【全日本】宮原が青柳へのリベンジ宣言&安齊決勝指名 王道トーナメント会見 2024/9/8 15:00
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『第11回王道トーナメント』へ向けた会見が8日、東京・浅草ビューホテルで行われ、出場15選手(ジョエル・レッドマンは欠席)が出席した。 第11回を数える今年の無差別級トーナメントは16選手が出場して栄冠を争う。9・14名古屋大会での開幕6日前となったこの日、出場選手が出席しての会見が行われた。 青柳優馬は三冠王者としての初優勝に挑む。過去7回はすべて1回戦敗退。昨年は本田竜輝に敗れた。その昨年に続いて三冠王者として臨む今回、「青柳優馬の試合で青柳優馬が勝って大会を締めて興行全体を満足のいく興行にすることが僕の使命だと思ってます。座長として頑張りたい」と王者としての責務を果たすつもり。「チャンピオンとして出場するからには絶対負けることはできないし、タイトルマッチ以上の試合を一戦一戦みせます」と過去の汚名を払拭すべく初優勝を誓った。 9・1福岡大会で青柳との三冠戦に敗れたばかりの宮原健斗は2年ぶり3度目の優勝を狙う。王道トーナメントは最高男にとって原点といえる。DIAMOND RING退団後、全日本に参戦し、今に至る宮原だが、そのスタート地点が2013年の第1回大会だった。 以来、昨年まで10回連続出場。諏訪魔が「耳性めまい」のため欠場となったことで、今年のメンバーの中で第1回大会からの出場者、優勝経験者は最高男のみとなった。まさにゼンニチ新時代を象徴するような状況といえ、宮原は「たぶん今の全日本プロレス、僕の肌感覚だと、ここで優勝するかしないかで、この世界で上がれるか上がれないか、注目されるかされないか。雲泥の差で変わってくると思うから、俺も必死に優勝を目指して、またキラキラしたものを巻ける舞台にいきたい」と浮沈をかけて臨む構えをみせた。 そして宮原はこの王道トーナメントをリベンジロードとするつもりだ。「相手のブロックで22日の準決勝に上がってくるのは、順当にいけば青柳優馬じゃないかなと思っています。そこで青柳優馬を倒す」と地元・福岡で敗れた青柳への早期雪辱を宣言した最高男は「反対ブロック、優勝決定戦の舞台に出てきてほしい人間がいる。それは安齊勇馬、お前だ」と決勝の相手を指名した。安齊には5・29後楽園大会における三冠戦で敗れており、実現すれば雪辱戦。「俺のこの2024王道トーナメントのテーマは三冠戦で敗れた安齊勇馬と青柳優馬を倒し、22日の舞台で優勝する。2024王道トーナメント、優勝するのは俺だ」と断言してみせた。 宮本裕向は欠場となった諏訪魔の代打として初出場。登壇時は諏訪魔を真似て両親指を突き上げた。リング上での接点は少ないが、バイク好きの共通点がある。かつて諏訪魔がバイクで北海道巡業を回ったと聞いて、自身も北海道巡業をバイクで回ったことがあるという。「諏訪魔さんには本当にお世話になったというか、いろいろ教えてもらった、プライベートの面で感謝している部分が多いんで。諏訪魔さんが率いるバカの時代、自分もインディー界隈でバカで通ってるんで、そのバカを全面に出してこの王道トーナメントに臨みたい」と意気込んだ宮本は「諏訪魔の分もという思いはある?」と問われて「もちろんあるぞ。当たりめえだぞ、オイッ!」と言い切った。 【会見の模様】 ▼レッドマンのコメント「来週、飛行機に乗って5年ぶりに地球の反対側まで旅して、全日本プロレスに帰って来ます! この5年間で、私は大きく、速く、強くなりました! 私の技術はこれまでで最高のレベルに達し、初めて王道トーナメントに参加するその準備ができています。妻と2歳の息子を残して日本に帰りますが、参加するためだけに来るのではなく、今年の王道トーナメントで優勝するためにオールジャパン・プロレスリングに来るのです!」 ▼綾部蓮「ようやくこの待ちに待った王道トーナメントが始まると思うとメチャクチャワクワクしています。5月にチャンピオン・カーニバルが終わって、そこから自分はずっとチャンピオン・カーニバルロスを引っ張ってましたから、ずっとこの王道トーナメントを楽しみにしてました。これだけ楽しみにしてた王道トーナメント、1回戦で負けてすぐ終わるわけにいかないですから、大阪1回戦、安齊勇馬には1回戦で散ってもらおうと思います。すでに最後の後楽園で自分が優勝してトロフィーを掲げてる姿、何ならその先、三冠ヘビー級のベルトを腰に巻いている姿まで鮮明にイメージできてしまってますから。今年の王道トーナメントは綾部蓮がいただきます」 ▼田村男児「4年連続王道トーナメントに出場していますが、一度も勝ったことがない。1回戦を突破することもできなかった(※昨年、1回戦で鈴木鼓太郎に勝利)。そして相手の芦野祥太郎選手。一回も勝ったことがありません。この王道トーナメントを見れば誰もがつわものという、一筋縄でいかない。そんなトーナメントだと思います。そこを1回戦、一回も勝ったことない相手、勢いをつけて突破できるかが勝負だと思います。そして相手がでかくても、僕は唯一のジュニア。体格的に劣る部分もありますが、俺は田村男児のスタイルを貫いて、真正面からぶつかって、ぶっ壊して勝ちたいと思います。そして緊張感、張りつめるもの。そういうものを意識して、この王道トーナメントを戦っていきます」 ▼宮原「全日本プロレス宮原健斗です。前回の三冠戦で敗れ、さあ次、宮原健斗は何を見せるのか。その舞台が王道トーナメント。初戦の15日、浜松大会では宮原健斗vs鈴木秀樹。鈴木秀樹とリング上で触れたのは数10秒、数分のみです。正真正銘シングルマッチ初対決。この浜松ではヒリヒリした戦いになると思います。ただ、鈴木秀樹、勝つのは俺だ。そして相手のブロックで22日の準決勝に上がってくるのは、順当にいけば青柳優馬じゃないかなと思っています。そこで青柳優馬を倒し、そして反対ブロック、優勝決定戦の舞台に出てきてほしい人間がいる。それは安齊勇馬、お前だ。俺のこの2024王道トーナメントのテーマは三冠戦で敗れた安齊勇馬と青柳優馬を倒し、22日の舞台で優勝する。2024王道トーナメント、優勝するのは俺だ」 ▼本田竜輝「昨年度準優勝ということで、去年決勝でこの王道トーナメントで敗れてから、あと一歩のところで俺はいつも手が届かなかった。そして今年、この王道トーナメント、9月14日、名古屋大会から青柳優馬を当たり前のように倒して、当たり前のように2回戦に俺が進みます」 ▼青柳「青柳優馬です。7年連続1回戦敗退しているという、正直、笑うこともできないような汚名が僕にはついてます。なので今年から7年間は僕が優勝して今の汚名を返上し、青柳優馬=ミスター王道トーナメントとなるようなトーナメントにしたいと思います」 ▼鈴木秀樹「プロレス界最高の男・宮原健斗をプロレス界・最悪の男・鈴木秀樹が倒します」 ▼芦野祥太郎「王道トーナメント1回戦の相手が田村男児ということで、この試合はバチバチを超えた、その上のバチバチを見せたいなと思っています。今の全日本プロレス、メチャクチャ盛り上がってると思います。明るく楽しい、大いに結構。ただ、激しい、この部分で俺は生きていきたいと思いますので、この試合で男児と思い切りぶつかり合って気持ちのいい試合をしたいと思います。その先、それは男児との試合が終わったら考えます」 ▼安齊勇馬「全日本プロレスの安齊勇馬です。自分は先月の立川で三冠ベルトを落として、それから試合もあったんですが、やっぱり三冠戦に比べると試合中は楽しいし、緊張もあるし、もちろん全力なんですが、心の底からプロレスが楽しいなって魂震わせてプロレスをしてる時がないなって思って。