【DRAGONGATE】新ユニット・我蛇髑髏がラダーマッチ制してトライアングルゲート奪取 シュン&帆希名乗り、パートナーに新人・木村を強制指名 2025/9/4
『STORM GATE 2025』後楽園ホール(2025年9月4日) オープン・ザ・トライアングルゲート選手権試合ラダーマッチ ○ISHIN&KAI&加藤良輝vsフラミータ&ルイス・マンテ&ベンディード× 新ユニットとして始動した我蛇髑髏(がじゃどくろ)のKAI&ISHIN&加藤がDRAGONGATE史上初のラダーマッチを制して、トライアングルゲート王座を奪取した。試合後、遺恨を引きずるシュン・スカイウォーカーと帆希が2人で挑戦表明。斎藤了GMが認めないとみるや、新人の木村和真をパートナーに強制指名し、10・8後楽園大会でのタイトル戦を決めた。 トライアングルゲート王者の“チーム・メヒコ"フラミータ&マンテ&ベンディートは8・24福岡大会で元Z-BratsのKAI&ISHIN&加藤の挑戦を迎え撃ったが、シュンとともにユニットから追放されてKAIたちとの因縁を引きずる帆希が乱入。加藤をKOすると、その上に強引にフラミータを被せて、タイトル防衛となった。納得のいかない挑戦者組が再戦を要求すると、チーム・メヒコも同意し、今大会で再戦が行われる運びとなった。 斎藤GMの提案により、ルールは団体初となるラダーマッチに。それぞれがラダーを持ち寄り、リング上に設置された1本のベルトを先に取ったチームが勝者となる形式で、ノーDQルールも同時に採用された。 この日からZ-Bratsを捨てたKAIたちのユニット名が我蛇髑髏に決定。ゴングを待たずに襲撃すると、チーム・メヒコの同時トペをパイプイスで迎撃し、場外乱闘で暴行した。その後も我蛇髑髏ペースが続き、テーブルやラダーを巧みに使って王者組を痛めつける。 チーム・メヒコが連続トペや入場ゲート上からのダイブなど空中戦で巻き返す場面も見られたものの、我蛇髑髏は乱戦に持ち込んで再び主導権。フラミータを紐で鉄柱に固定して自由を奪うと、ベンディートをテーブルへのスーパーパワーボムでKOし、さらにノーDQルールをいいことに箕浦康太&ジェイソン・リーが乱入して、マンテを襲撃した。 しかし、フラミータの盟友であるNATURAL VIBESが救出に飛び込み、チーム・メヒコを援護射撃。王者組は息を吹き返す。フラミータが横に固定したラダーにISHINを回転エビ固めの要領で叩きつければ、ベンディートも場外のテーブルに寝かせた加藤に捨て身のスワントーンボムを投下。マンテもイス山にみちのくドライバーIIでKAIを突き刺して勝機を掴む。 だが、箕浦たちの援護を受けたKAIがイス山めがけての雪崩式ブレーンバスターでマンテを戦線離脱に追い込むと、再び流れは王者組へ。フラミータは懸命にベルトに手を伸ばしたものの、ラダー上でISHINが黒い毒霧を顔面に噴射して足止め。転げ落ちたフラミータをよそに、ISHINがベルトを掴み、団体史上初のラダーマッチを制して、我蛇髑髏がトライアングルゲート王座を奪取した。 我蛇髑髏がユニット立ち上げ初日に激勝。この3人としては1年半ぶりにベルトを手にした。そんな新王者組の前に現れたのは、ユニットを追放されて遺恨を残すシュンと帆希だった。 シュンは「おい、随分派手にやってくれたな。シュン・スカイウォーカーに見捨てられた人間たち。くだらねえ戦いしやがってよ。汚え格好だな。このリングを、この後楽園ホールを不細工なおもちゃ箱にして楽しいか」とKAIたちを酷評。「お前たちがな、必死でもぎ取った、勝ち取ったそのトライアングルゲートのベルト、俺いらないんだわ」と語りながらも、「でもさ、お前たちがこんな不細工な戦いで勝って、満足してるのもちょっと納得いかないから。そのトライアングルゲートのベルトにシュン・スカイウォーカーが…いや、俺だけじゃないぞ。挑戦するのは、シュン・スカイウォーカー、帆希……以上だ」とたった2人での挑戦をぶち上げた。 「シュン・スカイウォーカーと帆希の2人でお前たちのそのトライアングルゲートのベルトに挑戦する。こんな屈辱的なことがあるか」と史上初となるハンディキャップマッチでのトライアングルゲート王座奪取を予告したものの、斎藤GMは「トライアングルゲートは3人のベルトだ。