【新日本】柴田「昔があって今がある、それを痛みで教えたい」、オカダ「今のプロレスを痛みで伝えたい」 4・9両国IWGP戦調印式 2017/4/8
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4・9両国大会で行われるIWGPヘビー級選手権試合「オカダ・カズチカvs柴田勝頼」の調印式が8日、東京・中野坂上の新日本事務所で行われ、両者が調印書にサイン。約13年ぶりの挑戦となる柴田が「魂と魂のぶつかり合い」を見据え、「昔があって今がある。そういうものを痛みで教えたい」と通告すれば、オカダは「今のプロレスをしっかり痛みで伝えたい」と徹底抗戦の構えをみせた。 ◇ 春のビッグマッチ4・9両国大会がいよいよ明日に迫ったこの日、メインイベントのIWGPヘビー戦を争う両者が出席しての調印式が行われ、菅林直樹会長立会いのもと、両者が調印書にサインした。 あとは明日の本番を迎えるのみ。NEW JAPAN CUP初制覇によって約13年ぶり2度目のIWGP王座挑戦権をつかんだ柴田は決戦目前とあって気合がみなぎり、「明日はやっとたどり着いた両国です。春らしくすがすがしく男らしく正面からぶつかっていきたいと思います」と決意を述べた。 「見たことない素のオカダを引き出したい」と宣言しているように、柴田が求めるのは「魂と魂のぶつかり合い」だ。もちろん自身も全てをさらけ出して戦うつもりで、「『覆面をかぶってるようだ』と言われてるんで(苦笑) 明日お互い脱いで試合できれば」と宣言。「温故知新って言葉がありますが、古きを知り新しきを知る。それはやっぱり大事にしたい思いでもあるんで、それを新しいものがいい、今いいものがいい、それだけでリングっていうのは成り立ってきたわけじゃないんで。昔があって今がある。そういう歴史っていうものがある。それを痛みで教えたい」と己が描く“新日本プロレスの戦い"を今現在の新日本を象徴するオカダ相手に表現する構えもみせた。 迎え撃つ王者・オカダは4度目の防衛戦。IWGPベルトをかけて柴田と対決するのは初めてだ。それでもオカダに不安の色は皆無。「ベルトかけて戦ったことのない相手ですから、明日、非常に楽しみでワクワクしています」と王者の風格たっぷりに話し、「春は出会いと別れの季節だと思いますので、こうやって新しい柴田さんというチャレンジャーと出会い、IWGPヘビーのベルトとは別れずにこのまま進んでいきたい」とV4を規定路線とした。 ここまで柴田とは舌戦も展開してきたが、「明日は強い方が勝つ」と腹は決まっている。「柴田さんがそういう昔ながらの新日本プロレスの覆面をかぶってるようなイメージは前哨戦やってありました」というオカダは、「温故知新」を掲げた柴田に対し、「もちろん昔は昔でいいことがあると思いますけど、今のプロレスをしっかり痛みで伝えたい」と相手の言葉を逆手にとって通告した。 二人の戦いは互いが描くプロレス観の勝負でもある。いよいよオカダと柴田が魂と魂をぶつけ合って雌雄を決する。 ☆4/9(日)東京・両国国技館『SAKURA GENESIS 2017』14:30開場、16:00開始 ◇第9試合◇ ▼IWGPヘビー級選手権試合 [挑戦者/NJC2017優勝者] 柴田勝頼 (1/60) オカダ・カズチカ [第65代王者] ※オカダ4度目の防衛戦 【調印式の模様】 ▼柴田「明日はやっとたどり着いた両国です。春らしく、すがすがしく、男らしく正々堂々、正面からぶつかっていきたいと思います」 ▼オカダ「前哨戦では根性がどうだ、ゆとりがどうだとお互い言い合ってきましたけど、明日は強い方が勝つと思います。春は出会いと別れの季節だと思いますので、こうやって新しい柴田さんというチャレンジャーと出会い、そしてこのIWGPヘビーのベルトとは別れずに、このまま進んでいきたいと思います」 ――前哨戦を終えての相手の印象は変わった? ▼柴田「印象は変わってないですね。ただ明日ようやく1対1、邪魔者が入らない1対1というシチュエーションになるんで、そこでの勝負ですね。