【全日本】立花「ヘビーでもジュニアでもねえ戦い」予告、阿部断言「俺らが一番面白い」 GAORA会見 2024/6/17
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6・24後楽園大会のGAORA TVチャンピオンシップ「立花誠吾vs阿部史典」へ向けた会見が17日、東京・湯島の全日本事務所で行われた。 GAORA王者・立花は6・9岐阜大会で黒潮TOKYOジャパンとのトーキョーヤンキースでアジアタッグ王者・田村男児&佐藤光留に挑戦したものの敗退。阿部は同大会で世界ジュニアヘビー級王者・ライジングHAYATOに挑んだが、敗れ去った。試合後、立花が阿部をGAORA王座次期挑戦者に指名。6・24後楽園大会でタイトルマッチに敗れたばかりの二人によるGAORA王座戦が決まった。 自身の意志とは関係なしにGAORA王座に挑戦することになった阿部は「そもそも私は挑戦したいなんか一言も言ってないし、タイトルマッチ負けたし」としながらも、「半強制的に傷心の私の目の前に通り過ぎてきた傷心のチンピラが傷心の、いわば負け犬どもが(苦笑)、負け犬同士が何かやったろうぜみたいな感じかな」と解釈した。 阿部がGAORA王座に抱く印象は「歴代最大の実力を誇った中島洋平が持つベルト」というもの。「中島洋平と比べると劣化したかな」と立花をけん制した阿部は「リングという四角いジャングルの中で命のやり取りをする時というのは、勝ちたくない人間なんてものはいません。私は当日になりましたら、でたらめサングラスクソブタヤローから必ずベルトを引っぺがします」と宣言。「負け犬たちのレクイエム。これが二人の共通意識」とした阿部は「俺らが一番面白い」と断言してみせた。 3度目の防衛戦となる立花は「今このベルト俺が持ってなきゃ。俺のために必要なんだ絶対に」と言い切った。「俺の隣にバカのロン毛がいんだろ? いつも俺の邪魔をしてくるバカ。あいつのせいで俺もバカみてえに思われんだよ。俺の実力を見せるため」というのが理由で、「全日本のヘビーでもジュニアでもねえ戦いをしてやるよ、このヤロー」とGAORA王座戦ならではの戦いを見せつける構えをみせた。 すかさず「週刊阿部」を名乗った阿部が「今チャンピオンがおっしゃったジュニアでもない、ヘビーでもない戦いっていうのはですね、具体的にどのような戦いになるんでしょうか?」と質問。動揺しながらも立花は「てめえで考えろ、バーカ」と吐き捨てた。会見冒頭で「立花誠吾だ、あーん」と自己紹介。阿部から「見りゃわかるよ」などと指摘されながらも合計6回「立花誠吾だ、あーん」を言い放つ精神面の強さも発揮していた。 【会見の模様】 ▼阿部「まずは、この会見というのはですね、コスチューム。これが正装だと、やっと浸透してきたなというふうに思ったのが。あとはMUSASHIだけだなというところでございます。そして意気込み、そんなものはございません。そもそも私は挑戦したいなんか一言も言ってないし、タイトルマッチ負けたし、ジュニアの。負けたでしょ? あなたも」 ▼立花「ああ?」 ▼阿部「負けたのかって聞いてんだよ」 ▼立花「お前、なんだよ?」 ▼阿部「あの日だよ、6月9日の日。俺負けたの。負けたの?」 ▼立花「負けたよ」 ▼阿部「じゃあ誰が強いんだよ? この空間で」 ▼立花「お前ふざけんじゃねえ! バカ決まってんだろ。こんなサングラスしてるヤツが弱えわけねえだろうが。見ろこれ」 ▼阿部「ああ、腹立つ。ここ全日本だよ。大丈夫? それ」 ▼立花「何がだよ? てめえ場所を見てやってんのか? このヤロー」 ▼阿部「ごめんなさい、以上です」 ▼立花「立花誠吾だ、あーん」 ▼阿部「見りゃわかるよ」 ▼立花「今しゃべってんだろうが。自己紹介してんだよ! お前、これが初めて見るヤツだったらどうすんだよ? 坊主のタオル巻いてるヤツが出てきて、誰だ? こいつってなるだろうが。