ただ、さっきの綾部蓮、宮原健斗の言葉を聞いて、この王道トーナメント、メチャクチャ楽しみになりました。自分はトーナメント形式の大会はプロレスラーになってから初めてなので、まず1回戦、綾部蓮、必ず俺が勝って、また全日本のテッペンまでいきます」 ▼羆嵐「ハァーーー! 北斗軍の羆嵐です。もう俺の目には斉藤レイしか映っていない。ぶちかまします。よろしくお願いします。以上です」 ▼斉藤ジュン「斉藤ブラザーズ兄の斉藤ジュンだ。待ちに待った王道トーナメントがいよいよやってくる。今回、俺は以前にシングルマッチで戦って負けたいろんなヤツらにキッチリと借りを返していきたい。それは1回戦目のサイラス、ヤツが最初だ。ヤツにシングルでの借りをキッチリ返してやる。話はそれからだ。今年の王道トーナメント優勝するのは誰でもない、この俺、斉藤ジュンだ。DOOM」 ▼デイビーボーイ・スミスJr.「チャンピオン・カーニバル、今回のトーナメントを入れてシングルの大会は2回目の出場となる。結果を出すために厳しいトレーニングをしてきた。1回戦で当たる大森北斗、小細工をするみたいだが、そのうえでねじ伏せて、全日本に参戦している外国人の中で誰がイチバンか、オールジャパン最強ガイジンが誰であるかを知らしめてやる」 ▼大森北斗「スミス、お前覚えてるか? 立川。一度、俺と握手をして仲間になったかと思ったら、お前は俺を後ろからバックドロップで投げたんだよ。最高にしびれたよ。俺は人生でな、失恋したことが一度もなかったんだ。だけど、あの立川のリング上で、あんな大勢の前で恥をかかされた…とは思ってないよ。最高にしびれたよ。俺も一回失恋したぐらいじゃあきらめないよ。しつこくしつこくお前に食らいついて、いや、この王道1回戦でお前を真正面からぶっ倒して、お前を北斗軍の7人目として迎え入れる。そして北斗七星は完成する。さらに、ついでにもう一つ。斉藤ブラザーズ、お前ら名古屋で初めましてするよな。そして1回戦、サイラスと羆嵐と当たる。言っとくけどな、このユニット対抗戦、始まったばかりだぞ。最終的にてめえらが持ってるものは全部、俺たち北斗軍が手に入れる。てめえらをタクシーに乗せてぶち込んでよ、宮城に帰らせてやるからよ。覚悟しとけ」 ▼サイラス「ジュン、お前に言いたいことがある。立て! (ジュンが立ち上がると)今一番注目しているのはお前、斉藤ジュンだ。リング上で俺のすべてを使ってひねり潰してやる」 ▼斉藤レイ「斉藤ブラザーズ弟の斉藤レイだ。今回の王道トーナメント、見ての通り本当にいろんなヤツらがいてシングルとしての力を示すいい機会になると思う。まず初戦を突破すれば兄・斉藤ジュンと2回戦で再び対戦をすることになる。まずはそのためにも羆嵐、お前をボッコボコにぶっ倒して初戦を突破して、バーベキューにしてやるぜ。楽しみにしてろ! そして北斗軍、お前らも一緒だ。ぶっ倒してやる。楽しみにしてろ!」 ▼宮本「本来ならば諏訪魔さんが出る予定だったんですけど、ドクターストップがかかって代わりに出場します宮本裕向です。諏訪魔さんの代打ということで、諏訪魔さんとの思い出をここでしゃべりたいと思います。諏訪魔さんとはなかなか共通点がないように見えますが、実は自分も諏訪魔さんもバイクが大好きです。諏訪魔さんは僕にいろいろ教えてくれたことがあって、バイクに乗ってインカムをつけたら世界が変わった、バイクライフが変わったと。それを聞いて僕もインカムを買ったし、あの人、北海道をバイクで巡業回ったことがあって、その話を聞いて、自分も北海道巡業をバイクで回ったことがあって。諏訪魔さんには本当にお世話になったというか、いろいろ教えてもらった、プライベートの面で感謝している部分が多いんで。