【新日本】G1開幕…鷹木が内藤撃破で絶好スタート 「世界一のハツオジ」宣言で新世代の波に宣戦布告 2024/7/20
『ヤマダインフラテクノス Presents G1 CLIMAX 34』エディオンアリーナ大阪(2024年7月20日) Aブロック公式戦 〇鷹木信悟vs内藤哲也× 日本プロレス界最大のリーグ戦・真夏の祭典『G1 CLIMAX 34』が開幕。メインでは鷹木が現IWGP世界ヘビー級王者・内藤とのロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(L・I・J)同門対決を制して会心スタートを切り、“新世代の波"を切り裂いての初制覇を宣言した。 G1開幕戦メインで実現した約5年ぶりとなる鷹木-内藤の同門対決。内藤から求められた“拳突き当て"を無視して個人闘争を全面に押し出した鷹木が序盤から場内外で攻めに攻めたものの、さすがの内藤も深入りは許さない。 逆に各種ネックブリーカーで反撃に転じた内藤はグロリア発射に成功すると、得意のバックハンドエルボーを首筋に乱打だ。ならばと鷹木も左右のエルボー乱打で応戦してMADE IN JAPANを決めてみせたものの、内藤はラスト・オブ・ザ・ドラゴンだけは打たせない。 そればかりかデスティーノで切り返してみせた内藤は、さらなる熾烈な読み合いでバレンティアを繰り出す。続けざまにデスティーノで仕上げにかかった。 だが、阻止した鷹木は内藤のエルボーアタックをキャッチするや、奥の手・“鷹木ドライバー98"を発射。続けざまにスライディング式のエルボーを叩き込むと、今度こそのラスト・オブ・ザ・ドラゴンを浴びせて3カウントを奪ってみせた。 5年前のG1では内藤に敗れていただけに、5年越しの雪辱で内藤からシングル初勝利。しかも現IWGP世界ヘビー級王者を破っての初戦白星で会心スタートを切った。 「5年ぶりのシングル。前回はお前が勝ったが今日は俺の勝利だ。もしかしたら今日が鷹木vs内藤、最後のシングル。そういう思いを背負ってリングに上がった。だけどこれで1勝1敗だ。次は10年後、20年後か知らないが、またやるときはきょう以上に強い鷹木信悟で迎え撃ってやるからな。内藤、今日はありがとよ」。そうマイクで内藤にメッセージを送った鷹木は、試合前には無視した“拳突き当てポーズ"で内藤を見送った。 棚橋弘至、タイチ、KENTAらが出場を逃し、代わりに 新世代の躍進が目覚ましい今夏G1。それでも開幕戦メインで仁王立ちを決め込んだ41歳の昇り龍は「今年も激烈の夏がキタキタキタ〜! ニュースを見ても世代交代、世代交代ってうるせーんだよ。でも、開幕戦のメインみてみろ、40代のオッサン同士だぞ? 俺はそんじょそこらのオッサンじゃないぞ。世界一の元気ハツラツオジサンだ! 20代だろうが30代だろうが、このハツオジがねじ伏せてやるよ!」と堂々“新世代の波"に宣戦布告した。 デビュー20周年イヤーでもある今年。「俺がやらなきゃ誰がやるんだ? 最後まで今年のG1CLIMAX、ランペイジ、昇り龍のごとく駆け上がっていくぞ!」。そう悲願のG1初制覇を宣言して締めくくった鷹木は、バックステージでも「若いヤツらの踏み台になる気はこれっぽっちもないからな。逆に利用しておいしいところは全部41歳のハツラツおじさんが持っていくからな。今年の夏はそういう夏だ」と宣言した。ハツラツとロケットスタートを決めた鷹木は、続く公式戦で“新世代の雄"海野翔太と激突。早速“有言実行"といく。 【試合後の鷹木】 ▼鷹木「オイ! イス持って来い、オラッ! チェアー持って来い、オラッ!(※スタッフが椅子を持って来ると)何だこの椅子は? まあ(祝杯用の)ビールじゃねえからいいか。暑いね、リング上……まるでサウナだよ。なんか(質問)あるか?」 ――新しいチカラが迫ってきている中で、このタイミングで内藤選手とシングルをメインイベントで闘えたというのは、どんな想いがありますか? ▼鷹木「オイオイオイ、新日本プロレス! 世代交代、世代交代と言っておいてよ、開幕戦のメインでAブロックの最年長同士を当てて、潰し合いしてどうするんだ!? (※胸を叩きながら)俺はピンピンしているけどよ。