名前ぐらい名乗れ」 ▼阿部「ごめん、ごめん」 ▼立花「立花誠吾だ、あーん」 ▼阿部「それ一回聞いたっつうの」 ▼立花「だから、お前が入ってくるから! もしかしたら編集されてカットされて、俺がしゃべってるところ映んなかったらどうすんだ? このヤロー、てめえ! 入ってくんな、お前。立花誠吾だ、あーん」 ▼阿部「だから何回言うんだ?」 ▼立花「おめえ何回言えばわかんだよ!」 ▼阿部「お前のせいでやってらんないね。しゃべらすなよ、じゃあ」 ▼立花「立花誠吾だ、あーん」 ▼阿部「ああ腹立つ」 ▼立花「マイクも置いとけ、立っとけ」 ▼阿部「ああ立っとく」 ▼立花「口ふさいどけ。立花誠吾だ…」 ▼阿部「ああ! 見りゃわかんだろ!(とイスを手に)」 ▼立花「武器だけは使うな、お前。イスは座るもんなんだよ、バカヤロー。叩くもんじゃねえ」 ▼阿部「ごめんな」 ▼立花「立花誠吾だ…」 ▼阿部「ふざけんな! おーい! ふざけんな。聞いてんだよ。5回も聞いてんだよ。ふざけんじゃねえ」 ▼立花「このバカが。タオル巻いてるヤツが」 ▼阿部「こいつら全員バカか? 5回も聞いてんだ」 ▼立花「お前、もしかしたら俺のこと知らねえヤツいたらぶっ飛ばすぞ。全員知ってんだ」 ▼阿部「6回言えたら大したもんだ」 ▼立花「立花誠吾だ、あーん」 ▼阿部「ああ!」 ▼立花「それぐらいなら我慢してやるよ。こいつがよ、どうしても挑戦してえみたいな顔してたからよ、俺がこいつの気持ちを汲んで挑戦を受けさせてやったみたいなところあるけどよ」 ▼阿部「ああイライラする」 ▼立花「まあまあ、何かずっといろいろ言ってるけどよ、ちょうどいいだろ。このGAORAのベルト、全日本のヘビーでもジュニアでもねえ戦いをしてやるよ、このヤロー。見とけ、てめえら、このヤロー」 ▼阿部「あ、すいません、週刊阿部です。全日本のジュニアでもヘビーでもない戦いっていうのは具体的にどういった戦いになるんでしょうか?」 ▼立花「そんなのお前、でかいヤツだったら…おめえの質問には…ちょっと待て。俺、今何言おうとしてんだ。落ち着かせろ」 ▼阿部「深呼吸だな」 ▼立花「(深呼吸してから)もう一回質問くれ」 ▼阿部「改めて、週刊阿部です。今チャンピオンがおっしゃったジュニアでもない、ヘビーでもない戦いっていうのはですね、具体的にどのような戦いになるんでしょうか?」 ▼立花「てめえで考えろ、バーカ」 ▼阿部「ああ! ふざけんな、記者会見の意味ねえじゃねえかよ」 ▼立花「何でてめえの質問に答えんだよ? こいつらの質問だったら答えてやるけどな、俺がてめえみたいなヤツの質問に答えると思ってんのか? バーカ!」 ――GAORAベルトに対する思いは? ▼阿部「やっぱり中島洋平選手のイメージが強いベルトだなと思います。歴代最大の実力を誇った中島洋平が持つベルト。中島洋平と比べると劣化したかなと。そういうふうに見ております。赤と赤で色合いは合ってるのかなと。いいなと思ってます。あと褒めると歯が出ちゃうタイプなんだなっていう」 ▼立花「歯なんか見せてナンボだろ。歯なんて見せるためについてんだよ。だからここにあんだよ。分かるか?」 ▼阿部「メチャクチャきれいな歯並び(笑) 歯並びはホントに大切ですから。やっぱり人としゃべる時に一番最初に見るのは歯ですから」 ▼立花「そんなことはねえだろ」 ▼阿部「そうだろうがよ」 ▼立花「お前、人と話す時、何で歯見んだよ?」 ▼阿部「真っ暗だったらどうする?」 ▼立花「お前どうすんだ? 一切笑わないヤツだったらどこ見んだ?」 ▼阿部「一切笑わないヤツなんかいるのか?」 ▼立花「(口を閉じながら)こうやって話すヤツいたらどうすんだ?」 ▼阿部「お前、今歯出たぞ」 ▼立花「ホント? じゃあ終わりだ」 ▼阿部「終わりだよ。質問は何だったんだよ? 覚えてねえよ!」 ▼立花「知らねえよ。お前が質問したんだろうが。