諏訪魔さんが率いるバカの時代、自分もインディー界隈でバカで通ってるんで、そのバカを全面に出してこの王道トーナメントに臨みたいと思います」 ――過去7大会で1回戦敗退に終わっているが、三冠王者として臨む今年、心境の違いはある? ▼青柳「普段と変わらないですね。タイトルマッチもそうですし、タイトルマッチじゃなかろうとそうですし、トーナメントだろうとリーグ戦だろうと僕にとって意識は変わらないです。とにかく見にきてる人たちを思い切り楽しませること、プラスアルファ青柳優馬の試合で青柳優馬が勝って大会を締めて興行全体を満足のいく興行にすることが僕の使命だと思ってます。座長として頑張りたいと思います」 ――宮原選手からリベンジを予告されたが? ▼青柳「それでいったら僕もリベンジしなきゃいけない相手いっぱいいるんですけど、僕も負けたくないので、王道トーナメント優勝したいと思います。チャンピオンとして出場するからには絶対負けることはできないし、タイトルマッチ以上の試合を一戦一戦みせます」 ――第1回から出場しているのは宮原選手のみという状況に思うところはある? ▼宮原「何回目ですかね? 11回? 僕も何度か王道トーナメント優勝してますけど、今回11回目ということでおそらく歴史上、一番価値のある優勝になるんじゃないですかね。今回優勝するにあたって。たぶん今の全日本プロレス、僕の肌感覚だと、ここで優勝するかしないかで、この世界で上がれるか上がれないか、注目されるかされないか。雲泥の差で変わってくると思うから、俺も必死に優勝を目指して、またキラキラしたものを巻ける舞台にいきたいんで。必死にこの11回目の出場で優勝を狙いにいきたいと思いますね」 ――シングル初対決となる宮原選手とこれまで触れてきて感じた強さはどこにある? ▼宮原「それを感じに浜松にいこうと思います」 ――1回戦をともに勝ち上がれば2回戦で兄弟対決が実現するが、今回かけるものはある? ▼ジュン「まずは1回戦目で当たるサイラスなんだが、もちろん2回戦目で弟の斉藤レイと当たるとして、俺が勝ったら、当たり前だが、やっぱりビールを禁止、いやアルコールを禁止にしよう。受けるだろ?」 ▼レイ「いや、お前、いったい何言ってんだ? ちょっとよくわかんねえ質問すんなよ、お前も。俺は受けるつもりねえぞ。なんだ? アルコールって。生きていけねえだろ」 ――優勝すれば目標としている三冠王座が見えてくるが? ▼スミス「もちろんトリプルクラウンは俺にとって大きな目標だ。今回のトーナメント、タフな相手ばかりだし、技術、戦略、すべてを使って優勝するつもりだ。そして俺の中でこのトーナメントに優勝し、三冠王座に挑戦し、三冠チャンピオンになる。そのプランは出来上がっている」 ――宮原選手からの決勝指名を受けて? ▼安齊「団体のエースっていうか宮原健斗からそう見られてるのはうれしいことですよね。11回出場で優勝経験もあります。でもやっぱり自分はまず1回戦の綾部蓮。そして三冠ベルトを巻きたい思いがあるんで、今はその思いが一番強いです」 ――諏訪魔選手が欠場になったが気持ちの変化はある? また宮本選手から「バカ」発言があったが? ▼鈴木「知覚過敏で欠場した諏訪魔に関しては欠場しようと出場しようと気持ちは変わりません。どちらかというと欠場してくれてやる気が出てきた。空気がスッキリするという感じもします。宮本さん、バカです」 ――諏訪魔選手の分もという思いはある? ▼宮本「(諏訪魔の声色を真似て)もちろんあるぞ。当たりめえだぞ、オイッ!」 ――大型選手の多い王道トーナメントの印象は? ▼宮本「それはホントに自分の中でも挑戦という気持ちで。みんな自分より大きい人ばかりだし。その中で自分がみんなに勝るものは何かを考えた時、それを試合で存分に出して勝つことができればいいなと思います。わかったか? オイッ!」