(内藤)哲也、大丈夫か? でも、これが期待の現れじ ゃないの? なんやかんや言っても俺と内藤がメイン多いみたいだし。だがな……(※テレビ朝日のアナウンサーに対し)あんた名前なんだっけ?)」 ――山崎と申します。 ▼鷹木「山崎さん、俺も内藤も……いや特に俺は若いヤツらの踏み台になるつもりは、これっぽっちもねえからな、オイ。逆に俺は利用してオイシイところは全部、41 歳のハツラツおじさんが持っていくからな。今年の夏はそういう夏だ」 ――(内藤と)5 年ぶりのシングルということで、鷹木選手は闘いの前に『リングの中では人間力が大事なんだ』と話をされていました。内藤選手と相対したときにどんなことを感じましたか? ▼鷹木「それは某Tスポの取材で話をしたけど、人間力ってのいうのは“世代交代"ってテーマに対して言ったわけで、セミファイナル確かにそうだったよ。エントランスで待っている時、(KONOSUKE)TAKESHITA と(辻)陽太の試合、『ドッカン』『ドッカン』してたな。メインより沸いていたかもしれんな。だがプロレスは『沸いた』『沸いてない』だけじゃねえんだよ。人間力は……泥臭い人間ドラマ、それがプロレスなんだ。そうだろ? ヤマサキか? ヤマザキか? どっちだ?」 ――ヤマザキと申します。 ▼鷹木「ヤマザキさん、そうだろ? 人間ドラマこそプロレスだろ? 他に(質問)は?」 ――内藤選手から初めて勝利を収めて、内藤選手が最後に去る際、背中越しに拳を突き上げた姿をご覧になっていたかと思います。あの姿をどのように受け止めていますか? ▼鷹木「いや、試合前になんかたぶん心理戦だと思うけど、試合前はもう敵だと思って見ていたから。試合が終わって勝ったから(※拳を突き上げるポーズ)出来たけど……まあ試合に(ポーズに)応えなったから、まあ別に壊すわけじゃねえけど……。まあアイツは昔から俺のこと嫌いなんだから、応えねえかなと思ったけど『やるんかい!』って思ったけどな。で、山崎さん、次は誰(と対戦)だ? 俺は明日?」 ――明日は海野翔太選手です。 ▼鷹木「海野!? オイ今日は海野翔太、どうだったんだ? オイ、岡本(記者)! どうだったんだよ?」 ――今日はカラム・ニューマン選手に敗れて黒星発進です。 ▼鷹木「大丈夫なのか、腰は? アイツのSNSフォローしていないけど、オススメに出てきたよ、たくさん。『腰が痛くて1ミリも動けません』って? バカヤロー! 1 ミリって(※指を曲げるジェスチャーをしながら)これで 2cmくらい動いてんだろ? 『1ミリも動きません』なんてウソつくんじゃねえよ翔太。翔太、そんなに腰が痛いんだったら……今日も負けたんだろ? そんなに腰が痛いんだったら無理しなくていいんだぞ。まあ海野翔太、今日も俺の試合を裁いた(レッドシューズ)海野レフェリー、海野が2人もいたらややこしいからよ、腰がそんな痛いんだったら“腰山翔太"に名前変えちまえ! どうだ岡本、“腰山翔太"は? それとも腰が抜けているんだったら“腰抜け翔太"に変えたっていいんだぜ? さっき言ったように20代の若造? まだまだ人間味が足りないよ。明日は41歳の泥臭いプロレスをお前に叩き込んで、いつも通り元気ハツラツに俺が勝利してやるからな。まあ開幕戦、久々に汗かいたから疲れちまった。今日は開幕戦だから飛ばしすぎてもしょうがねえ。短めに30秒でコメントは終わらせてやる。以上!」 【内藤の話】「(※IWGP世界ヘビー級のベルトをフロアに置き)強烈だったぜ、鷹木……。レスラーになる前、アニマル浜口ジムで(※片ヒザを着き)一緒に汗を流してた鷹木信悟を思い出したよ。憎たらしいぐらい強くて、堂々としてて……ああいう鷹木の姿をまた見れて、俺は嬉しいよ。IWGP世界ヘビー級チャンピオンとして、情けない姿でしたか? ああ、そうでしたか? じゃあ鷹木、レスラーになってこれで1勝1敗だ。1回俺の不戦敗はあるけど、リング上で闘った数でいえば、1勝1敗だ。ちょうど俺も、このベルト持ってるんでね。やってみる? やってみる? ま、鷹木の気持ち次第、そしてこの『G1 CLIMAX』の行方次第の部分も大きいけど、俺は鷹木とこのベルトを懸けてやってみたいなって、さらに思いましたよ。まあでも今は『G1 CLIMAX』、まだ初戦終わったばっかなんでね。この1敗はものすごく大っきいよ。大っきいと思うけれども、まだ終わってないんでね。俺の夏は、まだ終わらないぜ、カブロン」
