【新日本】50周年セレモニーに長州、前田、武藤、蝶野ら豪華OB20人集結 オカダ"大緊張"も「ストロングスタイル継承」誓う 2022/3/1

『CSテレ朝チャンネル Presents 旗揚げ記念日』日本武道館(2022年3月1日)

 新日本プロレスの旗揚げ50周年記念セレモニーに長州力、藤波辰爾、前田日明、武藤敬司、蝶野正洋ら豪華OBが20人集結。初代タイガーマスクもビデオメッセージで登場すると、現役選手を代表してオカダ・カズチカがあいさつに立ち、大緊張しながらも「僕たちは本当に変わらずストロングスタイルで、闘魂を背負って、真のプロレスに励んでいきたいと思います」と決意をあらわにした。

 新日本プロレスは1972年3月6日、大田区体育館大会で旗揚げ。この3月で創立50周年を迎える。大会開始前に行われた記念セレモニーには歴史を紡いできたOBが集結した。

 新日本の本隊&CHAOSの面々たちがリングサイドに並び立つと、かつてその名調子で新日本マットを盛り上げた田中ケロリングアナが「2022年3月1日、新日本プロレス旗揚げ50周年記念セレモニー、その時は来た。50年歴史を創りし、新日本プロレスOBたちの入場です」と宣言し、セレモニーはスタートした。

 それぞれの入場テーマ曲に乗って、井上亘、獣神サンダー・ライガー、小林邦昭、坂口征二、保永昇男、タイガー服部レフェリー、北沢幹之、ミラノコレクションA.T.、田中稔、垣原賢人、山崎一夫、藤原喜明、前田、越中詩郎、木村健悟、蝶野、武藤、長州、藤波が順に花道から登場する。ライガーは試合用のフルコスチュームで、ミラノは現役時に連れていた透明犬・ミケーレを連れて登場。坂口はOBたちを握手で迎え入れた。

 参加を予定していた初代タイガーマスクは来場できなかったが、ビデオメッセージで登場。「新日本プロレス50周年、おめでとうございます。新日本プロレスは私の母体になります。『佐山さんにとってタイガーマスクはなんですか?』と聞かれることがよくありますが、それは『新日本プロレスの結晶である』といつも私は考えています。猪木さんをはじめ、新間(寿)さん、坂口さん、山本(小鉄)さん、それぞれの先輩たち、藤波さんや長州さん、みんな仲間たち、その人たちが作ってきた結晶が新日本プロレスです」と熱く語ると、「50周年を記念して、今皆さんが引き続いている新日本プロレスは永遠の輝きであるはずです。私は新日本プロレスがある限り、タイガーマスクもあると思っています」と感慨深げ。「今現代のタイガーマスクにとにかく頑張ってもらいたいと思います。頑張れタイガーマスク、頑張れ新日本プロレス、頑張れ新日本プロレスの選手の皆さん」と4代目タイガーマスクら後輩たちを激励した。

 新日本の相談役である坂口が代表してリング上であいさつ。「新日本プロレスも創立50周年を迎えました。長い間、皆さんのご声援をもらって、こうやってたくさんの選手が育ち、今や日本プロレス界のリーダーとして頑張っております。こうして現役を去った人たち、また現役中の諸君、ますます今後も頑張りますので、今後とも新日本プロレスご声援のほどよろしくお願いします」と観客に感謝の意を表した。

 現役選手として、IWGP世界ヘビー級王者・オカダもマイクを持つと、「実はメチャクチャ緊張してます。オカダ・カズチカ、50周年を背負うと言ってましたが、こんなにも大先輩の前でお話しするとはとても緊張しております」と緊張した面持ちだったが、「新日本プロレスはこの先輩方がいたからこそ50周年こうやってやってくることができました。僕たちは本当に変わらずストロングスタイルで、闘魂を背負って、真のプロレスに励んでいきたいと思いますので、まだまだこれからも熱い声援よろしくお願いします」と先輩の前で決意を新たにした。

 過去の『ワールドプロレスリング』テーマ曲が鳴り響く中、最後は坂口を中心にレジェンドたちが並んで記念撮影。撮影が終わると、OBたちがリング上で談笑する場面も。武藤はスマホで自撮りをするなどらしさを発揮していた。

 オカダが希望した創始者・アントニオ猪木の来場は叶わなかったが、大きな区切りを迎えた新日本プロレス。明日から早くもNEW JAPAN CUPが開幕し、新たな戦いが始まる。