お前が質問されて。俺は関与してねえんだよ」 ▼阿部「何なの? これはいったい」 ――阿部選手は「挑戦したい」と一言も言っていないままタイトルマッチが決まったが? ▼阿部「レイプですよね」 ▼立花「お前、気をつけろ言葉には…」 ▼阿部「ダメなのか? 2024年はそんな厳しい時代なのか? 分かんないよ、俺もう。プロレスってのはな、プロレスだからいいだろ」 ▼立花「そうだな、確かにそれは俺が悪かった」 ▼阿部「右寄りの思考だもんな。実は左に見せかけて右寄りの思考だもんな」 ▼立花「右とか左とか、よくわかんねえから言うな」 ▼阿部「俺はまっすぐ行くぞ。俺は右でも左でもまっすぐ行く。って質問は何なの?」 ▼立花「ブレすぎだろ、お前。ポンと来たらポンと返せよ」 ▼阿部「もう一回いきます。ごめんなさい」 ――阿部選手が未だに「挑戦したい」と一言も言っていない中でタイトルマッチが決まったが? ▼阿部「あれは半強制的に傷心の私の目の前に通り過ぎてきたチンピラが傷心のチンピラが傷心の、いわば負け犬どもが(苦笑)、負け犬同士が何かやったろうぜみたいな感じかなと思うんですけど、今聞くと負け犬にランクを付けるなら俺の負けの方がちょっと上だね」 ▼立花「何だ? お前。負け犬が争っちゃいけねえのか? 一回負けたら終わりか? 情けねえ、情けねえ。こいつの器が知れたぜ今。負けるわけねえよ、こんな男に」 ▼阿部「悔しい」 ▼立花「お前余裕だ。もう勝ったよ。勝った勝った」 ▼阿部「そういう気持ちで挑むと負けるからな。試合前からそういう気持ちで挑むヤツは絶対負けるからな」 ▼立花「油断なんか俺がすると思ってんのか?」 ▼阿部「油断しかしてねえ顔してるじゃねえか」 ▼立花「してねえよ、バカヤローお前。ひょんばんも…」 ▼阿部「おい、ひょんばんって何だ? 週刊阿部です。ひょんばんの意味を教えてください。質問です。ひょんばんという言葉が今、立花選手から…」 ▼立花「その質問には答えません。次の質問どうぞ」 ▼阿部「週刊プロレスとか何かありますか?」 ▼立花「何かあんだろ?」 ▼阿部「お前、週刊プロレスの枠に入んねえんだよ。分かるか? 負け犬同士の話はよ」 ▼立花「お前、覚えてんぞ、このヤロー。GAORAのタイトルマッチちょっとも載せてなかったな! お前、住所教えろ。嫌がらせばっかしてやる。ふざけんな、このヤロー。覚悟しとけ、てめえ」 ▼阿部「改めて聞くぞ。宮尾記者、何か質問ありますか? ある? 記事にする?」 ――阿部選手は本気でGAORAベルトが欲しいと思っている? ▼阿部「いや、それはですね。リングに立つ人間というのは、リングという四角いジャングルの中で命のやり取りをする時というのは、勝ちたくない人間なんてものはいません。私は当日になりましたら、でたらめサングラスクソブタヤローから必ずベルトを引っぺがします。引っぺがす。勝つ。これが週刊プロレスの記事に載るんだ。分かったか? 一歩先にいったぞ」 ▼立花「忖度だろ? 明らかに。俺にも質問しろよ」 ――特にないです ▼立花「じゃあマイク持つな。てめえ!」 ▼阿部「質問のねえチャンプなんだ、週刊プロレスから」 ▼立花「危ねえ、足出るとこだった。危ねえ、危ねえ」 ――GAORAベルトを巻いているプライドは? ▼立花「プライド? あるに決まってんだろ、お前、このヤロー。このベルト、今全日本にいるヤツらの中で俺以外に似合うヤツいるか? まずそもそも。こいつ持ってみろ。真っ黒に赤いベルト? おかしいだろ? 」 ▼阿部「黒いとか、そういうの時代的に大丈夫ですか?」 ▼立花「そういうことじゃねえよ。今、普通に色の話してんだよ。黒い色のことも黒って言えねえような時代になっちまったのか? じゃあ何て言えばいいんだ? ブラックって言えばいいのか?」 ▼阿部「ブラックって大丈夫ですか?」 ▼立花「何だ? お前。じゃあ何ていえばいいんだ? お前の履いてる靴は何色ですか?」 ▼阿部「肌の色的な話ですか?」 ▼立花「じゃあ週刊立花からの質問です。阿部選手が今着ているTシャツの色は何色ですか?」 ▼阿部「これはですね、黒ですね」 ▼立花「おめえ、ぶっ飛ばすぞ、てめえよ! 仕掛けてきて、てめえ、このヤロー。まあいいよ。とりあえずこのコスチュームの色、そんなの抜きにして、今このベルト俺が持ってなきゃ。俺のために必要なんだ絶対に。普通に今、全日本に出ててな、俺の隣にバカのロン毛がいんだろ? いつも俺の邪魔をしてくるバカ。あいつのせいで俺もバカみてえに思われんだよ。そいつのイメージっていうか、あいつがバカだから、あいつをほっとくために、俺の実力を見せるために、このベルトが今必要なんだ、このヤロー。分かるか? てめえ。だから6月24日はよ、この黒いTシャツ着た阿部史典からよ、防衛してやるから。見とけ、このヤロー」 ――当日は第1試合に組まれたが、メインを食ってやるという思いはある? ▼阿部「それはですね、第1試合だろうが第3試合だろうが関係なく、ここだけは言いたいですけど、我々負け犬たちのレクイエム。これが二人の共通意識だと。俺、代表して言っちゃうよ。君と俺の意見」 ▼立花「俺とお前の意見、一緒なわけねえけど、言ってみろ」 ▼阿部「俺らが一番面白い」 ▼立花「そういうことだよ」
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6・24後楽園大会のGAORA TVチャンピオンシップ「立花誠吾vs阿部史典」へ向けた会見が17日、東京・湯島の全日本事務所で行われた。
GAORA王者・立花は6・9岐阜大会で黒潮TOKYOジャパンとのトーキョーヤンキースでアジアタッグ王者・田村男児&佐藤光留に挑戦したものの敗退。阿部は同大会で世界ジュニアヘビー級王者・ライジングHAYATOに挑んだが、敗れ去った。試合後、立花が阿部をGAORA王座次期挑戦者に指名。6・24後楽園大会でタイトルマッチに敗れたばかりの二人によるGAORA王座戦が決まった。
自身の意志とは関係なしにGAORA王座に挑戦することになった阿部は「そもそも私は挑戦したいなんか一言も言ってないし、タイトルマッチ負けたし」としながらも、「半強制的に傷心の私の目の前に通り過ぎてきた傷心のチンピラが傷心の、いわば負け犬どもが(苦笑)、負け犬同士が何かやったろうぜみたいな感じかな」と解釈した。
阿部がGAORA王座に抱く印象は「歴代最大の実力を誇った中島洋平が持つベルト」というもの。「中島洋平と比べると劣化したかな」と立花をけん制した阿部は「リングという四角いジャングルの中で命のやり取りをする時というのは、勝ちたくない人間なんてものはいません。私は当日になりましたら、でたらめサングラスクソブタヤローから必ずベルトを引っぺがします」と宣言。「負け犬たちのレクイエム。これが二人の共通意識」とした阿部は「俺らが一番面白い」と断言してみせた。
3度目の防衛戦となる立花は「今このベルト俺が持ってなきゃ。俺のために必要なんだ絶対に」と言い切った。「俺の隣にバカのロン毛がいんだろ? いつも俺の邪魔をしてくるバカ。あいつのせいで俺もバカみてえに思われんだよ。俺の実力を見せるため」というのが理由で、「全日本のヘビーでもジュニアでもねえ戦いをしてやるよ、このヤロー」とGAORA王座戦ならではの戦いを見せつける構えをみせた。
すかさず「週刊阿部」を名乗った阿部が「今チャンピオンがおっしゃったジュニアでもない、ヘビーでもない戦いっていうのはですね、具体的にどのような戦いになるんでしょうか?」と質問。動揺しながらも立花は「てめえで考えろ、バーカ」と吐き捨てた。会見冒頭で「立花誠吾だ、あーん」と自己紹介。阿部から「見りゃわかるよ」などと指摘されながらも合計6回「立花誠吾だ、あーん」を言い放つ精神面の強さも発揮していた。
【会見の模様】
