【新日本/AEW】ヒロムがフレッチャーと熱戦も惜敗でTNT王座獲りならず 「悔しかった楽しい」 2025/8/25
『AEW x NJPW: Forbidden Door』イギリス・O2アリーナ(2025年8月24日) TNT選手権試合 ○カイル・フレッチャーvs高橋ヒロム× ヒロムがTNT王者・フレッチャーと熱戦を展開したものの惜敗に終わり、TNT王座獲りはならなかった。 ヒロムはダイナマイト8・13シンシナティ大会に参戦し、8人タッグマッチに快勝。フレッチャーが新日勢との対戦を要求したことで、この日、TNT王座挑戦が実現した。 序盤、逆水平を連発して立ち向かったヒロムはフライングボディアタックを放って先制。フレッチャーのフロントハイキックに止められ、ランニングバックエルボー、サッカーボールキックを食らうなど劣勢になったが、時間差ロープワークからのコルバタで反撃。ロープ際のリバースフランケンシュタイナーでフレッチャーをエプロンに突き刺した。 すかさずヒロムが串刺しラリアット、顔面への低空ドロップキックの連続攻撃に出る。TIME BOMBを阻止されても、ヒロムちゃんボンバー、ドラゴンスクリューと攻勢を続ける。ハーフネルソンスープレックスで投げられても、ジャーマンで応戦。フレッチャーも旋回式みちのくドライバーで突き刺し、ダブルダウンに持ち込んだ。 先に立ち上がったフレッチャーは雪崩式旋回バックドロップを敢行。シットダウン式ラストライドも豪快に決めたが、ヒロムは2カウントで肩を上げた。エルボーを連発されても高笑いを上げながらフレッチャーに立ち向かい、フロントハイキックを食らっても1カウントでキックアウト。フレッチャーがエプロンでのブレーンバスターを仕掛けてもDDTで切り返し、サンセットフリップパワーボムで場外に叩きつけた。 すかさずヒロムはヒロムちゃんボンバーで追い討ち。「タカハシ!」コールの大合唱が後押しする中、フロントハイキックを食らってもトラースキックで応戦。エルボーで腰砕けにされても、パワーボムをカナディアンデストロイヤーで切り返す。さらにTIME BOMB 1.5を爆発させたが、フレッチャーはツームストンパイルドライバーで逆襲。串刺しフロントハイキックを連発し、垂直落下式ブレーンバスターで突き刺すと、ヒロムは返せず3カウントを聞き、TNT王座獲りを逸した。 試合後、「何も覚えてないよ。俺はどこまでやれたんだろうね。頑張れたのかな。何分やったのか、何の技を出したのか、このあとゆっくり映像を見て思い出すけど、負けたことだけはわかるよ」と振り返ったヒロムだが、「楽しかったことだけは覚えてる。この楽しいは悔しかった楽しいだ」と記憶がない中でも充実感を味わうことができた。 AEWのトニー・カーン社長から「最高の試合だった」と称えられたという。「反抗期」と自称したヒロムは「“新日本プロレスに足りないもの"今、俺が言ったことだよ。ナンバーワンがそうやって全試合見て、いち選手いち選手に『スゲー試合だった』。その言葉でどれだけ救われるか、わかるかな?」と指摘。「今の新日本プロレス。思い出せよ、10年以上前の苦しかった時のことを。あの時のチームワーク、みんなが思い出そうぜ」と一体感の必要性を訴えていた。 【ヒロムの話】「ハァハァハァ……どうしたんですか? コメントでも撮りに来たんですか? 言いたいことは、そりゃあるよ。でもいま頭が回らないんだよ。(※『フゥー!』と言うことが聞こえ)フゥーって言ってたな、誰かが。フゥーっていう気持ちになりたかった。負けたことだけはわかる。でも、何も覚えてないよ。俺はどこまでやれたんだろうね。頑張れたのかな。何分やったのか、何の技を出したのか、このあとゆっくり映像を見て思い出すけど、負けたことだけはわかるよ。だって、TNTのベルトがないんだもん。チクショー、悔しいな、ここまで来て……。でもなんか、なんだろう、このエナジー。楽しかったことだけは覚えてる。未知の強豪、新日本にはいた選手だけど、あの時とは大違い。あの時も当たってはいない。未知の強豪だよ。あの時とは別人だ。面白かったことだけは覚えてる。でも、この楽しいは悔しかった楽しいだ。ハァ、悔しくてもな、楽しいものは楽しい。でも、勝った試合で楽しかった試合は最高なんだ。今日はその最高の試合にはならなかったみたいだね。でもさ、トニー・カーンが『スゲー試合だった、最高の試合だった』って拍手に来てくれたよ。たった今だよ。それはよく覚えてる。なんのこっちゃわからないけどさ、俺も楽しかったし、ここのトップのナンバーワンは楽しんでくれたみたいだな。ヒロムちゃん、今、反抗期なんだよ。わかる? “新日本プロレスに足りないもの"今、俺が言ったことだよ。ナンバーワンがそうやって全試合見て、いち選手いち選手に『スゲー試合だった』。その言葉でどれだけ救われるか、わかるかな? オイ、足りねえぞ、今の新日本プロレス。思い出せよ、10年以上前の苦しかった時のことを。あの時のチームワーク、みんなが思い出そうぜ。ちなみに俺はこれを伝えてるからな」
