【新日本】内藤がジェイク逆転撃破で待望初日 “ホーム"広島で大合唱締め 2024/7/23
『ヤマダインフラテクノス Presents G1 CLIMAX 34』広島サンプラザホール(2024年7月23日) Aブロック公式戦 ○内藤哲也vsジェイク・リー× 内藤がジェイクを逆転撃破して待望のG1初日。ようやく1勝を手にした制御不能男は“ホーム"広島で大合唱締めを披露した。 連覇を狙ってG1に臨んだIWGP世界ヘビー級王者の内藤だったが、鷹木信悟、ザック・セイバーJr.に敗れ、まさかの開幕2連敗。いきなり厳しい状況に追いやられた。3戦目の舞台はプロ野球の広島東洋カープファンの内藤にとって“ホーム"と言える広島大会。ALL TOGETHER6・15札幌大会で下したばかりのジェイクが対戦相手となったが、試合は苦闘となった。 圧倒的な声援を浴びる内藤に苛立ちをあらわにしたジェイクは、それを相手にぶつける。紳士的なブレイクを見せずに場外に投げ捨てると、内藤が反撃に出てもネックハンギングツリーで拷問。「お前ら、内藤、内藤うるせえんだよ!」と観客に向けて声を荒げると、鉄柵や本部席のイスに内藤を叩きつけた。そして、入場ゲート前に連行すると床直撃のDDTで突き刺す。ジェイクはリング上で内藤ばりに寝転んで余裕を見せた。 内藤は大ダメージを負いながらも、場外カウント19でリングに滑り込む。ジェイクはすかさずランニングローキックから長時間スリーパーに捕獲。ピンチに客席からは「内藤」コールがこだまする。ジェイクは客席めがけてツバを吐くと、ブーイングに対し、不敵な表情で一礼した。内藤も首攻めを何度も仕掛けて立て直したものの、エスペランサは不発。首根っこを掴んだジェイクは旋回式チョークスラムで叩きつけた。 チャンスを掴んだジェイクはジャイアントキリングをズバリ。チョークスラムを狙う。なんとか振り払った内藤は延髄斬りから体勢を崩しながらもコリエンド式デスティーノで逆襲。雪崩式フランケンを狙ったものの、ジェイクは決めさせない。抵抗する制御不能男を豪快なバックドロップで叩きつけ、再び攻勢。指で作った銃口を向け、必殺FBSへ。 空転させた内藤は泥臭くバックに回り込むと、手首を固めながらエルボーを連発し、ジャンピングハイキックからデスティーノの構え。ジェイクは土手っ腹にヒザ蹴りをねじ込むと、強烈なハイキックを放ち、KO寸前に追い詰める。場内は「内藤」コール一色に。すると、内藤は続くチョークスラムをデスティーノで切り返して大逆転。懸命に押さえ込んで3カウントを奪った。 内藤が執念で初日。3戦目にしてようやく1勝目を手にした。内藤はダメージを引きずり、大の字に。一方、ジェイクは怒りを爆発させながら先にリングを去る。なんとかマイクを持った内藤は広島への熱い思いを口にした。 「ここ広島は俺のホーム。今日勝ったら、広島のお客様の前でマイクを握る。このモチベーションで今日は最後まで戦いました」と語って大歓声を浴びると、「マイクで何を言おうか。いろいろ考えてたんですが、試合で忘れちゃいましたよ。そこはまさにトランキーロ…あっせんなよ。焦ったところで記憶が戻らないんでね。何を言うかいまいち思い出せませんが、ここホーム・広島のお客様と大合唱したかったことはしっかり覚えているんでね。まだG1 CLIMAXの途中ですが、大合唱しましょうよ」と提案する。そして、「俺のホーム・広島のお客様、準備はよろしいでしょうか?」と前口上。最後は今G1初の「デ!ハ!ポン!」の大合唱で広島大会を締めくくった。 3戦連続で苦しい戦いとなった内藤は「このIWGP世界ヘビー級王座を持っていること、そして去年のG1 CLIMAX優勝者であること。こんなおいしい相手はいないだろ? そりゃ全選手、優勝と同じぐらい内藤に土を付けやろうと必死になることでしょう」と指摘し、「鷹木信悟、ザック・セイバーJr.