【スターダム】桃がAZMを熱戦突破で5★STAR GP初制覇 全世界に宣戦布告「今から渡辺桃の時代だよ」 2025/8/23
『STARDOM 5★STAR GP 2025〜優勝決定戦〜』大田区総合体育館(2025年8月23日) 優勝決定戦 ○渡辺桃vsAZM× 桃がAZMを激闘の末に破り、5★STAR GP初制覇。「スターダム、そしてこの日本、アメリカでもメキシコでもいいよ。全世界のベルト持っているヤツら、この渡辺桃が行くから覚悟しておけよ」と全世界に向けて宣戦布告すると、「今からこの渡辺桃の時代だよ」と吠えた。 BLUE STARS-Bブロック3位で決勝トーナメントに勝ち上がった桃は、壮麗亜美、IWGP女子王者のSareeeを無法ファイトで粉砕。今大会の第3試合で行われた準決勝でも勢いのままに安納サオリを破り、4年ぶりに優勝決定戦に進出した。対戦相手はSTRONG女子王者のAZM。決勝トーナメントで羽南、ワールド王者・上谷沙弥を下すと、準決勝では今回のリーグ戦で台風の目になった吏南を破り、初の決勝へ。どちらが勝っても初優勝の大一番となった。 2856人(超満員札止め)の観客が見守る中、桃が先に動く。決勝戦でも気にせず、H.A.T.E.の面々に介入させた桃が、ラフファイトを駆使して序盤戦をリード。ブレーンバスター合戦に持ち込むと、エプロンでブレーンバスターを敢行する。だが、クラッチを外さずに場外に転落したAZMは場外ブレーンバスターをすぐさま決めて反撃に転じた。捨て身の鉄柱超えプランチャを発射すると、コーナーでの逆さ吊り式を挟んでダイビングフットスタンプを3連続で投下。しかし、猛攻を耐えた桃もバズソーキックをねじ込むと、ハイキックを打ち合って両者大の字に。 2人は懸命に立ち上がると、エルボー合戦を展開。華麗に飛びついて腕攻めに打って出たAZMだったが、桃はニアロープに救われると、続くラ・ミスティカを人でなしドライバーで切り返す。さらに、Bドライバーで追い討ちするが、AZMも即座に動いてカナディアンデストロイヤーをズバリ。ジャンピングハイキックから再度カナディアンデストロイヤーを決めたものの、引かない桃はダブルニーアタックを放って、ダブルダウンとなった。 先に立ち上がった桃は抵抗するAZMを胴絞めスリーパーで絞め上げるが、負けじとAZMも羽根折り固めからヌメロ・ウノに移行。一転して桃が大ピンチに陥ると、H.A.T.E.の面々が序盤戦に続いて乱入するが、AZMへの攻撃は桃が身を挺して阻止。桃とAZMは2人だけになると、死力を振り絞ってのエルボー合戦でしのぎを削る。 ハイキックは相打ちに終わると、桃はテキーラサンライズで投げ飛ばしたものの、引かないAZMもカナディアンデストロイヤー、いっちょうあがり(ダブルアーム式カナディアンデストロイヤー)で猛追。さらに、雪崩式カナディアンデストロイヤーの構えに。桃は雪崩式Bドライバーで切り返しを図るが、こらえたAZMは雪崩式ヨシタニックを敢行した。 続くいっちょうあがりを防いだ桃はハイキックや顔面蹴り、バズソーキックで試合を立て直すと、テキーラサンライズ、ピーチサンライズをロコモーション式で繰り出す。AZMはこれをキックアウトして大歓声を巻き起こしたものの、桃はピーチサンダーの構えに。これを前方に丸め込んだAZMは連続式あずみ寿司を決めたものの、キックアウトした桃は今度こそピーチサンダーをさく裂。熱戦に終止符を打った。 桃がAZMを破り、5★STAR GP初制覇。覇者の証である王冠とマントを授与されると、大歓声が発生し、場内は「桃」コール一色に。マイクを持った桃は「なんだよ、このマント。この渡辺桃が優勝だ! 9回目の出場でやっと優勝。私、渡辺桃を応援してくれているクソどもには長らく待たせたな」と投げかけて、歓声を浴びる。「ちょっと意識がもう…。優勝ってこんなつれえんだな」とこぼすと、「今は何のベルトに挑戦するとか、私はそんな焦ってないから。今は言わないよ。でも、スターダム、そしてこの日本、アメリカでもメキシコでもいいよ。全世界のベルト持っているヤツら、この渡辺桃が行くから覚悟しておけよ」と全世界に宣戦布告。