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『第11回王道トーナメント』へ向けた会見が8日、東京・浅草ビューホテルで行われ、出場15選手(ジョエル・レッドマンは欠席)が出席した。
第11回を数える今年の無差別級トーナメントは16選手が出場して栄冠を争う。9・14名古屋大会での開幕6日前となったこの日、出場選手が出席しての会見が行われた。
青柳優馬は三冠王者としての初優勝に挑む。過去7回はすべて1回戦敗退。昨年は本田竜輝に敗れた。その昨年に続いて三冠王者として臨む今回、「青柳優馬の試合で青柳優馬が勝って大会を締めて興行全体を満足のいく興行にすることが僕の使命だと思ってます。座長として頑張りたい」と王者としての責務を果たすつもり。「チャンピオンとして出場するからには絶対負けることはできないし、タイトルマッチ以上の試合を一戦一戦みせます」と過去の汚名を払拭すべく初優勝を誓った。
9・1福岡大会で青柳との三冠戦に敗れたばかりの宮原健斗は2年ぶり3度目の優勝を狙う。王道トーナメントは最高男にとって原点といえる。DIAMOND RING退団後、全日本に参戦し、今に至る宮原だが、そのスタート地点が2013年の第1回大会だった。
以来、昨年まで10回連続出場。諏訪魔が「耳性めまい」のため欠場となったことで、今年のメンバーの中で第1回大会からの出場者、優勝経験者は最高男のみとなった。まさにゼンニチ新時代を象徴するような状況といえ、宮原は「たぶん今の全日本プロレス、僕の肌感覚だと、ここで優勝するかしないかで、この世界で上がれるか上がれないか、注目されるかされないか。雲泥の差で変わってくると思うから、俺も必死に優勝を目指して、またキラキラしたものを巻ける舞台にいきたい」と浮沈をかけて臨む構えをみせた。
そして宮原はこの王道トーナメントをリベンジロードとするつもりだ。「相手のブロックで22日の準決勝に上がってくるのは、順当にいけば青柳優馬じゃないかなと思っています。そこで青柳優馬を倒す」と地元・福岡で敗れた青柳への早期雪辱を宣言した最高男は「反対ブロック、優勝決定戦の舞台に出てきてほしい人間がいる。それは安齊勇馬、お前だ」と決勝の相手を指名した。安齊には5・29後楽園大会における三冠戦で敗れており、実現すれば雪辱戦。「俺のこの2024王道トーナメントのテーマは三冠戦で敗れた安齊勇馬と青柳優馬を倒し、22日の舞台で優勝する。2024王道トーナメント、優勝するのは俺だ」と断言してみせた。
宮本裕向は欠場となった諏訪魔の代打として初出場。登壇時は諏訪魔を真似て両親指を突き上げた。リング上での接点は少ないが、バイク好きの共通点がある。かつて諏訪魔がバイクで北海道巡業を回ったと聞いて、自身も北海道巡業をバイクで回ったことがあるという。「諏訪魔さんには本当にお世話になったというか、いろいろ教えてもらった、プライベートの面で感謝している部分が多いんで。諏訪魔さんが率いるバカの時代、自分もインディー界隈でバカで通ってるんで、そのバカを全面に出してこの王道トーナメントに臨みたい」と意気込んだ宮本は「諏訪魔の分もという思いはある?」と問われて「もちろんあるぞ。当たりめえだぞ、オイッ!」と言い切った。
【会見の模様】
▼レッドマンのコメント「来週、飛行機に乗って5年ぶりに地球の反対側まで旅して、全日本プロレスに帰って来ます! この5年間で、私は大きく、速く、強くなりました! 私の技術はこれまでで最高のレベルに達し、初めて王道トーナメントに参加するその準備ができています。妻と2歳の息子を残して日本に帰りますが、参加するためだけに来るのではなく、今年の王道トーナメントで優勝するためにオールジャパン・プロレスリングに来るのです!」
