【新日本/AEW】ザックがマッギネスとの技巧戦制して地元でIWGP世界ヘビー初防衛 2025/8/25

『AEW x NJPW: Forbidden Door』イギリス・O2アリーナ(2025年8月24日)
IWGP世界ヘビー級選手権試合 ○ザック・セイバーJr.vsナイジェル・マッギネス×

 ザックが技巧戦の末にマッギネスを退け、地元・英国でIWGP世界ヘビー級王座初防衛を果たした。

 ザックは6・29名古屋大会で後藤洋央紀に雪辱を遂げ、4ヵ月ぶり2度目のIWGP世界ヘビー戴冠。G1連覇を逸したものの、この日、王者として英国凱旋を果たし、地元・ロンドン出身のマッギネスを相手に初防衛戦に臨んだ。

 イギリスのレジェンドレスラーで、みちのくに参戦経験のあるジョニー・セイント、新日本で初代タイガーマスクと対戦したこともあるマーティ・ジョーンズがリングサイドで見守る中、両者は技巧戦を展開。腕の取り合いを制したザックがねちっこく腕攻めに出れば、マッギネスもブリッジを活かしたアームロックなどで対抗。ザックは腕へのオーバーヘッドキックを放ち、腕を折り曲げてのストンピングをお見舞いした。

 マッギネスもファイナルカットで反撃。串刺しランニングエルボースマッシュ、振り向きざまのラリアットを叩き込む。すかさずロンドンダンジョンで捕らえたが、ザックは即座にロープに脱出。タワー・オブ・ロンドンを食い止め、フロントハイキックで反撃すると、飛びつき腕ひしぎ逆十字固めで絡みつき、腕固めに移行して絞め上げた。

 耐えたマッギネスはエルボースマッシュ合戦に持ち込み、激しい意地の打ち合いに。ザックがジャックナイフ、マッギネスが逆さ押さえ込みと丸め込み合戦を展開すると、マッギネスがジョーブレイカーラリアット、ショートレンジラリアットを叩き込む。すかさずタワー・オブ・ロンドンの体勢から後方に倒れ込むバックブリーカーとの複合技でギブアップを迫った。

 耐えたザックはロンドンダンジョンを敢行されたが、ニアロープで命拾い。丸め込み合戦をヨーロピアンクラッチで制すると、再び丸め込みを連発するマッギネスを丸め返して3カウントを奪取。技巧戦の末にマッギネスを破ったザックがIWGP世界ヘビー級王座初防衛に成功した。