「とにかくしっかり聞けよ。今からこの渡辺桃の時代だよ。お前らクソども。楽しみに待っとけ」と叫んで、2025年の5★STAR GPを制した。 8年連続9度目の出場にしての初優勝だっただけに、バックステージでは目に光るものも見られたが、「これは泣いてんじゃねえぞ。泣いてねえから、絶対に」と桃は認めず。それでも「こんなところで泣いてらんねえんだよ。私にはまだまだやることがたくさんあるんだよ。ただ、今はこの優勝をしっかり噛みしめようと思う」と素直な思いを口にした。 「絶対ダサいじゃん。クソみてえな王冠被せんじゃねえよ。来年からはもっと豪華で、私に似合うもん用意しろよ」と悪態をつきながら早くも連覇まで視野に。栄冠を手にした“ブラックピーチ"が5★STAR GPで熱狂を生み出したこれからのスターダムマットをけん引する。 【桃の話】「おい、見たか。これが渡辺桃だよ。これは泣いてんじゃねえぞ。泣いてねえから、絶対に。こんなところで泣いてらんねえんだよ。私にはまだまだやることがたくさんあるんだよ。ただ、今はこの優勝をしっかり噛みしめようと思う。またあるかわかんねえしな。このクソ王冠。もう意識がなくなるかと思ったけどよ、さすがに私が優勝するしかねえな。絶対ダサいじゃん。クソみてえな王冠被せんじゃねえよ。来年からはもっと豪華で、私に似合うもん用意しろよ。挑戦するベルト、そんなもん、楽しみに待っとけ。クソども」 【AZMの話】「やっと7年連続で出てきて、ずっと賞はもらってるけど、優勝まで行けなくて。やっと決勝まで来たけど負けて。自分を嫌いになりそうで。この5★STARを通して、今まで自分が一番自分のことを嫌いだったけど、段々自信も持って、好きになりたかったけど負けて…。悔しいのに、渡辺桃と決勝で会えて嬉しかったと思うのが悔しくて。もう次泣く時は勝つ時って決めるし、渡辺桃を倒すのはこのAZMだし、スターダムを背負うのはこのAZMだから。ここで終わらないから。もっともっと自分のこと好きになれるように。私は天才なんで、ここからまたハイスピードで頂点立ってやるよ! バカヤロー!」
『STARDOM 5★STAR GP 2025〜優勝決定戦〜』大田区総合体育館(2025年8月23日)
優勝決定戦 ○渡辺桃vsAZM×
桃がAZMを激闘の末に破り、5★STAR GP初制覇。「スターダム、そしてこの日本、アメリカでもメキシコでもいいよ。全世界のベルト持っているヤツら、この渡辺桃が行くから覚悟しておけよ」と全世界に向けて宣戦布告すると、「今からこの渡辺桃の時代だよ」と吠えた。
BLUE STARS-Bブロック3位で決勝トーナメントに勝ち上がった桃は、壮麗亜美、IWGP女子王者のSareeeを無法ファイトで粉砕。今大会の第3試合で行われた準決勝でも勢いのままに安納サオリを破り、4年ぶりに優勝決定戦に進出した。対戦相手はSTRONG女子王者のAZM。決勝トーナメントで羽南、ワールド王者・上谷沙弥を下すと、準決勝では今回のリーグ戦で台風の目になった吏南を破り、初の決勝へ。どちらが勝っても初優勝の大一番となった。
2856人(超満員札止め)の観客が見守る中、桃が先に動く。決勝戦でも気にせず、H.A.T.E.の面々に介入させた桃が、ラフファイトを駆使して序盤戦をリード。ブレーンバスター合戦に持ち込むと、エプロンでブレーンバスターを敢行する。だが、クラッチを外さずに場外に転落したAZMは場外ブレーンバスターをすぐさま決めて反撃に転じた。捨て身の鉄柱超えプランチャを発射すると、コーナーでの逆さ吊り式を挟んでダイビングフットスタンプを3連続で投下。しかし、猛攻を耐えた桃もバズソーキックをねじ込むと、ハイキックを打ち合って両者大の字に。
2人は懸命に立ち上がると、エルボー合戦を展開。華麗に飛びついて腕攻めに打って出たAZMだったが、桃はニアロープに救われると、続くラ・ミスティカを人でなしドライバーで切り返す。さらに、Bドライバーで追い討ちするが、AZMも即座に動いてカナディアンデストロイヤーをズバリ。ジャンピングハイキックから再度カナディアンデストロイヤーを決めたものの、引かない桃はダブルニーアタックを放って、ダブルダウンとなった。
