プロレス/格闘技DX

　スマックダウンが現地時間23日、ジョージア州サバンナで行われ、中邑真輔がLAナイト、アリスター・ブラックとのトリプルスレット戦による予選で敗れ、マネー・イン・ザ・バンク(MITB)ラダー戦への出場権を逸した。

　MITBラダー戦は6・7ロサンゼルス大会『マネー・イン・ザ・バンク』で行われる。頭上に吊るされたブリーフケースを獲得した選手が勝者となり、好きなタイミングで王座に挑戦できる権利を得る。先週、予選が幕を開け、ジミー・ウーソ、レイ・フェニックスとのトリプルスレット戦を制したソロ・シコアが出場を決めた。

　この日の予選に中邑が登場。ナイト、ブラックとのトリプルスレット戦に臨んだ。ブラックはマラカイ・ブラックの名でAEWで活躍していたが、4年ぶりにWWE復帰を果たしたばかりだ。

　開始早々、中邑は怨敵・ナイトに襲いかかり、ヒザ蹴りを叩き込んだが、ナイトとブラックのサンドイッチ攻撃を食らって場外に叩き落とされてしまう。それでもナイトを場外に転落させ、ブラックとフロントハイキックの打ち合いを展開。割って入ったナイトが雪崩式ブレーンバスターでブラックを叩き落とした次の瞬間、ダイビングニーをナイトに叩き込んだ。

　その後、顔面への低空ドロップキック、ムーンサルトアタックとブラックに攻勢を許した中邑だったが、ナイトを鉄階段に叩きつけると、ブラックとエルボー合戦で火花。バックエルボーを打ち合うと、頭突きをぶち込み、浴びせ蹴りをさく裂させた。

　ナイトが割って割って入り、場外に落とされた中邑はブラックのケブラーダを被弾。勢いづいたブラックはトペコンヒーロでナイトに突っ込む。リングに戻ると、ナイトが高速DDTでブラックに反撃。ジャンピングエルボードロップを投下したが、中邑が飛び込んで後頭部にキンシャサをぶち込む。ブラックをリバースパワースラムでぶん投げ、キンシャサを狙って突っ込んだもののカウンターのブラックマス(スピンキック)を被弾。ナイトがブラックを場外に蹴散らして覆いかぶさると、中邑は返せず3カウントを聞いた。

　中邑のMITBラダー戦出場ならず。ブラックから勝利を横取りした前US王者・ナイトが出場を決めた。

　今回のスマックダウンの模様は日本国内ではABEMAにて放映された。