【WWE】ゼインが1年ぶりシングル王座戴冠 シコア破ってUS王座奪取 2025/8/30

 スマックダウンが現地時間29日、フランス・リヨンで行われ、サミ・ゼインがソロ・シコアを破ってUS王座戴冠を果たした。

 シコア率いるMFTと抗争を展開中のゼインがこの日、US王者・シコアに挑戦した。ラリアットで先制されたゼインは馬乗りになってパンチを連打され、サモアンレッキンボールを食らってしまう。それでもラリアットでシコアを場外に叩き落として反撃。トペコンヒーロで突っ込む。ようやく流れをつかみかけたと思われたが、セコンドについたタマ・トンガに捕まり、JCマテオのトラースキックを被弾。リングに戻されるとシコアのスピニングソロで叩きつけられた。

 ここでジミー・ウーソが駆けつけ、タマ&マテオとの乱闘に発展。さらにジェイコブ・ファトゥも加わり、鉄階段を踏み台にしてのラリアットでタラ・トンガに突っ込む。ファトゥがマテオ、ジミーがタマをトラースキックで次々にねじ伏せ、ファトゥはラリアットでタラをバリケード外に吹き飛ばす。そこへジミーがバリケード上からのプランチャを放った。

 リング上ではゼインがブルーサンダーで逆襲。一気にヘルヴァキックを狙ったが、シコアは場外に退避。追いかけてきたゼインをスピニングソロで実況席に叩きつけて返り討ち。一度はリングに戻したものの、再び場外戦に持ち込み、実況席へのスピニングソロを連発してリングアウト寸前に追い込んだ。

 すかさずシコアが雪崩式サモアンドロップを仕掛けたが、ゼインはサンセットフリップパワーボムで切り返した。シコアもサモアンドロップ、ダイビングボディプレスの波状攻撃に出たが、ゼインは3カウントを許さない。サモアンスパイクをかいくぐると、コーナーへのエクスプロイダーを敢行。ヘルヴァキック狙いをフロントハイキックで迎撃されても、サモアンスパイクを回避。すかさずヘルヴァキックを連発してシコアから3カウントを奪った。

 ゼインがシコアを破ってUS王座を奪取。昨年8月にIC王座から陥落して以来、1年ぶりのシングル王座戴冠を果たした。フランス語圏のカナダ・モントリオール出身であるゼインの戴冠劇に場内は大歓声。ゼインはベルトを掲げて応えた。

 今回のスマックダウンの模様は日本国内ではABEMAにて放映された。