▼綾部蓮「ようやくこの待ちに待った王道トーナメントが始まると思うとメチャクチャワクワクしています。5月にチャンピオン・カーニバルが終わって、そこから自分はずっとチャンピオン・カーニバルロスを引っ張ってましたから、ずっとこの王道トーナメントを楽しみにしてました。これだけ楽しみにしてた王道トーナメント、1回戦で負けてすぐ終わるわけにいかないですから、大阪1回戦、安齊勇馬には1回戦で散ってもらおうと思います。すでに最後の後楽園で自分が優勝してトロフィーを掲げてる姿、何ならその先、三冠ヘビー級のベルトを腰に巻いている姿まで鮮明にイメージできてしまってますから。今年の王道トーナメントは綾部蓮がいただきます」
▼田村男児「4年連続王道トーナメントに出場していますが、一度も勝ったことがない。1回戦を突破することもできなかった(※昨年、1回戦で鈴木鼓太郎に勝利)。そして相手の芦野祥太郎選手。一回も勝ったことがありません。この王道トーナメントを見れば誰もがつわものという、一筋縄でいかない。そんなトーナメントだと思います。そこを1回戦、一回も勝ったことない相手、勢いをつけて突破できるかが勝負だと思います。そして相手がでかくても、僕は唯一のジュニア。体格的に劣る部分もありますが、俺は田村男児のスタイルを貫いて、真正面からぶつかって、ぶっ壊して勝ちたいと思います。そして緊張感、張りつめるもの。そういうものを意識して、この王道トーナメントを戦っていきます」
▼宮原「全日本プロレス宮原健斗です。前回の三冠戦で敗れ、さあ次、宮原健斗は何を見せるのか。その舞台が王道トーナメント。初戦の15日、浜松大会では宮原健斗vs鈴木秀樹。鈴木秀樹とリング上で触れたのは数10秒、数分のみです。正真正銘シングルマッチ初対決。この浜松ではヒリヒリした戦いになると思います。ただ、鈴木秀樹、勝つのは俺だ。そして相手のブロックで22日の準決勝に上がってくるのは、順当にいけば青柳優馬じゃないかなと思っています。そこで青柳優馬を倒し、そして反対ブロック、優勝決定戦の舞台に出てきてほしい人間がいる。それは安齊勇馬、お前だ。俺のこの2024王道トーナメントのテーマは三冠戦で敗れた安齊勇馬と青柳優馬を倒し、22日の舞台で優勝する。2024王道トーナメント、優勝するのは俺だ」
▼本田竜輝「昨年度準優勝ということで、去年決勝でこの王道トーナメントで敗れてから、あと一歩のところで俺はいつも手が届かなかった。そして今年、この王道トーナメント、9月14日、名古屋大会から青柳優馬を当たり前のように倒して、当たり前のように2回戦に俺が進みます」
▼青柳「青柳優馬です。7年連続1回戦敗退しているという、正直、笑うこともできないような汚名が僕にはついてます。なので今年から7年間は僕が優勝して今の汚名を返上し、青柳優馬=ミスター王道トーナメントとなるようなトーナメントにしたいと思います」
▼鈴木秀樹「プロレス界最高の男・宮原健斗をプロレス界・最悪の男・鈴木秀樹が倒します」
▼芦野祥太郎「王道トーナメント1回戦の相手が田村男児ということで、この試合はバチバチを超えた、その上のバチバチを見せたいなと思っています。今の全日本プロレス、メチャクチャ盛り上がってると思います。明るく楽しい、大いに結構。ただ、激しい、この部分で俺は生きていきたいと思いますので、この試合で男児と思い切りぶつかり合って気持ちのいい試合をしたいと思います。その先、それは男児との試合が終わったら考えます」
▼安齊勇馬「全日本プロレスの安齊勇馬です。自分は先月の立川で三冠ベルトを落として、それから試合もあったんですが、やっぱり三冠戦に比べると試合中は楽しいし、緊張もあるし、もちろん全力なんですが、心の底からプロレスが楽しいなって魂震わせてプロレスをしてる時がないなって思って。ただ、さっきの綾部蓮、宮原健斗の言葉を聞いて、この王道トーナメント、メチャクチャ楽しみになりました。自分はトーナメント形式の大会はプロレスラーになってから初めてなので、まず1回戦、綾部蓮、必ず俺が勝って、また全日本のテッペンまでいきます」