たとえ自信があるとはいえ、お前ら2人の挑戦は認めない」と断固として拒否する。 すると、シュンは「俺たち2人で挑戦するんだよ。それを認めねえって言うんだったらな……」とリングサイドを見渡し、木村に視線を向けると、「お前来い。上がれ」と指示。場内は大きくどよめいた。木村は8月の後楽園大会でデビューしたばかりの新人で、この日、YAMATOからPARADOXに勧誘されたが、加入を拒否していた。 強制的にリングインさせたシュンは「木村和真、ただのひとりの新人で、ただの人間。どうだ? お前たち。こんなヤツに獲られるの屈辱じゃない?」とニヤリ。「木村和真、いけるよな」と困惑する木村に問いかけると、強引に手を握って認めさせる。 シュンが「GMこれだったらいいだろ。決めてくれよ。言った通り3人だよ」とアピールすると、斎藤GMは「言った通り3人だ」と頷くしかない。王者のISHINも「今の俺たちは最強だぞ。このトライアングルゲートを懸けた試合がお前のプロレスラー人生の最後の試合にしてやるよ」と木村に通告したうえで受諾し、10・8後楽園大会でのタイトル戦が正式決定した。 紆余曲折の末にトライアングルゲート挑戦を決めたシュンは「お前たちがな、新人にベルトを獲られるところ、お前たちがただただ体ひとつで屈辱を味わうところを、シュン・スカイウォーカー、楽しみにしてま〜す」と不気味に笑って興行を締めくくった。 新人の木村が巻きこまれ、Z-Bratsの内紛から始まった抗争が新局面に。10・8後楽園大会ではドリームゲート王者・菊田円もBen-Kを迎え撃つことが決定しており、我蛇髑髏の今後を占ううえでも大事な興行になりそうだ。 【試合後のKAI&ISHIN】 ▼ISHIN「おい、見たか? これが我蛇髑髏だ。DRAGONGATEでレスラーとして戦ってるヤツら、今日みたいな試合できるかな?」 ▼KAI「できねえだろ? おめえらにはよ」 ▼ISHIN「こんな試合おめえらにできるはずがない。かつ、俺たちは強さを持ち合わせてる。次の挑戦者が木村? 誰だよ? まあ、いいよ。デビュー2ヵ月の新人、シュン・スカイウォーカーがおもちゃ箱って言ってたんだ。おもちゃ箱らしい俺たちのおもちゃ箱で遊んでやるから楽しみにしとけ、バーカ!」
『STORM GATE 2025』後楽園ホール(2025年9月4日)
オープン・ザ・トライアングルゲート選手権試合ラダーマッチ ○ISHIN&KAI&加藤良輝vsフラミータ&ルイス・マンテ&ベンディード×
新ユニットとして始動した我蛇髑髏(がじゃどくろ)のKAI&ISHIN&加藤がDRAGONGATE史上初のラダーマッチを制して、トライアングルゲート王座を奪取した。試合後、遺恨を引きずるシュン・スカイウォーカーと帆希が2人で挑戦表明。斎藤了GMが認めないとみるや、新人の木村和真をパートナーに強制指名し、10・8後楽園大会でのタイトル戦を決めた。
トライアングルゲート王者の“チーム・メヒコ"フラミータ&マンテ&ベンディートは8・24福岡大会で元Z-BratsのKAI&ISHIN&加藤の挑戦を迎え撃ったが、シュンとともにユニットから追放されてKAIたちとの因縁を引きずる帆希が乱入。加藤をKOすると、その上に強引にフラミータを被せて、タイトル防衛となった。納得のいかない挑戦者組が再戦を要求すると、チーム・メヒコも同意し、今大会で再戦が行われる運びとなった。
斎藤GMの提案により、ルールは団体初となるラダーマッチに。それぞれがラダーを持ち寄り、リング上に設置された1本のベルトを先に取ったチームが勝者となる形式で、ノーDQルールも同時に採用された。
この日からZ-Bratsを捨てたKAIたちのユニット名が我蛇髑髏に決定。ゴングを待たずに襲撃すると、チーム・メヒコの同時トペをパイプイスで迎撃し、場外乱闘で暴行した。その後も我蛇髑髏ペースが続き、テーブルやラダーを巧みに使って王者組を痛めつける。
チーム・メヒコが連続トペや入場ゲート上からのダイブなど空中戦で巻き返す場面も見られたものの、我蛇髑髏は乱戦に持ち込んで再び主導権。フラミータを紐で鉄柱に固定して自由を奪うと、ベンディートをテーブルへのスーパーパワーボムでKOし、さらにノーDQルールをいいことに箕浦康太&ジェイソン・リーが乱入して、マンテを襲撃した。