▼阿部「まずは、この会見というのはですね、コスチューム。これが正装だと、やっと浸透してきたなというふうに思ったのが。あとはMUSASHIだけだなというところでございます。そして意気込み、そんなものはございません。そもそも私は挑戦したいなんか一言も言ってないし、タイトルマッチ負けたし、ジュニアの。負けたでしょ? あなたも」
▼立花「ああ?」
▼阿部「負けたのかって聞いてんだよ」
▼立花「お前、なんだよ?」
▼阿部「あの日だよ、6月9日の日。俺負けたの。負けたの?」
▼立花「負けたよ」
▼阿部「じゃあ誰が強いんだよ? この空間で」
▼立花「お前ふざけんじゃねえ! バカ決まってんだろ。こんなサングラスしてるヤツが弱えわけねえだろうが。見ろこれ」
▼阿部「ああ、腹立つ。ここ全日本だよ。大丈夫? それ」
▼立花「何がだよ? てめえ場所を見てやってんのか? このヤロー」
▼阿部「ごめんなさい、以上です」
▼立花「立花誠吾だ、あーん」
▼阿部「見りゃわかるよ」
▼立花「今しゃべってんだろうが。自己紹介してんだよ! お前、これが初めて見るヤツだったらどうすんだよ? 坊主のタオル巻いてるヤツが出てきて、誰だ? こいつってなるだろうが。名前ぐらい名乗れ」
▼阿部「ごめん、ごめん」
▼立花「立花誠吾だ、あーん」
▼阿部「それ一回聞いたっつうの」
▼立花「だから、お前が入ってくるから! もしかしたら編集されてカットされて、俺がしゃべってるところ映んなかったらどうすんだ? このヤロー、てめえ! 入ってくんな、お前。立花誠吾だ、あーん」
▼阿部「だから何回言うんだ?」
▼立花「おめえ何回言えばわかんだよ!」
▼阿部「お前のせいでやってらんないね。しゃべらすなよ、じゃあ」
▼立花「立花誠吾だ、あーん」
▼阿部「ああ腹立つ」
▼立花「マイクも置いとけ、立っとけ」
▼阿部「ああ立っとく」
▼立花「口ふさいどけ。立花誠吾だ…」
▼阿部「ああ! 見りゃわかんだろ!(とイスを手に)」
▼立花「武器だけは使うな、お前。イスは座るもんなんだよ、バカヤロー。叩くもんじゃねえ」
▼阿部「ごめんな」
▼立花「立花誠吾だ…」
▼阿部「ふざけんな! おーい! ふざけんな。聞いてんだよ。5回も聞いてんだよ。ふざけんじゃねえ」
▼立花「このバカが。タオル巻いてるヤツが」
▼阿部「こいつら全員バカか? 5回も聞いてんだ」
▼立花「お前、もしかしたら俺のこと知らねえヤツいたらぶっ飛ばすぞ。全員知ってんだ」
▼阿部「6回言えたら大したもんだ」
▼立花「立花誠吾だ、あーん」
▼阿部「ああ!」
▼立花「それぐらいなら我慢してやるよ。こいつがよ、どうしても挑戦してえみたいな顔してたからよ、俺がこいつの気持ちを汲んで挑戦を受けさせてやったみたいなところあるけどよ」
▼阿部「ああイライラする」
▼立花「まあまあ、何かずっといろいろ言ってるけどよ、ちょうどいいだろ。このGAORAのベルト、全日本のヘビーでもジュニアでもねえ戦いをしてやるよ、このヤロー。見とけ、てめえら、このヤロー」
▼阿部「あ、すいません、週刊阿部です。全日本のジュニアでもヘビーでもない戦いっていうのは具体的にどういった戦いになるんでしょうか?」
▼立花「そんなのお前、でかいヤツだったら…おめえの質問には…ちょっと待て。俺、今何言おうとしてんだ。落ち着かせろ」
▼阿部「深呼吸だな」
▼立花「(深呼吸してから)もう一回質問くれ」
▼阿部「改めて、週刊阿部です。今チャンピオンがおっしゃったジュニアでもない、ヘビーでもない戦いっていうのはですね、具体的にどのような戦いになるんでしょうか?」
▼立花「てめえで考えろ、バーカ」
▼阿部「ああ! ふざけんな、記者会見の意味ねえじゃねえかよ」
▼立花「何でてめえの質問に答えんだよ? こいつらの質問だったら答えてやるけどな、俺がてめえみたいなヤツの質問に答えると思ってんのか? バーカ!」
――GAORAベルトに対する思いは?