▼羆嵐「ハァーーー! 北斗軍の羆嵐です。もう俺の目には斉藤レイしか映っていない。ぶちかまします。よろしくお願いします。以上です」
▼斉藤ジュン「斉藤ブラザーズ兄の斉藤ジュンだ。待ちに待った王道トーナメントがいよいよやってくる。今回、俺は以前にシングルマッチで戦って負けたいろんなヤツらにキッチリと借りを返していきたい。それは1回戦目のサイラス、ヤツが最初だ。ヤツにシングルでの借りをキッチリ返してやる。話はそれからだ。今年の王道トーナメント優勝するのは誰でもない、この俺、斉藤ジュンだ。DOOM」
▼デイビーボーイ・スミスJr.「チャンピオン・カーニバル、今回のトーナメントを入れてシングルの大会は2回目の出場となる。結果を出すために厳しいトレーニングをしてきた。1回戦で当たる大森北斗、小細工をするみたいだが、そのうえでねじ伏せて、全日本に参戦している外国人の中で誰がイチバンか、オールジャパン最強ガイジンが誰であるかを知らしめてやる」
▼大森北斗「スミス、お前覚えてるか? 立川。一度、俺と握手をして仲間になったかと思ったら、お前は俺を後ろからバックドロップで投げたんだよ。最高にしびれたよ。俺は人生でな、失恋したことが一度もなかったんだ。だけど、あの立川のリング上で、あんな大勢の前で恥をかかされた…とは思ってないよ。最高にしびれたよ。俺も一回失恋したぐらいじゃあきらめないよ。しつこくしつこくお前に食らいついて、いや、この王道1回戦でお前を真正面からぶっ倒して、お前を北斗軍の7人目として迎え入れる。そして北斗七星は完成する。さらに、ついでにもう一つ。斉藤ブラザーズ、お前ら名古屋で初めましてするよな。そして1回戦、サイラスと羆嵐と当たる。言っとくけどな、このユニット対抗戦、始まったばかりだぞ。最終的にてめえらが持ってるものは全部、俺たち北斗軍が手に入れる。てめえらをタクシーに乗せてぶち込んでよ、宮城に帰らせてやるからよ。覚悟しとけ」
▼サイラス「ジュン、お前に言いたいことがある。立て! (ジュンが立ち上がると)今一番注目しているのはお前、斉藤ジュンだ。リング上で俺のすべてを使ってひねり潰してやる」
▼斉藤レイ「斉藤ブラザーズ弟の斉藤レイだ。今回の王道トーナメント、見ての通り本当にいろんなヤツらがいてシングルとしての力を示すいい機会になると思う。まず初戦を突破すれば兄・斉藤ジュンと2回戦で再び対戦をすることになる。まずはそのためにも羆嵐、お前をボッコボコにぶっ倒して初戦を突破して、バーベキューにしてやるぜ。楽しみにしてろ! そして北斗軍、お前らも一緒だ。ぶっ倒してやる。楽しみにしてろ!」
▼宮本「本来ならば諏訪魔さんが出る予定だったんですけど、ドクターストップがかかって代わりに出場します宮本裕向です。諏訪魔さんの代打ということで、諏訪魔さんとの思い出をここでしゃべりたいと思います。諏訪魔さんとはなかなか共通点がないように見えますが、実は自分も諏訪魔さんもバイクが大好きです。諏訪魔さんは僕にいろいろ教えてくれたことがあって、バイクに乗ってインカムをつけたら世界が変わった、バイクライフが変わったと。それを聞いて僕もインカムを買ったし、あの人、北海道をバイクで巡業回ったことがあって、その話を聞いて、自分も北海道巡業をバイクで回ったことがあって。諏訪魔さんには本当にお世話になったというか、いろいろ教えてもらった、プライベートの面で感謝している部分が多いんで。諏訪魔さんが率いるバカの時代、自分もインディー界隈でバカで通ってるんで、そのバカを全面に出してこの王道トーナメントに臨みたいと思います」
――過去7大会で1回戦敗退に終わっているが、三冠王者として臨む今年、心境の違いはある?
