【新日本】SANADAが2勝目で勝敗五分に 腕負傷の真相告白も「ゲイブはかわいい」 2024/7/27
『ヤマダインフラテクノス Presents G1 CLIMAX 34』出島メッセ長崎(2024年7月27日) Aブロック公式戦 ○SANADAvsゲイブ・キッド× SANADAが難敵ゲイブを撃破し、今G1で2勝目を上げて、勝敗を五分に戻した。 SANADAは昨年のG1で全勝でブロック突破を果たしたものの、準々決勝で敗退。今年こそはと初優勝を狙っていたが、1勝2敗と序盤から勢いに乗れない状況だった。大事な4戦目の相手はBC WAR DOGSのゲイブ。昨年の公式戦ではSANADAが快勝したものの、ゲイブもこの1年でシングルプレイヤーとして急成長しており、一筋縄ではいかない相手だった。 レスリング勝負で幕開けしたものの、ゲイブは一転して額に噛み付くと、チキンウイングアームロックでSANADAの左腕に絡みつく。場外戦になると、鉄柵に投げつけ、パイプイスで左腕を痛打し、会場の壁に叩きつけるなどして荒々しく攻め立てた。SANADAは場外カウント19でなんとかリングに滑り込む。 その後もゲイブの暴れっぷりばかりが目を引く時間が続くが、SANADAは珍しいサミングで抵抗。低空ドロップキックで反撃ののろしを上げると、プランチャを浴びせた。ゲイブも再び左腕を絞め上げ、バックドロップから石森太二ばりのBone Lockに持ち込んだものの、SANADAは耐えきると、ナックルパンチ、エルボースマッシュ、延髄斬りと打撃戦で奮戦。マジックスクリューにつなげる。 続くシャイニングウィザードは空を切り、ショートレンジラリアットを食らってしまったSANADAだが、パイルドライバーをリバースし、続くジャーマンも1回転して不時着。今度こそシャイニングウィザードをクリーンヒットさせる。そして、デッドフォールで仕留めにかかるも、切り返したゲイブはパイルドライバーで突き刺した。 粘るSANADAはパワーボムをフランケンで切り返すと、コーナーからトンボを切り、背後に着地。ゲイブのブレーンバスター狙いも切り抜け、しつこくドラゴンスリーパーを仕掛けていく。そこからSkull Endに移行しようとするもゲイブは決めさせず。再び左腕に絡みつくが、振り払った直後にSANADAが一瞬のスキを突いてデッドフォールをさく裂。3カウントをもぎ取った。 SANADAがゲイブを下して2勝2敗の勝敗五分に戻した。試合後、バックステージでは昨年のG1で左腕を負傷した真相を口にした。 昨年のリーグ戦終了後に「上腕二頭筋遠位腱断裂」の怪我を負ったことを明かしながらも、多くを語っていなかったが、「去年のG1でゲイブと闘って(2023年8月1日の高松大会)、俺はその時、この(左腕の)二頭筋を壊されました。(力こぶが片側に寄って長さが)半分になったんですけど、これはもう俺は、死ぬまでこの腕なんですよ」と告白。それでも「何も恨んでないよ。むしろ感謝してるよ。あんな悪いこといっぱいしているけど、なんか、ゲイブはかわいい」と語っていた。 昨年の公式戦のあとも「俺はああいうタイプのヤツ嫌いじゃないよ。いつまでも俺も心は少年でいたいんで、あのぐらい暴れたほうが少年の気持ち忘れてないんじゃないかなって」と評価していただけに、SANADAにとってゲイブは気になる存在のようだ。 何はともあれ、2勝目を手にしたSANADAの次戦は7・29博多大会。今年の1・4東京ドーム大会でIWGP世界ヘビー級王座を奪われた内藤哲也との公式戦に臨む。一方、ゲイブは今年5月に同じく博多でNEVER王座を懸けて激闘を繰り広げた鷹木信悟と激突する。 【SANADAの話】「(※左上腕部をアイシングしながら)去年の『G1』でゲイブと闘って(2023年8月1日・高松大会)、俺はその時、(※アイスパックを外して左上腕と右上腕を比べ、左上腕部を指でなぞりながら)この二頭筋を壊されました。(左上腕の力こぶが肩側に寄って長さが)半分になったんですけど、これはもう俺は、死ぬまでこの腕なんでね。何も、恨んでないよ。むしろ感謝してるよ。あんな悪いこといっぱいしてるけど、なんか、ゲイブはかわいいな……」 【ゲイブの話】「(※崩れ落ちるようにフロアに四つん這いになり、しばらく無言のまま)………………(※立ち上がり)クソッ、恥ずかしい夜だ……」
