【スターダム】小波がキッド絞殺でH.A.T.E.がアーティスト奪取 羽南が涙の決意表明、STARSが挑戦へ 2025/9/10
『STARDOM NIGHTER 2025 in KORAKUEN Sep.』後楽園ホール(2025年9月10日) アーティスト・オブ・スターダム選手権試合 ○小波&吏南&フキゲンです★vsAZM&天咲光由&スターライト・キッド× 小波がキッドをスリーパーで仕留めて、H.A.T.E.トリオがアーティスト王座を奪取。試合後、羽南が涙ながらにSTARSの絆を強調して挑戦表明し、飯田沙耶&向後桃とタイトルに挑むことが決定的となった。 NEO GENESISのキッド&AZM&天咲はアーティスト王座をここまで2度防衛。当初は遺恨を引きずるH.A.T.E.の小波&吏南&フキゲンの挑戦を7・6後楽園大会で迎え撃つ予定だった。しかし、吏南の負傷欠場のため延期に。5★STAR GPを挟んで、2ヵ月越しにタイトル戦が実現した。 H.A.T.E.がキッドを代わる代わるに蹂りんして主導権。天咲が巻き返しに出たものの、5★STAR GPで飛躍を遂げた吏南がペースを渡さない。吏南は5★STAR GPの公式戦、準決勝で連続してAZMに敗北しており、この試合でリベンジを見据えていたが、予告通りにAZMと火花。どちらもパートナーの援護を受けながら、惜しげもなく大技を決めたものの、痛み分けに終わった。 両軍代わって、キッドと小波が火花。両軍入り乱れての混戦となると、キッドはコーナーからプランチャを敢行して勢いに乗る。小波をリングに押し入れ、旋回式ダイビングボディプレスで追い討ちした。そして、ムーンサルトプレスへ。これを自爆させた小波は投げ捨てジャーマンで逆襲。スリーパーで絞め上げる。さらに、吏南&フキゲンも加勢し、ダイビング式合体フェイスクラッシャーがさく裂した。一方、キッドも強引に黒虎天罰で小波を突き刺すと、NEO GENESISが合体スパインバスターをズバリ。キッドは今度こそムーンサルトプレスを繰り出すと、タイガースープレックスの体勢に。 しかし、レフェリーがセコンドに気を取られているスキに、吏南がパイプイスでキッドを一撃。小波はスリーパーで絞めに絞める。AZMと天咲がカットに飛び込んでも、吏南&フキゲンが場外に分断した。止まらない小波はスリーパースープレックス、ジャーマンスープレックスと猛攻。バズソーキックで蹴り飛ばす。キッドはギリギリでフォールを返すと、フランケンシュタイナーで一発逆転を狙ったものの、小波はキックアウト。再び飛び込んだフキゲンがローリングソバット、吏南がPinkDevilでキッドを追い込むと、小波が胴絞めスリーパーに捕獲してギブアップを奪った。 小波&吏南&フキゲンがアーティスト王座を奪取。これによって、5★STAR GPを制覇した渡辺桃を含めて、H.A.T.E.の全メンバーがタイトル取りを果たした。 大歓声を浴びた小波は「キッドを絞め落として、新アーティストチャンピオンになったぞ! 久々のチャンピオンというのは心地のいいもんだな。フキゲン、吏南、小波、この3人でベルトを巻くということ、なんかさ、巡り巡ってさ、運命ってあるよなって感じちゃったじゃないか」と満足げにコメント。「そういえば、スターライト・キッド。お前、どうやら10周年記念興行をやるみたいじゃないか。お前は相変わらず自分のことばっかりだな。そんなんだから、仲間が大事なこのアーティストのベルト、獲られちゃったんじゃないの? おい、どうだ? 気分は」とキッドをせせら笑った。 小波は掴みかかってきたキッドをベルトで殴りつけると、スプレーを持ち込んで顔を真っ黒に染める。そこにキッドのサイン入りポートレートを押しつけて笑みを浮かべた小波は「またキッドとの新しい思い出が増えちゃった! 