは試合前のEVILの要求に返答。「俺の理解が正しければ、お前はドッグパウンドスチールケージマッチで大きな賭けをしたいと思っているはずだ。俺にすべてをかけて欲しいんだろ?」と問いかけると、「敗者がBULLET CLUBを去ることを望んでいるんだ。真のBULLET CLUBのメンバーである俺がそれを受諾してやる」と宣言した。両軍が合意したことで、金網全面対決は敗者BULLET CLUB追放マッチとなる公算大となった。

【試合後のフィンレー&ゲイブ&モロニー&コナーズ】

▼モロニー「お気に入りの新曲のためにコードを研究しているんだ。タイトルを教えてやろう。“KILL
SANADA"だ。“KILL SANADA"……“KILL SANADA"……」

▼ゲイブ「チクタク……チクタク……お前らクソ野郎が一人残らず死ぬ時が近づいている。俺たちを殺す、俺たちが築いてきたものを壊すだと? 世界中で人気の俺たちを形作るものを壊したい? それを奪いたいのか? 俺から質問させてもらおう。お前たちは殺す覚悟ができているか? それは俺たちも同じだ。じゃあ、死ぬ覚悟はできるか? 俺はできているぞ。そして、俺の後ろにいるブラザーたちもだ……チクタク」

▼フィンレー「いいか、HOUSE OF TORTUREよ。お前はどんなモンスターを生み出したのかわかっていない。どんな地獄に足を踏み入れているのかも。HOUSE OF TORTUREはUNITED EMPIREと同じ道をたどる。粉々になって何も残らないのさ。だからお前のBULLET CLUBを懸けろという願いだって問題ない。もっと大昔にお前を片付けておくべきだった! 結局のところ、何が起きようとも最終的には皆従ってきた! しかし、いやいや、お前は違った。痛みを、苦しみを、死を選んだんだ。クラーク、アイツらをどうしてやろうか!?」

▼コナーズ「ヤツらは知ることになる! 俺たちが DOGS FOR REALな理由を!」

▼一同「ワンワン!」

※EVIL、成田、SANADA、SHO、金丸はノーコメント