HOUSE OF TORTUREのEVILは無傷の3連勝で現在はAブロック首位タイ。4戦目でかつての“パレハ"である内藤と対戦した。G1連覇を狙う内藤は7・23広島大会でジェイク・リーを破り、3戦目にしてようやく初白星。2022年のG1公式戦以来、2年ぶりの遺恨対決を前に、EVILは「アイツに勝って、会社の長として言いてえことを言ってやるよ」と予告していた。
内藤は長崎市初の大合唱締めを予告していたが、終わってみればEVILの勢いが際立つ結果に。バックステージでもEVILは「いいか、Tシャツにも書いてあんだろ、オイ。見てみろ。『Government of the EVIL, by the EVIL, for the EVIL』。この会社はよ、俺がルールなんだよ。文句あるヤツは俺が片っ端から潰してやるからな」と高笑いするばかりだった。次戦は7・29博多大会。EVILはカラム・ニューマンと、内藤はSANADAと対戦する。
【EVILの話】「ハッハッハッハーッ! (※床に腰を下ろして)リング上で言った通りだよ。いいか、Tシャツにも書いてあんだろ、オイ。見てみろ。(※Tシャツを見せながら)『Government of the EVIL, by the EVIL, for the EVIL』。この会社はよ、俺がルールなんだよ。文句あるヤツは俺が片っ端から潰してやるからな。わかったか? よく覚えとけ! ハッハッハーッ!」
『ヤマダインフラテクノス Presents G1 CLIMAX 34』出島メッセ長崎(2024年7月27日)
Aブロック公式戦 ○EVILvs内藤哲也×
EVILが内藤を無法粉砕し、今G1で無傷の開幕4連勝。ボロボロの内藤をさらに暴行した“自称新日本社長"のEVILは「お前は俺の会社の単なる馬車馬なんだよ。欠場なんてできねえんだよ。お前は一生身を粉にして俺の会社で働くのが運命なんだよ」と理不尽に通告した。
HOUSE OF TORTUREのEVILは無傷の3連勝で現在はAブロック首位タイ。4戦目でかつての“パレハ"である内藤と対戦した。G1連覇を狙う内藤は7・23広島大会でジェイク・リーを破り、3戦目にしてようやく初白星。2022年のG1公式戦以来、2年ぶりの遺恨対決を前に、EVILは「アイツに勝って、会社の長として言いてえことを言ってやるよ」と予告していた。
EVILは金丸義信、ディック東郷を引き連れて登場。序盤は内藤のインサイドワークに翻ろうされたが、場外戦で暴走してペースを奪い取る。観客席に無理矢理に投げつけ、首にパイプイスを突き立てると、場内は「内藤」コール一色に。そんな声援を聞いてもどこ吹く風の拷問軍。東郷も介入していく。内藤は首攻めで試合を立て直したものの、EVILは再び攻勢。内藤に声援を送るファンに「やかましいんじゃ、ボケ」と吠えると、フィッシャーマンバスターで突き刺した。
内藤はEVILが持ち込んだコーナーマットを奪い取り、それで暗黒の王を痛打。東郷との同士討ちも誘って拷問軍を手玉に取る。しかし、EVILが海野レフェリーと衝突して無法地帯を作ると、状況は一変。実況席で試合を見守っていた金丸は同じく実況を務めていたBUSHIを襲撃して叩きのめすと、リングにも乱入し、拷問軍は3人で内藤を痛めつけた。東郷は内藤の股間に手刀を振り下ろすと、EVILとともにマジックキラーも繰り出す。
EVILは必殺EVILで元盟友を沈めにかかるが、内藤はギリギリで阻止。EVILがレフェリーを突き飛ばしたのを逆に利用し、ホイップ式の急所蹴りで報復する。復活したBUSHIが金丸と東郷に襲いかかって乱入を封じ、内藤を援護射撃。 千載一遇のチャンスを掴んだ内藤は、コーナー金具への衝突を誘い、延髄斬り、スイング式DDTと猛攻に出ると、デスティーノの構えに。