もそうだったよ。今日のジェイク・リーはなんとか止めることができたけどね。まあ、俺に余裕はないよ」とこぼした。 だが、「でも、そんな状況が嬉しいし、ワクワクしてしまう自分がいるんだよね。マークが厳しいG1 CLIMAX、だからなんだよ。俺に勝ったらおいしい、じゃあ、頑張れよ」と強気の姿勢は崩さず。「これはただのリーグ戦…ではない。ただのリーグ戦以上のものはこの試合には懸かってるから。全選手、目の色を変えて、俺の目の前に立ってくれよ。その勢いを俺は思いっきりはね返してやるぜ」と返り討ちを予告した。 次の公式戦は7・27長崎大会。内藤は3連勝で首位タイのEVILと対戦する。“逆転の内藤"を実現させるべく、まずは闇の王狩りを果たし、勝敗五分を狙う。一方、敗れたジェイクはザックとの激突する。 【内藤の話】「このIWGP世界ヘビー級王座を持っていること、そして去年のG1 CLIMAX優勝者であること。こんなおいしい相手はいないだろ? そりゃ全選手、優勝と同じぐらい内藤に土を付けやろうと必死になることでしょう。鷹木信悟、ザック・セイバーJr.もそうだったよ。今日のジェイク・リーはなんとか止めることができたけどね。まあ、俺に余裕はないよ。まったくないよ。でも、そんな状況が嬉しいし、ワクワクしてしまう自分がいるんだよね。マークが厳しいG1 CLIMAX、だからなんだよ。俺に勝ったらおいしい、じゃあ、頑張れよ。全選手に言うよ。これはただのリーグ戦…ではない。ただのリーグ戦以上のものはこの試合には懸かってるから。全選手、目の色を変えて、俺の目の前に立ってくれよ。その勢いを俺は思いっきりはね返してやるぜ。じゃあ、次はあさってか。香川…会場名がうろ覚えだな。サンメッセ香川だっけ? 合ってますか? 合ってる。じゃあ、あさってはサンメッセ香川でまたお会いしましょう。とりあえずお好み焼きでも食べてリラックスするよ。アディオス」
『ヤマダインフラテクノス Presents G1 CLIMAX 34』広島サンプラザホール(2024年7月23日)
Aブロック公式戦 ○内藤哲也vsジェイク・リー×
内藤がジェイクを逆転撃破して待望のG1初日。ようやく1勝を手にした制御不能男は“ホーム"広島で大合唱締めを披露した。
連覇を狙ってG1に臨んだIWGP世界ヘビー級王者の内藤だったが、鷹木信悟、ザック・セイバーJr.に敗れ、まさかの開幕2連敗。いきなり厳しい状況に追いやられた。3戦目の舞台はプロ野球の広島東洋カープファンの内藤にとって“ホーム"と言える広島大会。ALL TOGETHER6・15札幌大会で下したばかりのジェイクが対戦相手となったが、試合は苦闘となった。
圧倒的な声援を浴びる内藤に苛立ちをあらわにしたジェイクは、それを相手にぶつける。紳士的なブレイクを見せずに場外に投げ捨てると、内藤が反撃に出てもネックハンギングツリーで拷問。「お前ら、内藤、内藤うるせえんだよ!」と観客に向けて声を荒げると、鉄柵や本部席のイスに内藤を叩きつけた。そして、入場ゲート前に連行すると床直撃のDDTで突き刺す。ジェイクはリング上で内藤ばりに寝転んで余裕を見せた。
内藤は大ダメージを負いながらも、場外カウント19でリングに滑り込む。ジェイクはすかさずランニングローキックから長時間スリーパーに捕獲。ピンチに客席からは「内藤」コールがこだまする。ジェイクは客席めがけてツバを吐くと、ブーイングに対し、不敵な表情で一礼した。内藤も首攻めを何度も仕掛けて立て直したものの、エスペランサは不発。首根っこを掴んだジェイクは旋回式チョークスラムで叩きつけた。