『AEW x NJPW: Forbidden Door』イギリス・O2アリーナ(2025年8月24日)
TNT選手権試合 ○カイル・フレッチャーvs高橋ヒロム×
ヒロムがTNT王者・フレッチャーと熱戦を展開したものの惜敗に終わり、TNT王座獲りはならなかった。
ヒロムはダイナマイト8・13シンシナティ大会に参戦し、8人タッグマッチに快勝。フレッチャーが新日勢との対戦を要求したことで、この日、TNT王座挑戦が実現した。
序盤、逆水平を連発して立ち向かったヒロムはフライングボディアタックを放って先制。フレッチャーのフロントハイキックに止められ、ランニングバックエルボー、サッカーボールキックを食らうなど劣勢になったが、時間差ロープワークからのコルバタで反撃。ロープ際のリバースフランケンシュタイナーでフレッチャーをエプロンに突き刺した。
すかさずヒロムが串刺しラリアット、顔面への低空ドロップキックの連続攻撃に出る。TIME BOMBを阻止されても、ヒロムちゃんボンバー、ドラゴンスクリューと攻勢を続ける。ハーフネルソンスープレックスで投げられても、ジャーマンで応戦。フレッチャーも旋回式みちのくドライバーで突き刺し、ダブルダウンに持ち込んだ。
先に立ち上がったフレッチャーは雪崩式旋回バックドロップを敢行。シットダウン式ラストライドも豪快に決めたが、ヒロムは2カウントで肩を上げた。エルボーを連発されても高笑いを上げながらフレッチャーに立ち向かい、フロントハイキックを食らっても1カウントでキックアウト。フレッチャーがエプロンでのブレーンバスターを仕掛けてもDDTで切り返し、サンセットフリップパワーボムで場外に叩きつけた。
すかさずヒロムはヒロムちゃんボンバーで追い討ち。「タカハシ!」コールの大合唱が後押しする中、フロントハイキックを食らってもトラースキックで応戦。エルボーで腰砕けにされても、パワーボムをカナディアンデストロイヤーで切り返す。さらにTIME BOMB 1.5を爆発させたが、フレッチャーはツームストンパイルドライバーで逆襲。串刺しフロントハイキックを連発し、垂直落下式ブレーンバスターで突き刺すと、ヒロムは返せず3カウントを聞き、TNT王座獲りを逸した。
試合後、「何も覚えてないよ。俺はどこまでやれたんだろうね。頑張れたのかな。何分やったのか、何の技を出したのか、このあとゆっくり映像を見て思い出すけど、負けたことだけはわかるよ」と振り返ったヒロムだが、「楽しかったことだけは覚えてる。この楽しいは悔しかった楽しいだ」と記憶がない中でも充実感を味わうことができた。
AEWのトニー・カーン社長から「最高の試合だった」と称えられたという。「反抗期」と自称したヒロムは「“新日本プロレスに足りないもの"今、俺が言ったことだよ。ナンバーワンがそうやって全試合見て、いち選手いち選手に『スゲー試合だった』。その言葉でどれだけ救われるか、わかるかな?」と指摘。「今の新日本プロレス。思い出せよ、10年以上前の苦しかった時のことを。あの時のチームワーク、みんなが思い出そうぜ」と一体感の必要性を訴えていた。
【ヒロムの話】「ハァハァハァ……どうしたんですか? コメントでも撮りに来たんですか? 言いたいことは、そりゃあるよ。でもいま頭が回らないんだよ。(※『フゥー!』と言うことが聞こえ)フゥーって言ってたな、誰かが。フゥーっていう気持ちになりたかった。負けたことだけはわかる。でも、何も覚えてないよ。俺はどこまでやれたんだろうね。頑張れたのかな。何分やったのか、何の技を出したのか、このあとゆっくり映像を見て思い出すけど、負けたことだけはわかるよ。だって、TNTのベルトがないんだもん。チクショー、悔しいな、ここまで来て……。でもなんか、なんだろう、このエナジー。楽しかったことだけは覚えてる。未知の強豪、新日本にはいた選手だけど、あの時とは大違い。あの時も当たってはいない。未知の強豪だよ。あの時とは別人だ。面白かったことだけは覚えてる。でも、この楽しいは悔しかった楽しいだ。ハァ、悔しくてもな、楽しいものは楽しい。でも、勝った試合で楽しかった試合は最高なんだ。今日はその最高の試合にはならなかったみたいだね。でもさ、トニー・カーンが『スゲー試合だった、最高の試合だった』って拍手に来てくれたよ。たった今だよ。それはよく覚えてる。なんのこっちゃわからないけどさ、俺も楽しかったし、ここのトップのナンバーワンは楽しんでくれたみたいだな。ヒロムちゃん、今、反抗期なんだよ。わかる? “新日本プロレスに足りないもの"今、俺が言ったことだよ。ナンバーワンがそうやって全試合見て、いち選手いち選手に『スゲー試合だった』。その言葉でどれだけ救われるか、わかるかな? オイ、足りねえぞ、今の新日本プロレス。思い出せよ、10年以上前の苦しかった時のことを。あの時のチームワーク、みんなが思い出そうぜ。ちなみに俺はこれを伝えてるからな」