しかし、フラミータの盟友であるNATURAL VIBESが救出に飛び込み、チーム・メヒコを援護射撃。王者組は息を吹き返す。フラミータが横に固定したラダーにISHINを回転エビ固めの要領で叩きつければ、ベンディートも場外のテーブルに寝かせた加藤に捨て身のスワントーンボムを投下。マンテもイス山にみちのくドライバーIIでKAIを突き刺して勝機を掴む。
だが、箕浦たちの援護を受けたKAIがイス山めがけての雪崩式ブレーンバスターでマンテを戦線離脱に追い込むと、再び流れは王者組へ。フラミータは懸命にベルトに手を伸ばしたものの、ラダー上でISHINが黒い毒霧を顔面に噴射して足止め。転げ落ちたフラミータをよそに、ISHINがベルトを掴み、団体史上初のラダーマッチを制して、我蛇髑髏がトライアングルゲート王座を奪取した。
我蛇髑髏がユニット立ち上げ初日に激勝。この3人としては1年半ぶりにベルトを手にした。そんな新王者組の前に現れたのは、ユニットを追放されて遺恨を残すシュンと帆希だった。
シュンは「おい、随分派手にやってくれたな。シュン・スカイウォーカーに見捨てられた人間たち。くだらねえ戦いしやがってよ。汚え格好だな。このリングを、この後楽園ホールを不細工なおもちゃ箱にして楽しいか」とKAIたちを酷評。「お前たちがな、必死でもぎ取った、勝ち取ったそのトライアングルゲートのベルト、俺いらないんだわ」と語りながらも、「でもさ、お前たちがこんな不細工な戦いで勝って、満足してるのもちょっと納得いかないから。そのトライアングルゲートのベルトにシュン・スカイウォーカーが…いや、俺だけじゃないぞ。挑戦するのは、シュン・スカイウォーカー、帆希……以上だ」とたった2人での挑戦をぶち上げた。
「シュン・スカイウォーカーと帆希の2人でお前たちのそのトライアングルゲートのベルトに挑戦する。こんな屈辱的なことがあるか」と史上初となるハンディキャップマッチでのトライアングルゲート王座奪取を予告したものの、斎藤GMは「トライアングルゲートは3人のベルトだ。たとえ自信があるとはいえ、お前ら2人の挑戦は認めない」と断固として拒否する。
すると、シュンは「俺たち2人で挑戦するんだよ。それを認めねえって言うんだったらな……」とリングサイドを見渡し、木村に視線を向けると、「お前来い。上がれ」と指示。場内は大きくどよめいた。木村は8月の後楽園大会でデビューしたばかりの新人で、この日、YAMATOからPARADOXに勧誘されたが、加入を拒否していた。
強制的にリングインさせたシュンは「木村和真、ただのひとりの新人で、ただの人間。どうだ? お前たち。こんなヤツに獲られるの屈辱じゃない?」とニヤリ。「木村和真、いけるよな」と困惑する木村に問いかけると、強引に手を握って認めさせる。
シュンが「GMこれだったらいいだろ。決めてくれよ。言った通り3人だよ」とアピールすると、斎藤GMは「言った通り3人だ」と頷くしかない。王者のISHINも「今の俺たちは最強だぞ。このトライアングルゲートを懸けた試合がお前のプロレスラー人生の最後の試合にしてやるよ」と木村に通告したうえで受諾し、10・8後楽園大会でのタイトル戦が正式決定した。
紆余曲折の末にトライアングルゲート挑戦を決めたシュンは「お前たちがな、新人にベルトを獲られるところ、お前たちがただただ体ひとつで屈辱を味わうところを、シュン・スカイウォーカー、楽しみにしてま〜す」と不気味に笑って興行を締めくくった。
新人の木村が巻きこまれ、Z-Bratsの内紛から始まった抗争が新局面に。10・8後楽園大会ではドリームゲート王者・菊田円もBen-Kを迎え撃つことが決定しており、我蛇髑髏の今後を占ううえでも大事な興行になりそうだ。
【試合後のKAI&ISHIN】
▼ISHIN「おい、見たか? これが我蛇髑髏だ。DRAGONGATEでレスラーとして戦ってるヤツら、今日みたいな試合できるかな?」
▼KAI「できねえだろ? おめえらにはよ」
▼ISHIN「こんな試合おめえらにできるはずがない。かつ、俺たちは強さを持ち合わせてる。次の挑戦者が木村? 誰だよ? まあ、いいよ。デビュー2ヵ月の新人、シュン・スカイウォーカーがおもちゃ箱って言ってたんだ。おもちゃ箱らしい俺たちのおもちゃ箱で遊んでやるから楽しみにしとけ、バーカ!」