チャンスを掴んだジェイクはジャイアントキリングをズバリ。チョークスラムを狙う。なんとか振り払った内藤は延髄斬りから体勢を崩しながらもコリエンド式デスティーノで逆襲。雪崩式フランケンを狙ったものの、ジェイクは決めさせない。抵抗する制御不能男を豪快なバックドロップで叩きつけ、再び攻勢。指で作った銃口を向け、必殺FBSへ。
空転させた内藤は泥臭くバックに回り込むと、手首を固めながらエルボーを連発し、ジャンピングハイキックからデスティーノの構え。ジェイクは土手っ腹にヒザ蹴りをねじ込むと、強烈なハイキックを放ち、KO寸前に追い詰める。場内は「内藤」コール一色に。すると、内藤は続くチョークスラムをデスティーノで切り返して大逆転。懸命に押さえ込んで3カウントを奪った。
内藤が執念で初日。3戦目にしてようやく1勝目を手にした。内藤はダメージを引きずり、大の字に。一方、ジェイクは怒りを爆発させながら先にリングを去る。なんとかマイクを持った内藤は広島への熱い思いを口にした。
「ここ広島は俺のホーム。今日勝ったら、広島のお客様の前でマイクを握る。このモチベーションで今日は最後まで戦いました」と語って大歓声を浴びると、「マイクで何を言おうか。いろいろ考えてたんですが、試合で忘れちゃいましたよ。そこはまさにトランキーロ…あっせんなよ。焦ったところで記憶が戻らないんでね。何を言うかいまいち思い出せませんが、ここホーム・広島のお客様と大合唱したかったことはしっかり覚えているんでね。まだG1 CLIMAXの途中ですが、大合唱しましょうよ」と提案する。そして、「俺のホーム・広島のお客様、準備はよろしいでしょうか?」と前口上。最後は今G1初の「デ!ハ!ポン!」の大合唱で広島大会を締めくくった。
3戦連続で苦しい戦いとなった内藤は「このIWGP世界ヘビー級王座を持っていること、そして去年のG1 CLIMAX優勝者であること。こんなおいしい相手はいないだろ? そりゃ全選手、優勝と同じぐらい内藤に土を付けやろうと必死になることでしょう」と指摘し、「鷹木信悟、ザック・セイバーJr.もそうだったよ。今日のジェイク・リーはなんとか止めることができたけどね。まあ、俺に余裕はないよ」とこぼした。
だが、「でも、そんな状況が嬉しいし、ワクワクしてしまう自分がいるんだよね。マークが厳しいG1 CLIMAX、だからなんだよ。俺に勝ったらおいしい、じゃあ、頑張れよ」と強気の姿勢は崩さず。「これはただのリーグ戦…ではない。ただのリーグ戦以上のものはこの試合には懸かってるから。全選手、目の色を変えて、俺の目の前に立ってくれよ。その勢いを俺は思いっきりはね返してやるぜ」と返り討ちを予告した。
次の公式戦は7・27長崎大会。内藤は3連勝で首位タイのEVILと対戦する。“逆転の内藤"を実現させるべく、まずは闇の王狩りを果たし、勝敗五分を狙う。一方、敗れたジェイクはザックとの激突する。
【内藤の話】「このIWGP世界ヘビー級王座を持っていること、そして去年のG1 CLIMAX優勝者であること。こんなおいしい相手はいないだろ? そりゃ全選手、優勝と同じぐらい内藤に土を付けやろうと必死になることでしょう。鷹木信悟、ザック・セイバーJr.もそうだったよ。今日のジェイク・リーはなんとか止めることができたけどね。まあ、俺に余裕はないよ。まったくないよ。でも、そんな状況が嬉しいし、ワクワクしてしまう自分がいるんだよね。マークが厳しいG1 CLIMAX、だからなんだよ。俺に勝ったらおいしい、じゃあ、頑張れよ。全選手に言うよ。これはただのリーグ戦…ではない。ただのリーグ戦以上のものはこの試合には懸かってるから。全選手、目の色を変えて、俺の目の前に立ってくれよ。その勢いを俺は思いっきりはね返してやるぜ。じゃあ、次はあさってか。香川…会場名がうろ覚えだな。サンメッセ香川だっけ? 合ってますか? 合ってる。じゃあ、あさってはサンメッセ香川でまたお会いしましょう。とりあえずお好み焼きでも食べてリラックスするよ。アディオス」