『ヤマダインフラテクノス Presents G1 CLIMAX 34』エディオンアリーナ大阪(2024年7月20日)
Aブロック公式戦 〇鷹木信悟vs内藤哲也×
日本プロレス界最大のリーグ戦・真夏の祭典『G1 CLIMAX 34』が開幕。メインでは鷹木が現IWGP世界ヘビー級王者・内藤とのロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(L・I・J)同門対決を制して会心スタートを切り、“新世代の波"を切り裂いての初制覇を宣言した。
G1開幕戦メインで実現した約5年ぶりとなる鷹木-内藤の同門対決。内藤から求められた“拳突き当て"を無視して個人闘争を全面に押し出した鷹木が序盤から場内外で攻めに攻めたものの、さすがの内藤も深入りは許さない。
逆に各種ネックブリーカーで反撃に転じた内藤はグロリア発射に成功すると、得意のバックハンドエルボーを首筋に乱打だ。ならばと鷹木も左右のエルボー乱打で応戦してMADE IN JAPANを決めてみせたものの、内藤はラスト・オブ・ザ・ドラゴンだけは打たせない。
そればかりかデスティーノで切り返してみせた内藤は、さらなる熾烈な読み合いでバレンティアを繰り出す。続けざまにデスティーノで仕上げにかかった。
だが、阻止した鷹木は内藤のエルボーアタックをキャッチするや、奥の手・“鷹木ドライバー98"を発射。続けざまにスライディング式のエルボーを叩き込むと、今度こそのラスト・オブ・ザ・ドラゴンを浴びせて3カウントを奪ってみせた。
5年前のG1では内藤に敗れていただけに、5年越しの雪辱で内藤からシングル初勝利。しかも現IWGP世界ヘビー級王者を破っての初戦白星で会心スタートを切った。
「5年ぶりのシングル。前回はお前が勝ったが今日は俺の勝利だ。もしかしたら今日が鷹木vs内藤、最後のシングル。そういう思いを背負ってリングに上がった。だけどこれで1勝1敗だ。次は10年後、20年後か知らないが、またやるときはきょう以上に強い鷹木信悟で迎え撃ってやるからな。内藤、今日はありがとよ」。そうマイクで内藤にメッセージを送った鷹木は、試合前には無視した“拳突き当てポーズ"で内藤を見送った。
棚橋弘至、タイチ、KENTAらが出場を逃し、代わりに
新世代の躍進が目覚ましい今夏G1。それでも開幕戦メインで仁王立ちを決め込んだ41歳の昇り龍は「今年も激烈の夏がキタキタキタ〜! ニュースを見ても世代交代、世代交代ってうるせーんだよ。でも、開幕戦のメインみてみろ、40代のオッサン同士だぞ? 俺はそんじょそこらのオッサンじゃないぞ。世界一の元気ハツラツオジサンだ! 20代だろうが30代だろうが、このハツオジがねじ伏せてやるよ!」と堂々“新世代の波"に宣戦布告した。
デビュー20周年イヤーでもある今年。「俺がやらなきゃ誰がやるんだ? 最後まで今年のG1CLIMAX、ランペイジ、昇り龍のごとく駆け上がっていくぞ!」。そう悲願のG1初制覇を宣言して締めくくった鷹木は、バックステージでも「若いヤツらの踏み台になる気はこれっぽっちもないからな。逆に利用しておいしいところは全部41歳のハツラツおじさんが持っていくからな。今年の夏はそういう夏だ」と宣言した。ハツラツとロケットスタートを決めた鷹木は、続く公式戦で“新世代の雄"海野翔太と激突。早速“有言実行"といく。
【試合後の鷹木】
▼鷹木「オイ! イス持って来い、オラッ! チェアー持って来い、オラッ!(※スタッフが椅子を持って来ると)何だこの椅子は? まあ(祝杯用の)ビールじゃねえからいいか。暑いね、リング上……まるでサウナだよ。なんか(質問)あるか?」
――新しいチカラが迫ってきている中で、このタイミングで内藤選手とシングルをメインイベントで闘えたというのは、どんな想いがありますか?
