【全日本】両国&最強タッグへカシンと公開練習も大怪獣モノとモグラ男が乱闘…秋山「全部受け止める」 2016/11/11
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11・27両国大会で初タッグを組む秋山準、ケンドー・カシンが11日、神奈川・横浜市の全日本道場で公開練習。大怪獣モノと井上雅央似のモグラ男が現れ、乱闘を繰り広げるなどドタバタに巻き込まれた秋山は「カシンだろうが何だろうが、それこそあの怪獣だろうが、モグラ男だろうが、全部受け入れる」と腹をくくった。 ◇ 2016年最大のビッグマッチ11・27両国大会で秋山は問題児・カシンと初タッグを結成し、大森隆男&征矢学のGET WILDと対決する。この日、全日本道場で二人が顔を揃え、公開練習に臨んだ。開始前、秋山は「両国大会、カシン選手と出させてもらうんですけど、ミステリアスパートナーといっていた最強タッグのパートナーもカシン選手で」と指名。カシンは「えっ?」、「あ、そう」などと困惑したが、正式に決まった。 これで両国だけでなく、暮れの祭典での合体も決定。なぜか井上似のモグラ男がリング上にたたずむ中、二人はメディシングボールを使ったスクワットやプッシュアップを行った。が、カシンはモグラ男にボールを投げつけるなどマイペース。練習中にかかってきた電話に出ると、突如、道場内に怪獣の鳴き声が聞こえてきた。 するとカシンの怨敵・大怪獣モノが現れた。カシンに奪われた卵を取り戻しにきたものと思われる。カシンは「卵がかえったんだよ。息子だ、息子!」とモグラ男を差し出したが、怪獣からモグラが生まれるのか疑問が残るところ。モノはモグラ男と取っ組み合いを始め、殴りつけた。親子のじゃれ合いに見えなくもないが、自分の子どもではないと判断しての攻撃だった可能性も高い。見かねた秋山が若手、新弟子に指示し、二匹の珍客は道場の外へと追い出された。 そしてカシンは「じゃあ。お納め下さい」と封筒を秋山に手渡して道場を後に。秋山が封筒から中身を出すと、なぜかオカダ・カズチカのレインメーカードルの束だった。これには秋山も札束を放り投げてあきれるしかない。 両国大会は16日後。この日の状況を考えれば、初タッグ結成と最強タッグへ向けて不安しか見当たらない。さすがの秋山も「本人の力量は知ってるんで、案外いい科学反応を起こすんじゃないかと思っての決断だけど、こんな感じだからね。難しいな」と思わず苦笑い。「俺の選択ミスなのか…そうでないのを祈るしかないですね。最善を尽くすしかないですね、俺はね」と話した。 かつて84年の最強タッグでジャイアント馬場がミステリアスパートナーとしてラッシャー木村を相棒に選んだ時、最終的に裏切られた過去がある。同様のケースも想定されるところだが、秋山は「難題があるほうが何もなく普通に進んでいく方が面白いかなとまだ思ってるんで、何とかなるとまだ思ってます」と前向きさは失わず。「何が起こっても対処できるというか、するのがプロレスラーだと思うし、俺も十分できると思うし、そこからまたいろんなものが生まれてくると思う」と考え、「それを全部受け入れるつもりで。カシンだろうが何だろうが、それこそあの怪獣だろうが、モグラ男だろうが、全部です」と言い切った。 公開練習のはずがとんだドタバタ劇に。このままではタッグチームとして機能するかどうか怪しいといわざるを得ない。それでも秋山は全てを受け止め、己の対応力でどうにかするつもりだ。 【公開練習の模様】 ▼秋山「両国大会、カシン選手と出させてもらうんですけど、ミステリアスパートナーといっていた最強タッグのパートナーもカシン選手で」 ▼カシン「えっ?」 ▼秋山「え、じゃなくて」 ▼カシン「あ、そう」 ▼秋山「あ、そうって…」 ▼カシン「俺でいいの?」 ▼秋山「大丈夫です。よろしくお願いします」 ▼カシン「困惑してます、はい」 ※メディシングボールを使ったスクワットやプッシュアップを開始 ▼秋山「これ、何なんですか?」 ▼カシン「練習、練習」 ▼秋山「練習?」 ▼カシン「ちょっと電話…」 ▼秋山「電話!?」 ※怪獣の鳴き声と音楽が鳴る ▼秋山「これ、何ですか?」 ▼カシン「わからない」 ▼秋山「わからないって…」 ※大怪獣モノが現れる ▼カシン「卵がかえったんだよ。息子だ、息子!」 ▼秋山「どう見ても息子じゃないだろ!?」 ※大怪獣モノとモグラ男がリング下で乱闘 ▼秋山「出せ、出せ、出せ!」 ※若手によってモノとモグラ男が外に出される ▼カシン「すいませんでした。ありがとうございました」 ▼秋山「おいおい、練習は?」 ▼カシン「じゃあ。お納め下さい(と封筒を渡して去る) ▼秋山「何なんだ、これ?(封筒の中身を出すとオカダレインメーカードルの束が。秋山は札束を上に放り投げて呆れ顔) ――最強タッグもカシンと組むと決めた理由は? ▼秋山「前から言ってるように、本人の力量は知ってるんで、案外いい科学反応を起こすんじゃないかと思っての決断だけど、こんな感じだからね。難しいな(苦笑)」 ――両国で初タッグを組んで最強タッグを迎えるが、この状況を考えたら不安が大きいのでは? ▼秋山「どう見ても不安でしょ。俺の選択ミスなのか…そうでないのを祈るしかないですね。最善を尽くすしかないですね、俺はね」 ※道場の窓から風戸大智が顔を出し ▼風戸「プロレスリングBASARAの風戸大智です! 本日はよろしくお願いします!」 ▼秋山「バカか、お前コノヤロー! あっちいけ! こんな変わったやつばっかり。大丈夫かと思うけどね」 ――公開練習のはずがこんなことになってしまったが? ▼秋山「やる気満々だったんだけど、完全にカシンのペース。ちょっと本番までにいろいろ考えて、やりますよ。でも難題があるほうが何もなく普通に進んでいく方が面白いかなとまだ思ってるんで、何とかなるとまだ思ってます」 ――かつて馬場さんはミステリアスパートナーのラッシャー木村さんに裏切られたが、カシンに裏切られる可能性も否定できないが? ▼秋山「十分考えられるでしょ、この状況では。まぁ、全部そうだけど、何が起こっても対処できるというか、するのがプロレスラーだと思うし、俺も十分できると思うし、そこからまたいろんなものが生まれてくると思うし。それを全部受け入れるつもりで。カシンだろうが何だろうが、それこそあの怪獣だろうが、モグラ男だろうが、全部です」 ――最強タッグ出場が決まったことで、両国の初タッグの意味合いも変わってくる? ▼秋山「その先もあるってことで勝たないといけないんでしょうけど、こんな感じだからね。でもやるでしょう、カシンも本番は」
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11・27両国大会で初タッグを組む秋山準、ケンドー・カシンが11日、神奈川・横浜市の全日本道場で公開練習。大怪獣モノと井上雅央似のモグラ男が現れ、乱闘を繰り広げるなどドタバタに巻き込まれた秋山は「カシンだろうが何だろうが、それこそあの怪獣だろうが、モグラ男だろうが、全部受け入れる」と腹をくくった。
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2016年最大のビッグマッチ11・27両国大会で秋山は問題児・カシンと初タッグを結成し、大森隆男&征矢学のGET WILDと対決する。この日、全日本道場で二人が顔を揃え、公開練習に臨んだ。開始前、秋山は「両国大会、カシン選手と出させてもらうんですけど、ミステリアスパートナーといっていた最強タッグのパートナーもカシン選手で」と指名。カシンは「えっ?」、「あ、そう」などと困惑したが、正式に決まった。
これで両国だけでなく、暮れの祭典での合体も決定。なぜか井上似のモグラ男がリング上にたたずむ中、二人はメディシングボールを使ったスクワットやプッシュアップを行った。が、カシンはモグラ男にボールを投げつけるなどマイペース。練習中にかかってきた電話に出ると、突如、道場内に怪獣の鳴き声が聞こえてきた。
するとカシンの怨敵・大怪獣モノが現れた。カシンに奪われた卵を取り戻しにきたものと思われる。カシンは「卵がかえったんだよ。息子だ、息子!」とモグラ男を差し出したが、怪獣からモグラが生まれるのか疑問が残るところ。モノはモグラ男と取っ組み合いを始め、殴りつけた。親子のじゃれ合いに見えなくもないが、自分の子どもではないと判断しての攻撃だった可能性も高い。見かねた秋山が若手、新弟子に指示し、二匹の珍客は道場の外へと追い出された。
そしてカシンは「じゃあ。お納め下さい」と封筒を秋山に手渡して道場を後に。秋山が封筒から中身を出すと、なぜかオカダ・カズチカのレインメーカードルの束だった。これには秋山も札束を放り投げてあきれるしかない。