『ヤマダインフラテクノス Presents G1 CLIMAX 34』出島メッセ長崎(2024年7月27日)
Aブロック公式戦 ○SANADAvsゲイブ・キッド×
SANADAが難敵ゲイブを撃破し、今G1で2勝目を上げて、勝敗を五分に戻した。
SANADAは昨年のG1で全勝でブロック突破を果たしたものの、準々決勝で敗退。今年こそはと初優勝を狙っていたが、1勝2敗と序盤から勢いに乗れない状況だった。大事な4戦目の相手はBC WAR DOGSのゲイブ。昨年の公式戦ではSANADAが快勝したものの、ゲイブもこの1年でシングルプレイヤーとして急成長しており、一筋縄ではいかない相手だった。
レスリング勝負で幕開けしたものの、ゲイブは一転して額に噛み付くと、チキンウイングアームロックでSANADAの左腕に絡みつく。場外戦になると、鉄柵に投げつけ、パイプイスで左腕を痛打し、会場の壁に叩きつけるなどして荒々しく攻め立てた。SANADAは場外カウント19でなんとかリングに滑り込む。
その後もゲイブの暴れっぷりばかりが目を引く時間が続くが、SANADAは珍しいサミングで抵抗。低空ドロップキックで反撃ののろしを上げると、プランチャを浴びせた。ゲイブも再び左腕を絞め上げ、バックドロップから石森太二ばりのBone Lockに持ち込んだものの、SANADAは耐えきると、ナックルパンチ、エルボースマッシュ、延髄斬りと打撃戦で奮戦。マジックスクリューにつなげる。
続くシャイニングウィザードは空を切り、ショートレンジラリアットを食らってしまったSANADAだが、パイルドライバーをリバースし、続くジャーマンも1回転して不時着。今度こそシャイニングウィザードをクリーンヒットさせる。そして、デッドフォールで仕留めにかかるも、切り返したゲイブはパイルドライバーで突き刺した。
粘るSANADAはパワーボムをフランケンで切り返すと、コーナーからトンボを切り、背後に着地。ゲイブのブレーンバスター狙いも切り抜け、しつこくドラゴンスリーパーを仕掛けていく。そこからSkull Endに移行しようとするもゲイブは決めさせず。再び左腕に絡みつくが、振り払った直後にSANADAが一瞬のスキを突いてデッドフォールをさく裂。3カウントをもぎ取った。
SANADAがゲイブを下して2勝2敗の勝敗五分に戻した。試合後、バックステージでは昨年のG1で左腕を負傷した真相を口にした。
昨年のリーグ戦終了後に「上腕二頭筋遠位腱断裂」の怪我を負ったことを明かしながらも、多くを語っていなかったが、「去年のG1でゲイブと闘って(2023年8月1日の高松大会)、俺はその時、この(左腕の)二頭筋を壊されました。(力こぶが片側に寄って長さが)半分になったんですけど、これはもう俺は、死ぬまでこの腕なんですよ」と告白。それでも「何も恨んでないよ。むしろ感謝してるよ。あんな悪いこといっぱいしているけど、なんか、ゲイブはかわいい」と語っていた。
昨年の公式戦のあとも「俺はああいうタイプのヤツ嫌いじゃないよ。いつまでも俺も心は少年でいたいんで、あのぐらい暴れたほうが少年の気持ち忘れてないんじゃないかなって」と評価していただけに、SANADAにとってゲイブは気になる存在のようだ。
何はともあれ、2勝目を手にしたSANADAの次戦は7・29博多大会。今年の1・4東京ドーム大会でIWGP世界ヘビー級王座を奪われた内藤哲也との公式戦に臨む。一方、ゲイブは今年5月に同じく博多でNEVER王座を懸けて激闘を繰り広げた鷹木信悟と激突する。
【SANADAの話】「(※左上腕部をアイシングしながら)去年の『G1』でゲイブと闘って(2023年8月1日・高松大会)、俺はその時、(※アイスパックを外して左上腕と右上腕を比べ、左上腕部を指でなぞりながら)この二頭筋を壊されました。(左上腕の力こぶが肩側に寄って長さが)半分になったんですけど、これはもう俺は、死ぬまでこの腕なんでね。何も、恨んでないよ。むしろ感謝してるよ。あんな悪いこといっぱいしてるけど、なんか、ゲイブはかわいいな……」
【ゲイブの話】「(※崩れ落ちるようにフロアに四つん這いになり、しばらく無言のまま)………………(※立ち上がり)クソッ、恥ずかしい夜だ……」