▼阿部「やっぱり中島洋平選手のイメージが強いベルトだなと思います。歴代最大の実力を誇った中島洋平が持つベルト。中島洋平と比べると劣化したかなと。そういうふうに見ております。赤と赤で色合いは合ってるのかなと。いいなと思ってます。あと褒めると歯が出ちゃうタイプなんだなっていう」
▼立花「歯なんか見せてナンボだろ。歯なんて見せるためについてんだよ。だからここにあんだよ。分かるか?」
▼阿部「メチャクチャきれいな歯並び(笑) 歯並びはホントに大切ですから。やっぱり人としゃべる時に一番最初に見るのは歯ですから」
▼立花「そんなことはねえだろ」
▼阿部「そうだろうがよ」
▼立花「お前、人と話す時、何で歯見んだよ?」
▼阿部「真っ暗だったらどうする?」
▼立花「お前どうすんだ? 一切笑わないヤツだったらどこ見んだ?」
▼阿部「一切笑わないヤツなんかいるのか?」
▼立花「(口を閉じながら)こうやって話すヤツいたらどうすんだ?」
▼阿部「お前、今歯出たぞ」
▼立花「ホント? じゃあ終わりだ」
▼阿部「終わりだよ。質問は何だったんだよ? 覚えてねえよ!」
▼立花「知らねえよ。お前が質問したんだろうが。お前が質問されて。俺は関与してねえんだよ」
▼阿部「何なの? これはいったい」
――阿部選手は「挑戦したい」と一言も言っていないままタイトルマッチが決まったが?
▼阿部「レイプですよね」
▼立花「お前、気をつけろ言葉には…」
▼阿部「ダメなのか? 2024年はそんな厳しい時代なのか? 分かんないよ、俺もう。プロレスってのはな、プロレスだからいいだろ」
▼立花「そうだな、確かにそれは俺が悪かった」
▼阿部「右寄りの思考だもんな。実は左に見せかけて右寄りの思考だもんな」
▼立花「右とか左とか、よくわかんねえから言うな」
▼阿部「俺はまっすぐ行くぞ。俺は右でも左でもまっすぐ行く。って質問は何なの?」
▼立花「ブレすぎだろ、お前。ポンと来たらポンと返せよ」
▼阿部「もう一回いきます。ごめんなさい」
――阿部選手が未だに「挑戦したい」と一言も言っていない中でタイトルマッチが決まったが?