両国大会は16日後。この日の状況を考えれば、初タッグ結成と最強タッグへ向けて不安しか見当たらない。さすがの秋山も「本人の力量は知ってるんで、案外いい科学反応を起こすんじゃないかと思っての決断だけど、こんな感じだからね。難しいな」と思わず苦笑い。「俺の選択ミスなのか…そうでないのを祈るしかないですね。最善を尽くすしかないですね、俺はね」と話した。
かつて84年の最強タッグでジャイアント馬場がミステリアスパートナーとしてラッシャー木村を相棒に選んだ時、最終的に裏切られた過去がある。同様のケースも想定されるところだが、秋山は「難題があるほうが何もなく普通に進んでいく方が面白いかなとまだ思ってるんで、何とかなるとまだ思ってます」と前向きさは失わず。「何が起こっても対処できるというか、するのがプロレスラーだと思うし、俺も十分できると思うし、そこからまたいろんなものが生まれてくると思う」と考え、「それを全部受け入れるつもりで。カシンだろうが何だろうが、それこそあの怪獣だろうが、モグラ男だろうが、全部です」と言い切った。
公開練習のはずがとんだドタバタ劇に。このままではタッグチームとして機能するかどうか怪しいといわざるを得ない。それでも秋山は全てを受け止め、己の対応力でどうにかするつもりだ。
【公開練習の模様】
▼秋山「両国大会、カシン選手と出させてもらうんですけど、ミステリアスパートナーといっていた最強タッグのパートナーもカシン選手で」
▼カシン「えっ?」
▼秋山「え、じゃなくて」
▼カシン「あ、そう」
▼秋山「あ、そうって…」
▼カシン「俺でいいの?」
▼秋山「大丈夫です。よろしくお願いします」
▼カシン「困惑してます、はい」
※メディシングボールを使ったスクワットやプッシュアップを開始
▼秋山「これ、何なんですか?」
▼カシン「練習、練習」
▼秋山「練習?」
▼カシン「ちょっと電話…」
▼秋山「電話!?」
※怪獣の鳴き声と音楽が鳴る
▼秋山「これ、何ですか?」
▼カシン「わからない」
▼秋山「わからないって…」
※大怪獣モノが現れる
▼カシン「卵がかえったんだよ。息子だ、息子!」
▼秋山「どう見ても息子じゃないだろ!?」
※大怪獣モノとモグラ男がリング下で乱闘
▼秋山「出せ、出せ、出せ!」
※若手によってモノとモグラ男が外に出される
▼カシン「すいませんでした。ありがとうございました」
▼秋山「おいおい、練習は?」
▼カシン「じゃあ。お納め下さい(と封筒を渡して去る)
▼秋山「何なんだ、これ?(封筒の中身を出すとオカダレインメーカードルの束が。秋山は札束を上に放り投げて呆れ顔)
――最強タッグもカシンと組むと決めた理由は?
▼秋山「前から言ってるように、本人の力量は知ってるんで、案外いい科学反応を起こすんじゃないかと思っての決断だけど、こんな感じだからね。難しいな(苦笑)」
――両国で初タッグを組んで最強タッグを迎えるが、この状況を考えたら不安が大きいのでは?
▼秋山「どう見ても不安でしょ。俺の選択ミスなのか…そうでないのを祈るしかないですね。最善を尽くすしかないですね、俺はね」
※道場の窓から風戸大智が顔を出し
▼風戸「プロレスリングBASARAの風戸大智です! 本日はよろしくお願いします!」
▼秋山「バカか、お前コノヤロー! あっちいけ! こんな変わったやつばっかり。大丈夫かと思うけどね」
――公開練習のはずがこんなことになってしまったが?
▼秋山「やる気満々だったんだけど、完全にカシンのペース。ちょっと本番までにいろいろ考えて、やりますよ。でも難題があるほうが何もなく普通に進んでいく方が面白いかなとまだ思ってるんで、何とかなるとまだ思ってます」
――かつて馬場さんはミステリアスパートナーのラッシャー木村さんに裏切られたが、カシンに裏切られる可能性も否定できないが?
▼秋山「十分考えられるでしょ、この状況では。まぁ、全部そうだけど、何が起こっても対処できるというか、するのがプロレスラーだと思うし、俺も十分できると思うし、そこからまたいろんなものが生まれてくると思うし。それを全部受け入れるつもりで。カシンだろうが何だろうが、それこそあの怪獣だろうが、モグラ男だろうが、全部です」
――最強タッグ出場が決まったことで、両国の初タッグの意味合いも変わってくる?
▼秋山「その先もあるってことで勝たないといけないんでしょうけど、こんな感じだからね。でもやるでしょう、カシンも本番は」
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