私のこの大事な顔スタンプシリーズ、てめえの被っているマスクのせいでグチャグチャじゃねえか。しょうもねえな。でも、私たち同期の間に今日この新しい思い出が増えたのは間違いないからな。大切にするよ」と投げかけた。 そんな王者3人の前に、STARSの羽南&飯田&向後が立つ。マイクを持った向後は「私たちはこの後楽園からSTARS改革を始めて、たった3人でめちゃくちゃ苦しい時もあったけど、それを乗り越えて今日はH.A.T.E.からも勝利しました」とアピール。「私たちがSTARSとして、スターダムの中心で正規軍としてもっともっと輝いて、スターダムを盛り上げるためにも、そのアーティストのベルトに挑戦して、STARSでそのベルトを巻きます」とタイトル挑戦をぶち上げた。 余裕の表情を見せた吏南は「なんだ、その作文みてえな文章は」と向後のマイクアピールを酷評。「挑戦したい? まあさ、もうオワコン寸前のSTARSなんてH.A.T.E.からしたら目障りなんだよね」と吐き捨てると、「潰すって意味では受けてやってもいい」と口にしながらも、向後を標的に定め、「てめえみたいなヤツが簡単にタイトルマッチできるからスターダムはなめられるんだよ。これはふざけたとかじゃなくてガチだから」と通告する。 厳しい言葉を受けた向後は「いつまでもなめてられると思うなよ。タイトルマッチで見せてやるよ」と返答。さらに、吏南の言葉に心を揺さぶられた羽南は、涙を流しながら「ギリギリだったんだよ、STARS…。ギリギリだったけど、3人でここまで来て。このベルトに懸ける思い伝わる? 私たちは前よりも強くなったし、どこよりも固い絆を手に入れた。潰せるもんなら潰してみろよ」と決意を告白し、吏南と掴み合った。 吏南は「一応、お前と血がつながってんだよ。見てんだよ、てめえのことなんてよ。てめえがどんな思いでSTARSを作り直してきたか。私だって一応見てんだよ」と実の姉に対して本音をあらわにし、小波とフキゲンに「独断だけど、STARとやらせて」と確認。両チームの対戦が決定的となった。 STARSの3人が去っていくと、小波は「いいなあ、姉妹って。なんか感動しちゃったよ。まあ、嘘だけどな」と言い放ち、「私たちはこの3人で今日、このアーティストのチャンピオンになった。そしてH.A.T.E.は見ての通り、スターダムに、いや、プロレス界にあるベルトを総なめするために拍車がかかったわけだ」と自信満々に豪語。他のメンバーとともにリングに並び立つと、「これからもH.A.T.E.はこのまま勢いで爆走を進める。H.A.T.E.の絆はネバー・エンド」と波乱続きの後楽園大会をH.A.T.E.流に締めくくった。 【試合後の小波&吏南&フキゲン】 ▼小波「私のスリーパーでスターライト・キッドを絞め落としたぞ。ということでこの3人が新チャンピオンだ。H.A.T.E.は今スターダムの中で一番ベルトを持ってると思う。だけどな、まだな、スターダムでは獲り足りてないベルトがたくさんある。だからすべてのベルトをH.A.T.E.に持ってくる」 ▼吏南「さっきマイクで言ったけど、次の挑戦者STARS。羽南も飯田も向後桃もか。お前ら3人がどんな気持ちでSTARSを立て直したか、ウチらには全然わからないよ。ただ、H.A.T.E.からしたらSTARSは目障りだから。このベルトかけて、お前らユニットごとぶっ潰してやるよ」 ▼小波「昔からの縁でさ、こうやって戻ってきて同じユニットになって、ベルトに挑戦させてもらって獲れて。なんかさ、これってすげえ運命を感じるんだよね。だからさ、私たちの絆、他のユニットが言ってる絆とは違うんだよ。背負ってるものが違う。私たちはこのベルトをずっとこの3人で守り抜くから、誰でもかかって来いよ」 ▼フキゲン「デース!」