EVILは海野レフェリーとの衝突を誘うと、東郷がパウダー攻撃を仕掛けるが、内藤は避けてEVILに痛恨の誤爆。さらに、金丸のウイスキー噴射も東郷に誤爆させる。すかさずBUSHIが飛び込み、金丸に毒霧を噴射して、トペスイシーダで場外に足止め。勝機をたぐり寄せた内藤はコリエンド式デスティーノをEVILに決めた。
一気に内藤は正調デスティーノの構え。場内は大歓声に包まれる。だが、ギリギリで切り返したEVILが一転してEVILをズバリ。一瞬にしてピンチをチャンスに変えたEVILが3カウントを奪った。
場内は内藤への大歓声から一瞬にして静まりかえるバッドエンドに。これでEVILは開幕4連勝。ザック・セイバーJr.と並ぶ首位タイをキープした。
EVILはマイクを持つと、「おい、内藤。残念だったな、コノヤロー。お前、見るからにボロボロだな。そんなんだったら、俺の会社のお荷物にしかならないんだから、とっとと欠場しろ! ……とでも言うと思ったか。ハハハ。俺からの一言はこれだ。もう1試合だ、カブロン! ゴング鳴らせ!」と要請。東郷にゴングを鳴らさせると、スコーピオンデスロックで大の字の内藤をさらに痛めつける。セコンドのヤングライオンたちが割って入ったものの、金丸と東郷が排除した。
やりたい放題の“自称社長"EVILは「おい、内藤。逃げられたと思うなよ。お前は俺の会社の単なる馬車馬なんだよ。欠場なんてできねえんだよ。お前は一生身を粉にして俺の会社で働くのが運命なんだよ」と通告。「わかったらよく覚えとけ。そしてな、とっとと帰れ」と続けると、笑みを浮かべながら「帰れ」コールを叫ぶ。
客席からはブーイングが飛んだものの、EVILは「長崎のクソヤローども。お前らはバカなんだからよく聞いとけ。G1はこの俺の全勝優勝は当たり前なんだよ。悔しかったら、この俺を止めてみやがれ。無理だけどな。ハハハハハ! わかったか、よく覚えとけ」と言い放つや、内藤を踏みつけ、奪い取ったIWGP世界ヘビー級のベルトを掲げて勝ち名乗り。バッドエンドで長崎大会は幕を下ろした。
内藤は長崎市初の大合唱締めを予告していたが、終わってみればEVILの勢いが際立つ結果に。バックステージでもEVILは「いいか、Tシャツにも書いてあんだろ、オイ。見てみろ。『Government of the EVIL, by the EVIL, for the EVIL』。この会社はよ、俺がルールなんだよ。文句あるヤツは俺が片っ端から潰してやるからな」と高笑いするばかりだった。次戦は7・29博多大会。EVILはカラム・ニューマンと、内藤はSANADAと対戦する。
【EVILの話】「ハッハッハッハーッ! (※床に腰を下ろして)リング上で言った通りだよ。いいか、Tシャツにも書いてあんだろ、オイ。見てみろ。(※Tシャツを見せながら)『Government of the EVIL, by the EVIL, for the EVIL』。この会社はよ、俺がルールなんだよ。文句あるヤツは俺が片っ端から潰してやるからな。わかったか? よく覚えとけ! ハッハッハーッ!」
【内藤の話】「(※コメントスペースにやって来ると倒れ込み、仰向けで)俺はよく知らないけどさ、何、彼が新日本プロレスの社長なの? EVIL社長か。よく覚えとけ……。『G1 CLIMAX』前年度優勝者、そして、現IWGP世界ヘビー級チャンピオンとして挑んだ今年の『G1 CLIMAX』、4戦して1勝3敗? 随分負け越しちまったな。そして、俺らしいな。でも、俺の目指すところは変わらないよ。予選リーグを1位通過しての『G1 CLIMAX』2連覇。状況は厳しいかもしれない。でも、俺は諦めないよ。俺が諦めちまったら終わりだろ? (※上体を起こして)なんせ諦めの悪い男なんでね。俺の『G1 CLIMAX』は、(※立ち上がって)そして俺の夏はまだ終わらないぜ。カブロン!」