▼鷹木「オイオイオイ、新日本プロレス! 世代交代、世代交代と言っておいてよ、開幕戦のメインでAブロックの最年長同士を当てて、潰し合いしてどうするんだ!? (※胸を叩きながら)俺はピンピンしているけどよ。(内藤)哲也、大丈夫か? でも、これが期待の現れじ
ゃないの? なんやかんや言っても俺と内藤がメイン多いみたいだし。だがな……(※テレビ朝日のアナウンサーに対し)あんた名前なんだっけ?)」
――山崎と申します。
▼鷹木「山崎さん、俺も内藤も……いや特に俺は若いヤツらの踏み台になるつもりは、これっぽっちもねえからな、オイ。逆に俺は利用してオイシイところは全部、41 歳のハツラツおじさんが持っていくからな。今年の夏はそういう夏だ」
――(内藤と)5 年ぶりのシングルということで、鷹木選手は闘いの前に『リングの中では人間力が大事なんだ』と話をされていました。内藤選手と相対したときにどんなことを感じましたか?
▼鷹木「それは某Tスポの取材で話をしたけど、人間力ってのいうのは“世代交代"ってテーマに対して言ったわけで、セミファイナル確かにそうだったよ。エントランスで待っている時、(KONOSUKE)TAKESHITA と(辻)陽太の試合、『ドッカン』『ドッカン』してたな。メインより沸いていたかもしれんな。だがプロレスは『沸いた』『沸いてない』だけじゃねえんだよ。人間力は……泥臭い人間ドラマ、それがプロレスなんだ。そうだろ? ヤマサキか? ヤマザキか? どっちだ?」
――ヤマザキと申します。
▼鷹木「ヤマザキさん、そうだろ? 人間ドラマこそプロレスだろ? 他に(質問)は?」
――内藤選手から初めて勝利を収めて、内藤選手が最後に去る際、背中越しに拳を突き上げた姿をご覧になっていたかと思います。あの姿をどのように受け止めていますか?
▼鷹木「いや、試合前になんかたぶん心理戦だと思うけど、試合前はもう敵だと思って見ていたから。試合が終わって勝ったから(※拳を突き上げるポーズ)出来たけど……まあ試合に(ポーズに)応えなったから、まあ別に壊すわけじゃねえけど……。まあアイツは昔から俺のこと嫌いなんだから、応えねえかなと思ったけど『やるんかい!』って思ったけどな。で、山崎さん、次は誰(と対戦)だ? 俺は明日?」
――明日は海野翔太選手です。
▼鷹木「海野!? オイ今日は海野翔太、どうだったんだ? オイ、岡本(記者)! どうだったんだよ?」
――今日はカラム・ニューマン選手に敗れて黒星発進です。
▼鷹木「大丈夫なのか、腰は? アイツのSNSフォローしていないけど、オススメに出てきたよ、たくさん。『腰が痛くて1ミリも動けません』って? バカヤロー! 1 ミリって(※指を曲げるジェスチャーをしながら)これで 2cmくらい動いてんだろ? 『1ミリも動きません』なんてウソつくんじゃねえよ翔太。翔太、そんなに腰が痛いんだったら……今日も負けたんだろ? そんなに腰が痛いんだったら無理しなくていいんだぞ。まあ海野翔太、今日も俺の試合を裁いた(レッドシューズ)海野レフェリー、海野が2人もいたらややこしいからよ、腰がそんな痛いんだったら“腰山翔太"に名前変えちまえ! どうだ岡本、“腰山翔太"は? それとも腰が抜けているんだったら“腰抜け翔太"に変えたっていいんだぜ? さっき言ったように20代の若造? まだまだ人間味が足りないよ。明日は41歳の泥臭いプロレスをお前に叩き込んで、いつも通り元気ハツラツに俺が勝利してやるからな。まあ開幕戦、久々に汗かいたから疲れちまった。今日は開幕戦だから飛ばしすぎてもしょうがねえ。短めに30秒でコメントは終わらせてやる。以上!」
【内藤の話】「(※IWGP世界ヘビー級のベルトをフロアに置き)強烈だったぜ、鷹木……。レスラーになる前、アニマル浜口ジムで(※片ヒザを着き)一緒に汗を流してた鷹木信悟を思い出したよ。憎たらしいぐらい強くて、堂々としてて……ああいう鷹木の姿をまた見れて、俺は嬉しいよ。IWGP世界ヘビー級チャンピオンとして、情けない姿でしたか? ああ、そうでしたか? じゃあ鷹木、レスラーになってこれで1勝1敗だ。1回俺の不戦敗はあるけど、リング上で闘った数でいえば、1勝1敗だ。ちょうど俺も、このベルト持ってるんでね。やってみる? やってみる? ま、鷹木の気持ち次第、そしてこの『G1 CLIMAX』の行方次第の部分も大きいけど、俺は鷹木とこのベルトを懸けてやってみたいなって、さらに思いましたよ。まあでも今は『G1 CLIMAX』、まだ初戦終わったばっかなんでね。この1敗はものすごく大っきいよ。大っきいと思うけれども、まだ終わってないんでね。俺の夏は、まだ終わらないぜ、カブロン」