先に立ち上がった桃は抵抗するAZMを胴絞めスリーパーで絞め上げるが、負けじとAZMも羽根折り固めからヌメロ・ウノに移行。一転して桃が大ピンチに陥ると、H.A.T.E.の面々が序盤戦に続いて乱入するが、AZMへの攻撃は桃が身を挺して阻止。桃とAZMは2人だけになると、死力を振り絞ってのエルボー合戦でしのぎを削る。
ハイキックは相打ちに終わると、桃はテキーラサンライズで投げ飛ばしたものの、引かないAZMもカナディアンデストロイヤー、いっちょうあがり(ダブルアーム式カナディアンデストロイヤー)で猛追。さらに、雪崩式カナディアンデストロイヤーの構えに。桃は雪崩式Bドライバーで切り返しを図るが、こらえたAZMは雪崩式ヨシタニックを敢行した。
続くいっちょうあがりを防いだ桃はハイキックや顔面蹴り、バズソーキックで試合を立て直すと、テキーラサンライズ、ピーチサンライズをロコモーション式で繰り出す。AZMはこれをキックアウトして大歓声を巻き起こしたものの、桃はピーチサンダーの構えに。これを前方に丸め込んだAZMは連続式あずみ寿司を決めたものの、キックアウトした桃は今度こそピーチサンダーをさく裂。熱戦に終止符を打った。
桃がAZMを破り、5★STAR GP初制覇。覇者の証である王冠とマントを授与されると、大歓声が発生し、場内は「桃」コール一色に。マイクを持った桃は「なんだよ、このマント。この渡辺桃が優勝だ! 9回目の出場でやっと優勝。私、渡辺桃を応援してくれているクソどもには長らく待たせたな」と投げかけて、歓声を浴びる。「ちょっと意識がもう…。優勝ってこんなつれえんだな」とこぼすと、「今は何のベルトに挑戦するとか、私はそんな焦ってないから。今は言わないよ。でも、スターダム、そしてこの日本、アメリカでもメキシコでもいいよ。全世界のベルト持っているヤツら、この渡辺桃が行くから覚悟しておけよ」と全世界に宣戦布告。「とにかくしっかり聞けよ。今からこの渡辺桃の時代だよ。お前らクソども。楽しみに待っとけ」と叫んで、2025年の5★STAR GPを制した。
8年連続9度目の出場にしての初優勝だっただけに、バックステージでは目に光るものも見られたが、「これは泣いてんじゃねえぞ。泣いてねえから、絶対に」と桃は認めず。それでも「こんなところで泣いてらんねえんだよ。私にはまだまだやることがたくさんあるんだよ。ただ、今はこの優勝をしっかり噛みしめようと思う」と素直な思いを口にした。
「絶対ダサいじゃん。クソみてえな王冠被せんじゃねえよ。来年からはもっと豪華で、私に似合うもん用意しろよ」と悪態をつきながら早くも連覇まで視野に。栄冠を手にした“ブラックピーチ"が5★STAR GPで熱狂を生み出したこれからのスターダムマットをけん引する。
【桃の話】「おい、見たか。これが渡辺桃だよ。これは泣いてんじゃねえぞ。泣いてねえから、絶対に。こんなところで泣いてらんねえんだよ。私にはまだまだやることがたくさんあるんだよ。ただ、今はこの優勝をしっかり噛みしめようと思う。またあるかわかんねえしな。このクソ王冠。もう意識がなくなるかと思ったけどよ、さすがに私が優勝するしかねえな。絶対ダサいじゃん。クソみてえな王冠被せんじゃねえよ。来年からはもっと豪華で、私に似合うもん用意しろよ。挑戦するベルト、そんなもん、楽しみに待っとけ。クソども」
【AZMの話】「やっと7年連続で出てきて、ずっと賞はもらってるけど、優勝まで行けなくて。やっと決勝まで来たけど負けて。自分を嫌いになりそうで。この5★STARを通して、今まで自分が一番自分のことを嫌いだったけど、段々自信も持って、好きになりたかったけど負けて…。悔しいのに、渡辺桃と決勝で会えて嬉しかったと思うのが悔しくて。もう次泣く時は勝つ時って決めるし、渡辺桃を倒すのはこのAZMだし、スターダムを背負うのはこのAZMだから。ここで終わらないから。もっともっと自分のこと好きになれるように。私は天才なんで、ここからまたハイスピードで頂点立ってやるよ! バカヤロー!」