魂と魂のぶつかり合いをしたいと思います」 ▼オカダ「僕も前哨戦戦って印象という印象はそこまで変わらないですけど、やっぱりこういうベルトかけて戦ったことのない相手ですから、明日、非常に楽しみでワクワクしています」 ――相手のマークしている部分は? ▼柴田「マークしている部分というよりは、自分の中に歴史、ルーツ、温故知新って言葉がありますが、古きを知り新しきを知る。それはやっぱり大事にしたい思いでもあるんで、それを新しいものがいい、今いいものがいい、それだけでリングっていうのは成り立ってきたわけじゃないんで。昔があって今がある。そういう歴史っていうものがある。それを痛みで教えたいと思います」 ▼オカダ「新日本プロレス今年で45周年ですけど、僕が新日本プロレスに入ったのが10年前ですかね。その10年しか僕は新日本プロレスを知りませんし、僕はどちらかというと昔がどうというより、今のプロレスをやってますので。もちろん昔は昔でいいことがあると思いますけど、今のプロレスをしっかり痛みで伝えたいと思います」 ――シリーズ通してファンの期待は感じる? ▼柴田「凄く感じました。いろんな思いというか、この人たちはこういうふうに思っているんだと。そういう見てる人だったり、一緒に戦ってる選手だったり、そういう人たちの気持ちはやっぱり力になると思いますね。そういう期待に応えたいと思います」 ――「オカダの素が出ていない」と言っていたが? ▼柴田「全て明日ですよね。俺も『覆面をかぶってるようだ』と言われてるんで(苦笑) 明日お互い脱いで試合できればなと思います」 ――「今まで見たことないオカダを引き出す」という発言もあったが? ▼柴田「自分が相手の試合なんで、オカダからしたら。同じ試合というのはしたくない。自分の試合をしたいですね」 ――「覆面をかぶっている」ということについてどう思う? ▼オカダ「僕は柴田さんがそういう昔ながらの新日本プロレスの覆面をかぶってるようなイメージは前哨戦やってありましたので、僕は気にしないかなと。やっぱり強い方が勝つと思いますし、その柴田さんがレインメーカーのマスクがどうだと言ってましたけど、それも気にせずやっていけたらなと思います」
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4・9両国大会で行われるIWGPヘビー級選手権試合「オカダ・カズチカvs柴田勝頼」の調印式が8日、東京・中野坂上の新日本事務所で行われ、両者が調印書にサイン。約13年ぶりの挑戦となる柴田が「魂と魂のぶつかり合い」を見据え、「昔があって今がある。そういうものを痛みで教えたい」と通告すれば、オカダは「今のプロレスをしっかり痛みで伝えたい」と徹底抗戦の構えをみせた。
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春のビッグマッチ4・9両国大会がいよいよ明日に迫ったこの日、メインイベントのIWGPヘビー戦を争う両者が出席しての調印式が行われ、菅林直樹会長立会いのもと、両者が調印書にサインした。
あとは明日の本番を迎えるのみ。NEW JAPAN CUP初制覇によって約13年ぶり2度目のIWGP王座挑戦権をつかんだ柴田は決戦目前とあって気合がみなぎり、「明日はやっとたどり着いた両国です。春らしくすがすがしく男らしく正面からぶつかっていきたいと思います」と決意を述べた。
「見たことない素のオカダを引き出したい」と宣言しているように、柴田が求めるのは「魂と魂のぶつかり合い」だ。もちろん自身も全てをさらけ出して戦うつもりで、「『覆面をかぶってるようだ』と言われてるんで(苦笑) 明日お互い脱いで試合できれば」と宣言。「温故知新って言葉がありますが、古きを知り新しきを知る。それはやっぱり大事にしたい思いでもあるんで、それを新しいものがいい、今いいものがいい、それだけでリングっていうのは成り立ってきたわけじゃないんで。昔があって今がある。そういう歴史っていうものがある。それを痛みで教えたい」と己が描く“新日本プロレスの戦い"を今現在の新日本を象徴するオカダ相手に表現する構えもみせた。