『STARDOM NIGHTER 2025 in KORAKUEN Sep.』後楽園ホール(2025年9月10日)
アーティスト・オブ・スターダム選手権試合 ○小波&吏南&フキゲンです★vsAZM&天咲光由&スターライト・キッド×
小波がキッドをスリーパーで仕留めて、H.A.T.E.トリオがアーティスト王座を奪取。試合後、羽南が涙ながらにSTARSの絆を強調して挑戦表明し、飯田沙耶&向後桃とタイトルに挑むことが決定的となった。
NEO GENESISのキッド&AZM&天咲はアーティスト王座をここまで2度防衛。当初は遺恨を引きずるH.A.T.E.の小波&吏南&フキゲンの挑戦を7・6後楽園大会で迎え撃つ予定だった。しかし、吏南の負傷欠場のため延期に。5★STAR GPを挟んで、2ヵ月越しにタイトル戦が実現した。
H.A.T.E.がキッドを代わる代わるに蹂りんして主導権。天咲が巻き返しに出たものの、5★STAR GPで飛躍を遂げた吏南がペースを渡さない。吏南は5★STAR GPの公式戦、準決勝で連続してAZMに敗北しており、この試合でリベンジを見据えていたが、予告通りにAZMと火花。どちらもパートナーの援護を受けながら、惜しげもなく大技を決めたものの、痛み分けに終わった。
両軍代わって、キッドと小波が火花。両軍入り乱れての混戦となると、キッドはコーナーからプランチャを敢行して勢いに乗る。小波をリングに押し入れ、旋回式ダイビングボディプレスで追い討ちした。そして、ムーンサルトプレスへ。これを自爆させた小波は投げ捨てジャーマンで逆襲。スリーパーで絞め上げる。さらに、吏南&フキゲンも加勢し、ダイビング式合体フェイスクラッシャーがさく裂した。一方、キッドも強引に黒虎天罰で小波を突き刺すと、NEO GENESISが合体スパインバスターをズバリ。キッドは今度こそムーンサルトプレスを繰り出すと、タイガースープレックスの体勢に。
しかし、レフェリーがセコンドに気を取られているスキに、吏南がパイプイスでキッドを一撃。小波はスリーパーで絞めに絞める。AZMと天咲がカットに飛び込んでも、吏南&フキゲンが場外に分断した。止まらない小波はスリーパースープレックス、ジャーマンスープレックスと猛攻。バズソーキックで蹴り飛ばす。キッドはギリギリでフォールを返すと、フランケンシュタイナーで一発逆転を狙ったものの、小波はキックアウト。再び飛び込んだフキゲンがローリングソバット、吏南がPinkDevilでキッドを追い込むと、小波が胴絞めスリーパーに捕獲してギブアップを奪った。
小波&吏南&フキゲンがアーティスト王座を奪取。これによって、5★STAR GPを制覇した渡辺桃を含めて、H.A.T.E.の全メンバーがタイトル取りを果たした。
大歓声を浴びた小波は「キッドを絞め落として、新アーティストチャンピオンになったぞ! 久々のチャンピオンというのは心地のいいもんだな。フキゲン、吏南、小波、この3人でベルトを巻くということ、なんかさ、巡り巡ってさ、運命ってあるよなって感じちゃったじゃないか」と満足げにコメント。「そういえば、スターライト・キッド。お前、どうやら10周年記念興行をやるみたいじゃないか。お前は相変わらず自分のことばっかりだな。そんなんだから、仲間が大事なこのアーティストのベルト、獲られちゃったんじゃないの? おい、どうだ? 気分は」とキッドをせせら笑った。
小波は掴みかかってきたキッドをベルトで殴りつけると、スプレーを持ち込んで顔を真っ黒に染める。そこにキッドのサイン入りポートレートを押しつけて笑みを浮かべた小波は「またキッドとの新しい思い出が増えちゃった! 私のこの大事な顔スタンプシリーズ、てめえの被っているマスクのせいでグチャグチャじゃねえか。しょうもねえな。でも、私たち同期の間に今日この新しい思い出が増えたのは間違いないからな。大切にするよ」と投げかけた。