▼青柳「普段と変わらないですね。タイトルマッチもそうですし、タイトルマッチじゃなかろうとそうですし、トーナメントだろうとリーグ戦だろうと僕にとって意識は変わらないです。とにかく見にきてる人たちを思い切り楽しませること、プラスアルファ青柳優馬の試合で青柳優馬が勝って大会を締めて興行全体を満足のいく興行にすることが僕の使命だと思ってます。座長として頑張りたいと思います」
――宮原選手からリベンジを予告されたが?
▼青柳「それでいったら僕もリベンジしなきゃいけない相手いっぱいいるんですけど、僕も負けたくないので、王道トーナメント優勝したいと思います。チャンピオンとして出場するからには絶対負けることはできないし、タイトルマッチ以上の試合を一戦一戦みせます」
――第1回から出場しているのは宮原選手のみという状況に思うところはある?
▼宮原「何回目ですかね? 11回? 僕も何度か王道トーナメント優勝してますけど、今回11回目ということでおそらく歴史上、一番価値のある優勝になるんじゃないですかね。今回優勝するにあたって。たぶん今の全日本プロレス、僕の肌感覚だと、ここで優勝するかしないかで、この世界で上がれるか上がれないか、注目されるかされないか。雲泥の差で変わってくると思うから、俺も必死に優勝を目指して、またキラキラしたものを巻ける舞台にいきたいんで。必死にこの11回目の出場で優勝を狙いにいきたいと思いますね」
――シングル初対決となる宮原選手とこれまで触れてきて感じた強さはどこにある?
▼宮原「それを感じに浜松にいこうと思います」
――1回戦をともに勝ち上がれば2回戦で兄弟対決が実現するが、今回かけるものはある?
▼ジュン「まずは1回戦目で当たるサイラスなんだが、もちろん2回戦目で弟の斉藤レイと当たるとして、俺が勝ったら、当たり前だが、やっぱりビールを禁止、いやアルコールを禁止にしよう。受けるだろ?」
▼レイ「いや、お前、いったい何言ってんだ? ちょっとよくわかんねえ質問すんなよ、お前も。俺は受けるつもりねえぞ。なんだ? アルコールって。生きていけねえだろ」
――優勝すれば目標としている三冠王座が見えてくるが?
▼スミス「もちろんトリプルクラウンは俺にとって大きな目標だ。今回のトーナメント、タフな相手ばかりだし、技術、戦略、すべてを使って優勝するつもりだ。そして俺の中でこのトーナメントに優勝し、三冠王座に挑戦し、三冠チャンピオンになる。そのプランは出来上がっている」
――宮原選手からの決勝指名を受けて?
▼安齊「団体のエースっていうか宮原健斗からそう見られてるのはうれしいことですよね。11回出場で優勝経験もあります。でもやっぱり自分はまず1回戦の綾部蓮。そして三冠ベルトを巻きたい思いがあるんで、今はその思いが一番強いです」
――諏訪魔選手が欠場になったが気持ちの変化はある? また宮本選手から「バカ」発言があったが?
▼鈴木「知覚過敏で欠場した諏訪魔に関しては欠場しようと出場しようと気持ちは変わりません。どちらかというと欠場してくれてやる気が出てきた。空気がスッキリするという感じもします。宮本さん、バカです」
――諏訪魔選手の分もという思いはある?
▼宮本「(諏訪魔の声色を真似て)もちろんあるぞ。当たりめえだぞ、オイッ!」
――大型選手の多い王道トーナメントの印象は?
▼宮本「それはホントに自分の中でも挑戦という気持ちで。みんな自分より大きい人ばかりだし。その中で自分がみんなに勝るものは何かを考えた時、それを試合で存分に出して勝つことができればいいなと思います。わかったか? オイッ!」
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