迎え撃つ王者・オカダは4度目の防衛戦。IWGPベルトをかけて柴田と対決するのは初めてだ。それでもオカダに不安の色は皆無。「ベルトかけて戦ったことのない相手ですから、明日、非常に楽しみでワクワクしています」と王者の風格たっぷりに話し、「春は出会いと別れの季節だと思いますので、こうやって新しい柴田さんというチャレンジャーと出会い、IWGPヘビーのベルトとは別れずにこのまま進んでいきたい」とV4を規定路線とした。
ここまで柴田とは舌戦も展開してきたが、「明日は強い方が勝つ」と腹は決まっている。「柴田さんがそういう昔ながらの新日本プロレスの覆面をかぶってるようなイメージは前哨戦やってありました」というオカダは、「温故知新」を掲げた柴田に対し、「もちろん昔は昔でいいことがあると思いますけど、今のプロレスをしっかり痛みで伝えたい」と相手の言葉を逆手にとって通告した。
二人の戦いは互いが描くプロレス観の勝負でもある。いよいよオカダと柴田が魂と魂をぶつけ合って雌雄を決する。
☆4/9(日)東京・両国国技館『SAKURA GENESIS 2017』14:30開場、16:00開始
◇第9試合◇
▼IWGPヘビー級選手権試合
[挑戦者/NJC2017優勝者]
柴田勝頼
(1/60)
オカダ・カズチカ
[第65代王者]
※オカダ4度目の防衛戦
【調印式の模様】
▼柴田「明日はやっとたどり着いた両国です。春らしく、すがすがしく、男らしく正々堂々、正面からぶつかっていきたいと思います」
▼オカダ「前哨戦では根性がどうだ、ゆとりがどうだとお互い言い合ってきましたけど、明日は強い方が勝つと思います。春は出会いと別れの季節だと思いますので、こうやって新しい柴田さんというチャレンジャーと出会い、そしてこのIWGPヘビーのベルトとは別れずに、このまま進んでいきたいと思います」
――前哨戦を終えての相手の印象は変わった?
▼柴田「印象は変わってないですね。ただ明日ようやく1対1、邪魔者が入らない1対1というシチュエーションになるんで、そこでの勝負ですね。魂と魂のぶつかり合いをしたいと思います」
▼オカダ「僕も前哨戦戦って印象という印象はそこまで変わらないですけど、やっぱりこういうベルトかけて戦ったことのない相手ですから、明日、非常に楽しみでワクワクしています」
――相手のマークしている部分は?
▼柴田「マークしている部分というよりは、自分の中に歴史、ルーツ、温故知新って言葉がありますが、古きを知り新しきを知る。それはやっぱり大事にしたい思いでもあるんで、それを新しいものがいい、今いいものがいい、それだけでリングっていうのは成り立ってきたわけじゃないんで。昔があって今がある。そういう歴史っていうものがある。それを痛みで教えたいと思います」
▼オカダ「新日本プロレス今年で45周年ですけど、僕が新日本プロレスに入ったのが10年前ですかね。その10年しか僕は新日本プロレスを知りませんし、僕はどちらかというと昔がどうというより、今のプロレスをやってますので。もちろん昔は昔でいいことがあると思いますけど、今のプロレスをしっかり痛みで伝えたいと思います」
――シリーズ通してファンの期待は感じる?
▼柴田「凄く感じました。いろんな思いというか、この人たちはこういうふうに思っているんだと。そういう見てる人だったり、一緒に戦ってる選手だったり、そういう人たちの気持ちはやっぱり力になると思いますね。そういう期待に応えたいと思います」
――「オカダの素が出ていない」と言っていたが?
▼柴田「全て明日ですよね。俺も『覆面をかぶってるようだ』と言われてるんで(苦笑) 明日お互い脱いで試合できればなと思います」
――「今まで見たことないオカダを引き出す」という発言もあったが?
▼柴田「自分が相手の試合なんで、オカダからしたら。同じ試合というのはしたくない。自分の試合をしたいですね」
――「覆面をかぶっている」ということについてどう思う?
▼オカダ「僕は柴田さんがそういう昔ながらの新日本プロレスの覆面をかぶってるようなイメージは前哨戦やってありましたので、僕は気にしないかなと。やっぱり強い方が勝つと思いますし、その柴田さんがレインメーカーのマスクがどうだと言ってましたけど、それも気にせずやっていけたらなと思います」
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