そんな王者3人の前に、STARSの羽南&飯田&向後が立つ。マイクを持った向後は「私たちはこの後楽園からSTARS改革を始めて、たった3人でめちゃくちゃ苦しい時もあったけど、それを乗り越えて今日はH.A.T.E.からも勝利しました」とアピール。「私たちがSTARSとして、スターダムの中心で正規軍としてもっともっと輝いて、スターダムを盛り上げるためにも、そのアーティストのベルトに挑戦して、STARSでそのベルトを巻きます」とタイトル挑戦をぶち上げた。
余裕の表情を見せた吏南は「なんだ、その作文みてえな文章は」と向後のマイクアピールを酷評。「挑戦したい? まあさ、もうオワコン寸前のSTARSなんてH.A.T.E.からしたら目障りなんだよね」と吐き捨てると、「潰すって意味では受けてやってもいい」と口にしながらも、向後を標的に定め、「てめえみたいなヤツが簡単にタイトルマッチできるからスターダムはなめられるんだよ。これはふざけたとかじゃなくてガチだから」と通告する。
厳しい言葉を受けた向後は「いつまでもなめてられると思うなよ。タイトルマッチで見せてやるよ」と返答。さらに、吏南の言葉に心を揺さぶられた羽南は、涙を流しながら「ギリギリだったんだよ、STARS…。ギリギリだったけど、3人でここまで来て。このベルトに懸ける思い伝わる? 私たちは前よりも強くなったし、どこよりも固い絆を手に入れた。潰せるもんなら潰してみろよ」と決意を告白し、吏南と掴み合った。
吏南は「一応、お前と血がつながってんだよ。見てんだよ、てめえのことなんてよ。てめえがどんな思いでSTARSを作り直してきたか。私だって一応見てんだよ」と実の姉に対して本音をあらわにし、小波とフキゲンに「独断だけど、STARとやらせて」と確認。両チームの対戦が決定的となった。
STARSの3人が去っていくと、小波は「いいなあ、姉妹って。なんか感動しちゃったよ。まあ、嘘だけどな」と言い放ち、「私たちはこの3人で今日、このアーティストのチャンピオンになった。そしてH.A.T.E.は見ての通り、スターダムに、いや、プロレス界にあるベルトを総なめするために拍車がかかったわけだ」と自信満々に豪語。他のメンバーとともにリングに並び立つと、「これからもH.A.T.E.はこのまま勢いで爆走を進める。H.A.T.E.の絆はネバー・エンド」と波乱続きの後楽園大会をH.A.T.E.流に締めくくった。
【試合後の小波&吏南&フキゲン】
▼小波「私のスリーパーでスターライト・キッドを絞め落としたぞ。ということでこの3人が新チャンピオンだ。H.A.T.E.は今スターダムの中で一番ベルトを持ってると思う。だけどな、まだな、スターダムでは獲り足りてないベルトがたくさんある。だからすべてのベルトをH.A.T.E.に持ってくる」
▼吏南「さっきマイクで言ったけど、次の挑戦者STARS。羽南も飯田も向後桃もか。お前ら3人がどんな気持ちでSTARSを立て直したか、ウチらには全然わからないよ。ただ、H.A.T.E.からしたらSTARSは目障りだから。このベルトかけて、お前らユニットごとぶっ潰してやるよ」
▼小波「昔からの縁でさ、こうやって戻ってきて同じユニットになって、ベルトに挑戦させてもらって獲れて。なんかさ、これってすげえ運命を感じるんだよね。だからさ、私たちの絆、他のユニットが言ってる絆とは違うんだよ。背負ってるものが違う。私たちはこのベルトをずっとこの3人で守り抜くから、誰でもかかって来いよ」
▼フキゲン「デース!」