【スターダム】ワンダー王者・キッドがともかの挑戦表明を受諾 「怖いホワイトタイガー」で足破壊予告 2025/8/23

『STARDOM 5★STAR GP 2025〜優勝決定戦〜』大田区総合体育館(2025年8月23日)
○稲葉ともか&壮麗亜美vsスターライト・キッド&天咲光由×

 天咲を足関節で破ったともかからの挑戦表明を受けて、ワンダー王者のキッドが受諾。「怖いホワイトタイガー見たいですよね。その足、どうなっちゃってもいいんだね?」と挑発した。

 ワンダー王者として5★STAR GPに臨んだキッドだったが、3勝2敗2分でブロック突破ならず。特に開幕戦の7・27大田区大会でともかに足関節合戦の末に敗れたのが尾を引く結果となった。

 そんなキッドとともかが前回と同じく大田区大会でタッグ対決。2人は先発を買って出ると、いきなり真っ向からエルボー合戦で気持ちをぶつけ合う。キッドはロープに飛び乗っての反転式ボディアタックで押し切ると、天咲との連続攻撃で追い討ち。しかし、直後にともかは天咲の腹部に正拳突きをぶち込んで、キッチリと反撃した。

 その後、キッドは躍動感溢れる動きでともかの介入を防ぎ、壮麗を圧倒して「SLK」コールを巻き起こす。壮麗とはあえてチョップ合戦で火花。そして再びともかと対峙すると、得意の足攻めを狙い合って、先読み合戦を繰り広げた。キッドが低空ドロップキックを見舞えば、ともかもフェイントからローキックを一撃。負けじとキッドはドラゴンスクリューでやり返すと、天咲にスイッチする。

 ここぞとばかりに天咲は猛攻に出るも、割って入った壮麗がブレーンバスターで援護射撃。息を吹き返したともかは得意の蹴り技から足攻めへ。抵抗を受けてもスピンキックで蹴り倒す。カットに入ったキッドはともかに619をぶち込むと、天咲も各種DDTや天橋立で奮闘を見せたものの、ともかはスキを突いて一絞足殺ともか絞めに捕獲。壮麗に抑えられたキッドの眼前でギブアップを奪った。

 勝利したともかは「キッド、目の前で仲間がタップアウトする姿見て、どう? 悔しいだろ。私は白熱に輝くそのベルトが欲しい。キッドから獲りたい。嫌って言えないよね?」とワンダー王座に挑戦表明。それを受けてキッドは「私の5★STAR GP、ともかの足関節でのタップアウト負けがなんか一番悔しかったな。だから今、私の中でもこのベルトを懸けてやるべき相手、稲葉ともかあんた一択だよ」と受諾すると、「リベンジするところ、怖いホワイトタイガー見たいですよね。その足、どうなっちゃってもいいんだね?」と観客を煽りつつ通告した。

 一方、ともかは「いいね、いいね。いいよ。そうだよ」とキッドの態度を歓迎。「他の女見てんじゃねえよ。私だけを見ろ。また私に負けたら、その頭の中、嫌でもともかでいっぱいになっちゃうね。私だけに集中しろ、キッド!」と負けじと言い返した。

 タイトル戦が決定的となったキッドは「自分の負けとか引き分けで上がれなかったのはあるのかもしれないけど、やっぱりともかの初戦負けというのがかなり響いちゃったのかなと思っているので。あくまでリベンジのタイトルマッチです」と今回の試合を雪辱戦と定義。そのうえで「ともか。スターダム上がり始めて約3年ですか。スターダムのリングでこのワンダーチャンピオンに勝って、このタイトルマッチにつなげたこと以外、何を残した? 何か大きなものを残したか? まあ、JTOのトップに立って、結果はそこで残して、責任感が強いのもわかる。強さもわかる。けど、God's Eyeに行って、ちょっとすべてが中途半端なんじゃないですかって私は思ってます」と厳しい言葉を投げかけた。そして、「まあ、一度負けた身ではあるんですが、このワンダーに触れるからには中途半端な稲葉ともかで来るなよ。本気でこのベルトを私から獲りに来るんだったら、私も今までともかに見せたことのない厳しいホワイトタイガーを見せてあげるよ」と予告した。

【ともかの話】「やっとしっかり私の思いをあのキッドに伝えることができました。今日、本人から取れなかったのは悔しいと思うんですけど、キッドもね、目の前で仲間、キッドの仲間からしっかりタップアウト取れてよかったかなと。キッドは開幕戦で私に負けたのに、私だけではなく、他の女を見ててさ。凄く悔しかったよ。でも今日、そして次、ワンダー戦。キッドから、あのキッドの大事な大事なベルトを奪ったらさ、キッドの頭の中、私のことでいっぱいになるでしょ。最高じゃん。そして私はね、キッド本人に昔から実は思い入れがあるんだよね。だから、あのキッドからワンダーのベルト獲りたい。いや、獲る。ほとんどの人が防衛すると思ってるでしょ? ナメんなよ。God's Eyeとして、JTOとして、プロレスラー稲葉ともかが結果を出します。そしてこの最高のスターダムに熱い熱い刺激をこの私が与えてやりますよ。キッド、ワンダー戦、楽しみにしてるね。一撃必殺ともか蹴り、押忍!」

【キッドの話】「ワンダー戦、決まりましたね。でも、あくまでも私はリベンジです。自分の負けとか引き分けで上がれなかったのはあるのかもしれないけど、やっぱりともかの初戦負けというのがかなり響いちゃったのかなと思っているので。あくまでリベンジのタイトルマッチです。でもさ、ともか。スターダム上がり始めて約3年ですか。スターダムのリングでこのワンダーチャンピオンに勝って、このタイトルマッチにつなげたこと以外、何を残した? 何か大きなものを残したか? まあ、JTOのトップに立って、結果はそこで残して、責任感が強いのもわかる。強さもわかる。けど、God's Eyeに行って、ちょっとすべてが中途半端なんじゃないですかって私は思ってます。まあ、一度負けた身ではあるんですが、このワンダーに触れるからには中途半端な稲葉ともかで来るなよ。本気でこのベルトを私から獲りに来るんだったら、私も今までともかに見せたことのない厳しいホワイトタイガーを見せてあげるよ。そして、私はスターダムを背負って戦う」