▼阿部「あれは半強制的に傷心の私の目の前に通り過ぎてきたチンピラが傷心のチンピラが傷心の、いわば負け犬どもが(苦笑)、負け犬同士が何かやったろうぜみたいな感じかなと思うんですけど、今聞くと負け犬にランクを付けるなら俺の負けの方がちょっと上だね」
▼立花「何だ? お前。負け犬が争っちゃいけねえのか? 一回負けたら終わりか? 情けねえ、情けねえ。こいつの器が知れたぜ今。負けるわけねえよ、こんな男に」
▼阿部「悔しい」
▼立花「お前余裕だ。もう勝ったよ。勝った勝った」
▼阿部「そういう気持ちで挑むと負けるからな。試合前からそういう気持ちで挑むヤツは絶対負けるからな」
▼立花「油断なんか俺がすると思ってんのか?」
▼阿部「油断しかしてねえ顔してるじゃねえか」
▼立花「してねえよ、バカヤローお前。ひょんばんも…」
▼阿部「おい、ひょんばんって何だ? 週刊阿部です。ひょんばんの意味を教えてください。質問です。ひょんばんという言葉が今、立花選手から…」
▼立花「その質問には答えません。次の質問どうぞ」
▼阿部「週刊プロレスとか何かありますか?」
▼立花「何かあんだろ?」
▼阿部「お前、週刊プロレスの枠に入んねえんだよ。分かるか? 負け犬同士の話はよ」
▼立花「お前、覚えてんぞ、このヤロー。GAORAのタイトルマッチちょっとも載せてなかったな! お前、住所教えろ。嫌がらせばっかしてやる。ふざけんな、このヤロー。覚悟しとけ、てめえ」
▼阿部「改めて聞くぞ。宮尾記者、何か質問ありますか? ある? 記事にする?」
――阿部選手は本気でGAORAベルトが欲しいと思っている?
▼阿部「いや、それはですね。リングに立つ人間というのは、リングという四角いジャングルの中で命のやり取りをする時というのは、勝ちたくない人間なんてものはいません。私は当日になりましたら、でたらめサングラスクソブタヤローから必ずベルトを引っぺがします。引っぺがす。勝つ。これが週刊プロレスの記事に載るんだ。分かったか? 一歩先にいったぞ」
▼立花「忖度だろ? 明らかに。俺にも質問しろよ」
――特にないです
▼立花「じゃあマイク持つな。てめえ!」
▼阿部「質問のねえチャンプなんだ、週刊プロレスから」
▼立花「危ねえ、足出るとこだった。危ねえ、危ねえ」
――GAORAベルトを巻いているプライドは?
▼立花「プライド? あるに決まってんだろ、お前、このヤロー。このベルト、今全日本にいるヤツらの中で俺以外に似合うヤツいるか? まずそもそも。こいつ持ってみろ。真っ黒に赤いベルト? おかしいだろ? 」
▼阿部「黒いとか、そういうの時代的に大丈夫ですか?」
▼立花「そういうことじゃねえよ。今、普通に色の話してんだよ。黒い色のことも黒って言えねえような時代になっちまったのか? じゃあ何て言えばいいんだ? ブラックって言えばいいのか?」
▼阿部「ブラックって大丈夫ですか?」
▼立花「何だ? お前。じゃあ何ていえばいいんだ? お前の履いてる靴は何色ですか?」
▼阿部「肌の色的な話ですか?」
▼立花「じゃあ週刊立花からの質問です。阿部選手が今着ているTシャツの色は何色ですか?」
▼阿部「これはですね、黒ですね」
▼立花「おめえ、ぶっ飛ばすぞ、てめえよ! 仕掛けてきて、てめえ、このヤロー。まあいいよ。とりあえずこのコスチュームの色、そんなの抜きにして、今このベルト俺が持ってなきゃ。俺のために必要なんだ絶対に。普通に今、全日本に出ててな、俺の隣にバカのロン毛がいんだろ? いつも俺の邪魔をしてくるバカ。あいつのせいで俺もバカみてえに思われんだよ。そいつのイメージっていうか、あいつがバカだから、あいつをほっとくために、俺の実力を見せるために、このベルトが今必要なんだ、このヤロー。分かるか? てめえ。だから6月24日はよ、この黒いTシャツ着た阿部史典からよ、防衛してやるから。見とけ、このヤロー」
――当日は第1試合に組まれたが、メインを食ってやるという思いはある?
▼阿部「それはですね、第1試合だろうが第3試合だろうが関係なく、ここだけは言いたいですけど、我々負け犬たちのレクイエム。これが二人の共通意識だと。俺、代表して言っちゃうよ。君と俺の意見」
▼立花「俺とお前の意見、一緒なわけねえけど、言ってみろ」
▼阿部「俺らが一番面白い」
▼立花「そういうことだよ」
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